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1泊2日の弾丸ツアー、政府の補助金を活用して静岡を堪能できました! (その3)

静岡と東海道の(カンタンな)歴史

今回、静岡、といっても新幹線の停車する静岡駅周辺と清水、焼津を1泊2日という日程で回り、小旅行にすぎなかったのだが、印象的だったことのひとつは、今年のNHK大河ドラマで描かれている、徳川家康、番組名「どうする家康」(主演:松本潤さん)のポスターが至る所に貼られていたことだ。

その徳川家康が生涯で最も長く住んだのが静岡であるという。織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康の3人は戦国時代の名将として学校の歴史でも習ったことはもちろんであるが、TVドラマやこの3人の性格の違いなどから対比して語られることは多い。

宿泊先のホテルロビーに飾られたいた甲冑、その説明

織田信長は本能寺の変で自害し、秀吉は大阪で一度は天下を取ることに成功する。家康は、その当時の「田舎」であったはずの東の地、江戸幕府を開く。事実、その当時の江戸には、家は100軒程度しかなかった、とのことであるが、以降、江戸はみるみる発展していく。

家康の本城である江戸と朝廷や秀吉の居城のある京都、大阪との連絡を迅速に行うために整備されたのが東海道であり、静岡はその沿線に位置していることから宿場町としても栄えたのであろう。

時はすぎ、現在は新幹線が通り、熱海や伊豆、三島を通り新富士といった沿線から少し足を伸ばすとサファリパークや、水族館、フラワーパーク等々様々な観光地、レジャー施設が多く存在する。やはり、東京から新幹線で1時間ほどの地の利が、関東の1都3県より多くの人を呼ぶのに簡便であるからであろう。

東京から新幹線でほんの1時間の移動で、山あり海ありの自然豊かなこの静岡に訪れることができる。しかしながらこの便利さゆえ短い旅行が叶うことと対比して、もう少しゆっくりと、たとえば東京から静岡までゆっくりと鈍行列車に乗ってゆったりと旅を楽しめるのではないか、と思うのは自分だけであろうか?(ただ、それを自分がやると六角精児さんの’呑み鉄’的になる恐れは否定できない、笑)
 
今回の旅行で思ったこと
 
静岡、ということばから連想されるのは、「お茶、みかん、富士山、伊豆」などといったキーワードであろうか。以前テレビ番組で、静岡県民は‘健康長寿’である、というテーマで放映されていた。

静岡県民は頻繁に緑茶を飲む、という内容から、老若男女問わず緑茶を習慣的に好んで飲んでおり、さらには、静岡県のいくつかの小中学校では、水道の蛇口からは緑茶が普通に出てくるという内容であった。これが本当なら驚愕である。

風光明美な土地で、東京からのアクセスもよく、健康でいられる、というのは何よりもの幸福、と言っても過言ではないであろう。

今回の短い旅のなかで印象的であったことのひとつは、女性が元気である、ということだった。行く先々で女性がいきいきと働いており、皆、親切で、ホテル、飲食店、土産物店などで接客してくれる様子もフレンドリーでありながら礼儀正しく、誠に気持ちの良いものであった。


静岡駅売店で売っていた緑茶ハイ

これも「健康長寿」に結びつくおおきな要因であることは間違いないであろう。是非また近々、この次はもう少しゆっくりと静岡を訪れてみたい。


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