イベルメクチンは最強なのか?
いやー、皆さんしばらく記事が無くてすいません。
家族が風邪引いたなーと思ったら、一人二人と伝染して、みんな風邪ひいてしまいました。
一週間くらいみんな調子悪く、嫁はわりとコロナ脳なので、コロナテストまでさせられましたが、抗体テストでもPCRでも陰性で、ウイルス性のなんかの風邪でした。
ブースターを決めた夫妻のお隣さんにお邪魔すると風邪を引くということが、2月に二回あり、今回も直前にそこへ遊びにいったのでシェディングを疑っています。で、今回は長引いたのでロックダウンで自宅で働くための運動不足と不摂生な食事の偏りとから体力・免疫力が落ちていたのも有り得そう。
自分で食べるものを料理するのってだるーいからいつも同じになりがちで、野菜は食べてたと思うけど偏ってたのかなー。。。
私は回復したので、そろそろ復帰できるかなという段階です。
あー、自粛していた珈琲がうまひ・・・。
さて、私が死んでいる間にいろいろと紹介すべき記事が上がっています。
ネット界隈ではイベルメクチン万能説へ発展だがお医者はどう思うのか?
ネット界隈では大人気のイベルメクチンですが、私は知らなかったのですが、コロナ予防にとか、ワクチン薬害からの回復を目指して長い間常用している方が増えているようです。
しかし、12 mgを毎週続けるとかそんな使用法が勧められているのは私は見たことがありませんが、実際にそんな使い方をしている方がいるようです。
内海先生のイベルメクチン評
こちらのビデオで内海先生が言っていますが、イベルメクチンはメルクが絡んでいます。
私が見てきた感じでは、アメリカではファイザーがFDAを絡め取っている大ボスですが、ヨーロッパは多分メルクがその役割をしているんじゃないかという感じがします。
なぜネット界隈がメルクの薬を推奨しなければいけないのか?なんか変ですね。
内海先生はさらにコロナのような雑魚に「寄生虫のアホみたいな薬」つかうとか信じられんという評で、あまりイベルメクチンに好感はなさそうです。
まあネット界隈では二年前からコロナ対策として、そして最近ではなんでもかんでもイベルメクチンという感じでプッシュされています。大手メディアも製薬業界もコロナ対策として推進しているのです。
確かにピンポイントで短期間(3週間程度)使う分には効いた!副作用なしみたいな事例も多数あると思います。
私もデルタ株がインドで発生し、驚異的な広がりを見せていた2021年5月あたりにインド政府がイベルメクチンを配布して予防的に国民に使わせたのを見ており、あれは大成功だったと思っていたのでイベルメクチンには好感があったのです。
あれも、爆発的な感染があった中で3週間くらいの使用で感染を遅くするという使い方だったと見れば、ありな使い方かもしれませんし、ワクチンの緊急使用許可の申請に必要な条件である「他に有効な治療、防止法がない」という条件をぶち壊しますので、イベルメクチンは賢く使えば素晴らしいというのはいいと思います。
でも次の中村先生の評をみてもらえば万能薬じゃないし、安全性もそこまで高くないと考えた方が良さそうとわかります。
中村先生のイベルメクチン評
中村先生が仰っているように、イベルメクチンにはタンパク質合成を抑制する作用があり、長期間使用すると必要なタンパク質も足りなくなってしまいますので、健康被害に繋がります。
気になるのが
と中村先生が仰っているのが、ワタシ的にはピコーンという感じでした。
アトピー持ちの方とかご存知でしょうけど、ステロイド剤とかって一時的には症状が良くなるけど決して根本的には治らないので薬に依存してしまうことになり、出費が続き、どんどん薬も効かなくなり苦しみ続けることになります。
製薬会社にとって患者さんはお客様です。直してしまうとお客様ではなくなります。なので、製薬会社にとって最善の薬は「症状を軽減するが治さないもの」です。
メルクとしてもイベルメクチンは特許が切れていて儲からないかもしれないが、長期間つかって頂くと別の病気になり、そこから別の儲け話になりますよね。
昔からワクチンの薬害に取り組んでくれていた中村先生や内海先生はイベルメクチンに消極的であること、メルクが絡んでいること、ネット界隈で「ヒドロキシクロロキン+亜鉛」よりもイベルメクチンばかりプッシュされてきた経緯などを考えると、イベルメクチンマンセーな流れにはちょっと疑問を持たざるを得ません。
結局、西洋医学は出た症状に細かく対処して行く感じですが、東洋医学は医食同源みたいに病気の原因を除いていき、本来の免疫力を回復する方向で直しますけど、イベルメクチンは「臭いものにはフタをしろ!!」てきになんでも症状を一時的に抑えることは出来ても病気の原因になっているものには対処してないんじゃないか?という印象を持ちました。
私は医者じゃないので、私の印象なんてあまり意味はありませんが、中村先生みたいなしっかり勉強しつづけて見聞を広げている医者の方が過信しないように警鐘を鳴らしているわけで、ちゃんとその意味を考えて、むやみな使用は控え、必要ならピンポイントに限るべきだと思いました。
森井啓二先生のイベルメクチン評
で紹介されていた森井啓二先生がまとめたイベルメクチンの問題点が参考になります。詳しくはぜひ中村先生の新しい記事を読んでほしいですが、要は「アミノ酸の細胞内の正常な流れを止める」ことでウイルスも増えられなくなるが、同時に必要なタンパク質の合成にも支障がでるのは当たり前なわけです。これが中村先生も指摘してたタンパク質合成阻害の問題の機序ですね。
やっぱり短期的にウイルスや寄生虫を排除したらすぐに使用を中止しないとヤバそうですよね。
元ネタが掲載されているブログには
ともあります。そこから先生は
と書いているわけです。脳への障害はなかなか戻りませんから、やっぱり慎重になったほうがいいかもしれませんね。とはいえ無脊椎動物のグルタミン酸作動性チャネルに選択的とあるのは、もしかしたら我々脊椎動物のいろいろなチャネルとは相互作用なし、もしくは少ない可能性もなくはないんですけどもね。しかし、たいていは弱めながら何らかの親和性があるもので、しっかりこの点の安全性が確認されていない以上警戒すべきですね。
関根先生のイベルメクチン評
というわけで、オミクロン以降は予防にすら効かないらしいです(´;ω;`)。
タンパク質阻害の弊害をおしてまで、予防に飲んでいても尾身クローン株には感染しちゃうって・・・。
大村先生のイベルメクチン評
イベルメクチンでノーベル賞の大村先生も、副作用が少ないのは12 mg程度を一度飲むだけで効果があるからと仰っていますね。米国の医師のグループFLCCCのメタ解析からコロナの初期症状に有効なのもはっきりしていますので、その上で「感染したらイベルメクチン」という立場のようです。
ワクチン後遺症についての使用は?という質問にはまず射たないという立場を最近は取られているようです(森と泉先生のコメント欄をご覧ください)。
パイロン先生もイベルメクチンにはフラットな対応
不当に叩かれている面もあり、持ち上げる人は賛美しすぎているかもしれないという少々両極端に行きがちなイベルメクチンですが、持ち上げるでもないし、不当に批判されていれば正すパイロン先生のように是々非々でやっていくのが一番正しいですね。
インド政府が使ってたときにも、東京都の医師会が使用許可を求めていたときもまったくイベルメクチンの話をしないパイロン先生をみていて、素人目ではなんで黙っていたのか私にはさっぱりわかりませんでしたが、やっぱりお医者からみるとコロナ対策としては行き過ぎに見えたのでしょうね。ようやく腑に落ちた気がします。
関係ないやつ
トム・ブライアーさんというラグタイムがうますぎる人が初見でゲーム音楽をひかされるコーナー。動画の詳細に楽譜PDFにリンクあるんですが、そっちをみると結構簡素になっていて、あの爆発的な装飾はどっから来たんや?と思うとトムさんが即興でつけているのですね。化物ですw
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