サーモグラフィーで筋かいを探すときの注意点
こんにちは。
最近は、断熱材の充填などをチェックするために、サーモグラフィー持っている事業者さんも多いようです。そして一般の方も。
私が宣伝したこともあり??、HIKMICROのサーモグラフィーが耐震診断や筋かい調査のため、かなり売れたようです(嘘。私のおかげではありません)。高性能なのにあの価格だから売れても不思議ではないんですよね・・・。
しかし、サーモグラフィーは熱の差を視覚的に見るものなので、必ずしもきちんと調査できるわけではないのです。それを理解したうえで、購入し使えば強力なツールになるのです。
サーモグラフィーで筋かいを調査
正直、旧耐震の木造住宅であれば、外壁はかなりの確率で発見できます。それでも日の当たり具合、季節、温度差で、難しい場合もあります。もっとも設定はきちんと行わないと検出率は大幅に下がりますね。内壁は温度差を意図的に作ると非常に発見しやすくなりますが、風通しが良く温度差がない場合は、絶望的な場合もあります。
発見しにくい条件
その1 外壁で、外側に室内側ではなく外側に面して筋かいがあり、その室内側にグラスウール、ロックウールを施工している場合
その2 内壁で、胴縁仕様で仕上げ材の下に胴縁があり、その奥に筋かいがある場合 筋かいが外壁、内壁とも接触していない場合
その3 内壁仕上げの上に、額縁や張り紙などが多いもの。大きな面が確保できないもの
などです。とりあえず、サーモグラフィーを買ったら何でも発見できると思ったら大間違い!ということは知っておいてください。
では、上記のような場合に、どのように調査すれば確率があがるのでしょうか?もちろんより性能の高いサーモグラフィーを使う事で確率を上げることができます。実際FLIRのC3(4800万画素)からHIKMICRO B10(49000万画素)に変えたら、一気に発見率があがりました。しかしB10でも発見できない場合もあるので、やはり工夫が必要です。
以降は有料記事となります。興味のある方はご覧ください。決定打ではありませんが、多少は確率が高くなります。
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