小学生でもできる木造住宅の壁量計算 第2回 壁量計算のしくみ
壁量計算はどのようなしくみなのでしょうか?
建物が地震で倒れるのはなぜでしょう?横から来る地震の力が、建物の地震に耐える力を上回ったからです。それを計算でだすには、
建物が地震に負けない強さ < 建物の耐力壁の強さの合計
となります。
「<」という記号は、左側よりも右側のほうが大きいという意味です。「>」だと、逆になり左側よりも右側のほうが小さいという意味になります。
壁量計算は、「建物が地震に負けないための強さ」と「建物の耐力壁の強さの合計」を求めて、くらべてみるとよいことがわかりますね。
ちょっと待った!横からの力で怖いものは他にもありますよね?風です。風で建物が倒れるの?と思うかもしれませんが、台風など強風は怖いものです。というわけで、壁量計算は風に対しても検討します。建物の強さは地震のときと同じなので、「建物が風に負けないための強さ」を出す必要があります。
「建物が地震に負けないための強さ」と「建物が風に負けないための強さ」は、簡単に出せるルールがあります。次回はそれを解説します。
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