見出し画像

再会

全ての出来事は必然やと思います。
偶然って思うことも多いけど、
それは絶対に違うと思う。
最近、つくづく思う。

なにかの歯車で動いていて、
どこかのタイミングで噛み合う瞬間が訪れる。
人それぞれの人生があって、大きさもスピードも違う歯車
でも、それが噛み合う瞬間。
それは絶対に運命ではなく必然やと思う。

でなければ、俺の今の仕事は存在しない。

人との出逢いも、別れも必然だったような気がする。


ある日、携帯が鳴った。

出ると、懐かしい声。
サラリーマン時代から独立してしばらくまで
徹底的にサポートしてくださったKさん。
父親はSONYの創業時のメンバー。
由緒正しい家系の方。

「実はさ〜、祖父の本を出すのよ〜」

は??
祖父は日本の教育を支えてきた凄い方だったという事が
わかって、実家に戻って倉庫を調べたら出てくる出てくる、
正岡子規との出逢いとか、
昭和天皇とのお付き合いとか、
まぁとんでもない日記や書類が出てきた。

Kさんの奥さんは児童文学の作家さん。
で、奥さんが執筆し、3年の取材と執筆を重ねて
晴れて出版が決まったという事でした。
で、ここからが相談の話。

本はできるんだけど、映像化もしたいなぁと。
それで、誰か映画監督知らない??
って事だった。

はぁ?
映画監督??

いるなぁ〜。
映画監督。
たまたま松竹の仕事を頼まれていた関係で、
山田洋次監督とは繋げられる。

ちょっとある有名女優さんに相談した。
「山田監督にこの本の映画化をお願いしたいのですが、
どう思いますか?」

「うーん、あまりオススメしないですね。」

理由はちょっとここでは書けませんが、
ある理由で諦めた。

で、次に直接連絡取れる映画監督。
すぐに連絡をした。
現在、3本の映画を抱えているらしく、
めっちゃ忙しい感じ。
でも、原作のデータを送った。

すぐ返事が来た。

「野木さん、俺みたいな監督が撮る題材じゃないよ」

崇高すぎて、荷が重いという事でした。
残念。。。。

では、テレビ関係だったらどうやろうか?

そこで、ある放送作家さんに電話した。

「おもしろいですね〜、原作読ませてください!」

で、ここからがちょっと大変だった。。。

(つづく)


いいなと思ったら応援しよう!