【地方競馬研究】2024年八戸1歳馬市場 回顧
地方競馬研究
八戸1歳馬市場が実施されました
実際のセリの様子はYoutubeに記録として残っています。
リアルタイムで見ておりましたが、九州市場と比較すると全体的にやや低調な動きでした。
八戸市場に関しては少し前に概観記事を記載いたしましたが、確かに地方向きの馬は多くなく、とはいえ芝で走らせるには難しい血統も多かったので、致し方ない場面もあるかもしれません。
最高価格馬
今回のセリの最高価格馬はショウリダバンザイの23でした。
生産のタイヘイ牧場様は過去にサニングデールやシルポートなどを輩出しています。
ショウリダバンザイの23の血統分析(地方競馬的)
ショウリダバンザイの23は2024年に初年度産駒がデビューする種牡馬です。
競争成績としては
・19年スプリンターズステークス(G1)
・19年セントウルステークス(G2)
・19年京王杯スプリングステークス(G2)
など1200mから1400mの重賞で活躍しました。
種牡馬になってからは種付け料150万円で年間130頭から150頭ほどを種付けしているようです。
中央競馬でも既に産駒はデビューしておりレイピアが新馬戦2着の後の未勝利戦で1着と産駒初勝利を挙げています。
母父はプリサイスエンドと地方競馬でも馴染みのある血統です。
昨年の地方競馬BMS勝利数ランクでは45位につけています。
タフな母父ではありませんが、コンスタントに勝ち星を挙げられる傾向にあり、タワーオブロンドンが短距離馬なのもあって一定程度の地方競馬での活躍が見込めます。
ただ今回の購買者はノルマンディーファーム様なので、おそらくはクラブ提供馬になるのでしょうね。
ノルマンディーホースクラブが地方馬を募集していたか記憶にはないのですが、今年のタワーオブロンドン産駒の傾向を見て、芝デビュー前提で調整してくるような気がします。
まとめ
簡易な振り返りでしたが、セリの後半になって1000万円超える落札があって、全体的には静かだったものの見どころのあるセリとなりました。
なお先日筆者がおすすめした上場馬は
・スパンコールの23:330万円(税込)で落札
・ナリタメロディの23:55万円(税込)で落札
となりました。
後者の方は地方競馬で走らせることを考えると非常に妥当な値段であるようにも思われます。
将来に期待したいですね。