2025年の改正建築基準法のN値計算法 その4 計算の実際 平屋の場合2025
↑その1から読みたい方はこちら
では、2025年改正の場合はどうか?やってみましょう。前回、
N=A1×B1-Lより、出隅の柱は
N=2.5×0.8ー0.4=1.6
その他の柱(耐力壁の隣が開口)は
N=2.5×0.5ー0.6=0.65
耐力壁が両方にない柱は
N=0×0.5-0.6=-0.6
という結果を、2階の横架材間高さを3mとして計算してみると
N=(2.5×0.8ー0.4)×3÷2.7=1.77
N=(2.5×0.5ー0.6)×3÷2.7=0.72
N=0×0.5-0.6=-0.66
となります。耐力壁のないものは議論しませんが、上の2つはN値が大きくなっています。N値が大きくなるということは、引き抜き力が大きくなり、必要金物が大きくなるということです。最近では3.2mくらいの階高が当たり前のように出てきていますから、影響は大きいかと思います。階高設定は最後にいじることが多いので、
・最初はかなり大きめの横架材天端間高さを設定して計算する。
・出力のときもある程度大きくし、計画変更などに備える
などの対応が必要かもしれません。
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