ピアス貫通式記録
日付が6日に変わって間もなく、20代半ばにして初めてピアスを開けた。
正確には、妹に開けさせた。
耳たぶに穴を開けるに至った理由は幾つか。
代わり映えしない日々に飽き飽きして久しいのと、肉体改造(主に筋トレ・医療脱毛・パーマ)に少しずつ手を出し始めておりピアスにも興味が出たこと。
極め付けは少し前にヨシダナギさんの写真展を訪れた際の、被写体であるアフリカの人々の耳の装飾の美しさ!
頭の先からつま先、耳の先まで誇り高く飾られた彼らを見ていたら、貫通欲(?)が刺激されて仕方なかったのだ。
あとはもう勢いでピアッサーを購入して、それでもいざ使おうとしたら自分じゃ緊張のあまりにやけて集中できない。やはり末広がりの8個も開けている妹に任せることとなる。
第一投は右耳。
カション、という音とともに一瞬ピリッと静電気が走るような、そんな痛み。
余裕を持って左耳。
い、いてぇ。
右よりずっと大仰な音がして耳がキーンとなる。貫通しました、と言わんばかりにピアス周辺がズンズン痛む。思いっきり爪を立てられているような。
鏡を見るとなんとなく、真っ直ぐではないような。
左右で違いすぎて仕上がりが若干不安ではあるけれど、妹と久しぶりに笑い合って楽しかったのでまぁいいか、と思う。珍しく仲良さそうな姉妹でした。この歳まで勿体ぶってたわりに、貫通式は呆気なく終了。
明日の朝はどんな気持ちで目が覚めるだろう。耳の不快感が勝るかな。