ルミカライトは天井裏など狭くて暗いところの調査に使えるか?
コンサートや、露天などで人気のサイリウムを使った光る棒。ライトスティックとか、光る棒とかいろんな名前がありますが、電池を使わずに一定時間光るので、キレイで人気があります。もっとも新型コロナのせいで、余り見かけなくなりましたが・・・。
耐震診断などの現地調査で、狭い暗い部分の調査は大変です。私もファイバースコープのようなものを試験的に導入しましたが、カメラ性能が低く、思ったところに向かないなど欠点も多く、本格的には活用できませんでした。
そこで、そこまで狭くないが調査しにくい、床下とか天井裏(広い小屋裏は除く)を、効率的に調査できないか?考えてみました。
今回考えたのは、3m自撮り棒+360度カメラです。これなら方向を気にすることはないですし、直線上なら調査するのは簡単です。insta360 ONE X2などは比較的暗所でも写りますので、あとはライトの問題になります。やはりカメラは明暗の激しいのは厳禁です。なのでほのかに明るく、影ができにくくて、軽くて・・・と意外と条件が難しいのです。
そこで、このサイリウムを使った光る棒の登場です。
さすがに、祭りなどのものは、暗いので評判の高いルミカライトの防災用簡易ライトを使って見ました。これは10時間以上もつうえ、電池も不要。比較的明るいものです。これを3m自撮り棒に取りつけます。
まずはTHETA SC2を3m自撮り棒に取りつけ、このように輪ゴムで自撮り棒にルミカライトを取りつけました。これなら360度のレンズから死角になり、まぶしさも減るのでは?と思いました。
THETA SC2をスマホで操作して、くらやみで撮影したもの。自撮り棒も写らず、ルミカライトの光源も最低限となっています。暗いながらに、コンクリートの質感なども良く写っています。360度画像の一部を切り取った画像ですが、十分実用になります。明暗が少ないので暗いわりに情報のロスが少ないのがポイントです。静止画調査なら、THETA SC2も捨てた物ではありません。
Insta360 ONE X2で動画でも試してみましたが、距離が遠い部分は暗くなりますが、意外とディテールは損なわれず、調査には使えることがわかりました。ルミカライトを2本にすると、更に明るくなりますが、今度は明るい部分が明るすぎで明暗部が潰れやすくなります。用途次第では2本にしたほうが良いかな?と思いますが、意外にもルミカライトが明るく、カメラにもあっているような気がしました。
薄型LEDタイプも実験して見ました。今度の耐震診断で両者を投入して、もう少しデータを取ってみたいと思っております。
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