DeepLが思い通りに翻訳しない!?④文末の呆れた…(絶句)の余分なピリオドに注意
DeepL はGoogle翻訳を超える翻訳精度を誇り、あまり手直ししなくとも使える文章を出力してくれますので、情報発信している方、海外の情報を直接入手している方はすでに重宝していると思います。
「DeepL活用まとめシリーズ」では使いこなしのための豆知識を紹介していきます。書きたいネタは結構ありますが、よい例に出会うまでは記事にしにくいため、良い例をまた見つけたときにその都度続編をかきます。
その④ 呆れた時の表現…(絶句)のピリオドを修正して翻訳精度アップ!
今日の例文はこちら。MistyG 🇺🇸🦅さんのテレグラムニュースチャネルWTMへの投稿から。
すごいですねーDeepL 先生はdEmOCrAcYをちゃんと民主主義と翻訳しています。このように大文字と小文字が混じっていてもなんとかなるようです。
しかし、dEmOCrAcYの後にピリオドが2つもありますね。呆れている…(絶句)という表現ですが、文法的にはピリオドは一つで良いです。余分なのをとって訳してみましょう。
ああ、こっちのほうが読みやすい良い訳ですね。でも民主主義がエモクラシーになりました。ヘンテコなdEmOCrAcYのニュアンスを汲んでいますw
やはり、中学生が書くような文法的にきちっとした杓子定規な文章を目指してちょいと手を入れてやることで機械翻訳はググッと改善したりしますね。
シリーズをここまで見てきたら解ると思いますが、英文法の基礎に忠実な文章ならばDeepL先生はいつもの優等生なのですが、ネイティブの崩れた表現にはスタイルにバラエティがありすぎて、機械学習用の訓練データが不足し、途端に未知の領域へと突入して、ご乱心してしまうのです。
なので句読点についてだけでも、英文法をしっかりと把握しておいて、ネイティブがそこからズレている場合は直してあげるとDeepL先生のご乱心の発作を止めることがかなり多いのです。
こちらによくまとまっているルールだけでも頭に入れて置くと吉です。