見出し画像

ソロキャンプやってます

デイキャンプを始めた時は、泊まりなんて無理と思っていました。
テントで寝るなんて不用心だしなんとなく怖い。

キャンプをやってみたいと思ったのが8月。
はじめて恐る恐るデイキャンプに行ったのが12月。
そして最初の1泊2日のキャンプは2月の終わり頃でした。

意外と沼に落ちるのは早かった。

きっかけは、ある日のデイキャンプでした。
そこはデイでも陽が沈んだあとまで滞在ができたので、夜のキャンプ場を初めて見ることができました。
そしてその昼とは全く違うキャンプ場の雰囲気に、とても心惹かれたのです。

さっきまでの喧騒から静寂へと移り、
暗くなったから余計になのか、波音や、風で樹々が揺れる音が響きます。
点々と離れて張られたテントから漏れるランタンの灯り、
風で何かが旗めく音と、焚き火の炎と薪の爆ぜる音、におい。

たぶんこの時に、自分もキャンプで泊まってみたいと思ったのです。

そこから、どれほど悩むんだろうというくらいに悩ましくも楽しいテント選びをし、マイナス30度まで適応と表記された海外シュラフの薄さに不安を覚えながら、着々とキャンプを計画していきました。

絶対に悲しい思い出にしたくないと思ったので、
今ではとても一人では泊まらない高規格の絶景サイトを予約しました。
これでいざとなったら車がある。電源もある。
管理人さんも連絡がつく。

天気はわからないので雨だったらどうしようかと思っていましたが、
幸いお天気に恵まれました。

初キャンプはもちろん想定しないことだらけでした。
テントの設営に2時間かかり、
焚き火も風が強くて安定しないため焼肉は焦げるばかり。
夜は全く寝付けないし、
撤収だけでも2時間くらいかかりました。

それでも
今日はここに泊まるんだ!と決意を固めて飲んだ青鬼ビールは、
今でも美味しかったビールランキングに入るほど美味しかった。

焚き火しながら、ぼーっと夕陽が沈むのを眺め、
変わっていく空と海の色を見つめ、波の音を聞く。
ああきっとまたキャンプに来るなと確信していました。

もともとアウトドアな趣味が全くなかったけど、
いまはすっかりキャンプ沼の永久ビギナーです。

ひとりで始めた趣味なので、基本はソロキャンプ。
誰にとも言えないままではありますが、
ちまちまとここで、大好きなキャンプについて語っていけたらと思います。