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VRMFrontViewを使った配信、録画画面作成

Cafe Playsさん作のVRMFrontViewというソフトウェアを使ったVRゲームの配信、録画画面の作成方法解説です

使用ソフトウェア
VRMFrontView(Cafe Playsさん作)

バーチャルモーションキャプチャー(あきらさん作)
※pixivFANBOXの有料版が必要です

LIV

OBS Studio 30.2.3


1.LIV導入

SteamからLIVをインストール
LIV の General Settings を選択
LIV SteamVR Driver INSTALL をクリックしインストールする
完了後LIV終了

LIV Steam VR Driverインストール


2.バーチャルモーションキャプチャー起動

バーチャルモーションキャプチャを起動
コントロールパネル 詳細設定 をクリック
OSCでモーション送信を有効にする にチェック
AddressPort はデフォルト(127.0.0.1、39539)でも大丈夫

コントロールパネル
OSCモーション送信を有効にする

コントロールパネル の キャリブレーション をクリック
キャリブレーションをする

ばもきゃでキャリブレーション

3.VRMFrontView起動、設定

3-1.VRMFrontViewを起動する

VRMFrontView

3-2.ポートチェック

Avatar タブから VMC Port In がバーチャルモーションキャプチャーのOSCモーション送信を有効にするのポートと同じかチェック
バーチャルモーションキャプチャー、VRMFrontViewともにデフォルトで大丈夫

VMC Port Inのチェック

3-3.背景、床用画像格納

背景や床に使用したい画像をVRMFrontViewインストールフォルダ直下のPictures に格納
背景には.mp4も使える

背景、床画像格納先

3-4.背景設定

Enviroment タブで以下を設定

  • Background Type
    Night Star SkyboxやRedなどの単色、透過のTransparent、HorizonSkyboxがある
    Background Pictureを使わないときに選択

  • Background Picture
    3-3で格納した画像を選択

  • Size、Y Position
    サイズと高さの調整ができる

背景設定

3-5.床設定

Enviroment タブで以下を設定

  • Floor Picture
    3-3で格納した画像を選択

  • Size
    Floor Pictureのサイズ調整

  • Allow Transpearency
    チェックを付けると影なし、チェック外すと床に影がつく

  • Dance Floor Type
    Floor Pictureを設定しない場合に選択
    Audio Linkを設定すると音に合わせて点滅したり、踏んだ場所の色が変わる床などがある

  • Size
    Dance Floor Typeのサイズ変更

  • Ground Type
    ミラーやFloor Pictureを使わないときに床なしにしたりできる

床設定

3-6.アバター設定

Avatar タブでアバターのサイズや向き、高さを調整できる

  • Allow VMC Avatar Scaling
    アバターの大きさをバーチャルモーションキャプチャーと同じにする場合チェック

  • Avatar Scale
    アバターの大きさ調整

  • Avatar Rotation
    アバターの左右の向き調整

  • Avatar Y Position
    アバターの上下の位置調整

  • Blendshape Override
    アバターのBlendshapeを固定できる
    チェックを入れてバーで調整
    複数チェックするとチェックした表情が合成される

アバター調整

3-7.カメラ位置調整

左上の Hide Panel クリックし、パネル消去した後マウス、キーボードで調整
パネル再表示はマウスカーソルを左上に移動した際に表示される四角をクリック

  • カメラの画角調整
    左クリック+マウス移動
    カメラ位置は動かない

  • ズームイン、ズームアウト(FOVの調整)
    右クリック+マウス上下移動
    マウスホイール

  • カメラ位置移動
    マウスホイールクリック+マウス移動

  • カメラ位置リセット
    パネルのReset Cameraクリック

パネル非表示
パネル表示
カメラリセット

3-8.カメラ設定

Camera タブでカメラの調整ができる

  • Camera Mode
    No Followで固定カメラ、それ以外は下のFollow Targetを基準に追従するか設定できる

  • Follow Target
    Camera ModeがNo Follow以外の場合の基準

  • Rotation Speed
    Camera ModeがNo Follow以外の場合のカメラの速度

  • Camera FOV
    Field of View(視野角)の設定

  • Profile
    現在選択中のProfile名

  • Create、Load、Delete Profile
    カメラProfileの作成、読み込み、削除ができる
    保存できるのはカメラの位置、角度、FOV
    カメラ位置、角度を変えてCreateで新規Profile作成。名前は自動
    上のProfileで選択後、LoadでProfile読み込み
    上のProfileで選択後、DeleteでProfile削除

カメラ設定

3-9.アバターの足埋まり調整

ワールドの高さ調整と、アバターの高さ調整がある
アバターの高さ調整は 3-6 参照

  • ワールドの高さ調整
    Enviroment タブの World Height で調整

ワールドの高さ調整

3-10. 設定の保存

設定が終わったらパネルの Save をクリックして設定を保存する

4-A.LIV(アバターなし)とVRMFrontViewでOBS画面作成


4-A-1.VRMFrontViewの画面をOBSのソースに設定

OBSのソースからゲームキャプチャを追加し
モード 特定のウィンドウをキャプチャ
ウィンドウ [VRMFrontView.exe]: VRMFrontView
ウィンドウの一致優先順位 ウィンドウのタイトルに一致する必要があります
に設定

OBSシーン追加
ゲームキャプチャを選択
モード、ウィンドウ、一致優先順位の設定
ソース設定完了

4-A-2.LIV起動

LIVを起動
Virtual Cameras & Avatarsを選択
START VR CAMERAS & AVATARSをクリック

LIV起動

OUTPUT選択
ResolutionをOBSのキャンバスサイズ、FPSとMonitorを表示するモニターに合わせる

OUTPUT設定

4-A-3.LIVアバター非表示設定

HMDを被りSteamVRの画面でLIVをクリック
※画像の位置にボタンがない場合は足元のLIVの文字に緑ドットを合わせるとLIVの文字が緑になり正面にウィンドウ開く

SteamVR内 LIV起動

正面のAvatarクリック
画面左のVisibillityのAvatar Legs Headのチェックをはずす

アバター非表示

4-A-4.LIVカメラ設定

正面のCamera1をクリック
Selfieを選択

カメラ設定

カメラの位置を変更する場合 Selfieの場合は後ろにあるカメラを操作する

カメラ位置設定

カメラの角度、焦点(?)を変更する場合カメラから伸びてる点線の先の×を操作する。

カメラ角度設定

カメラ位置、角度を数値で設定したい場合は
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\LIV\App 配下にある バージョン名.jsonを開き書き換える

この説明通りの場合
"Name": "LIV Default"
を検索し、その下の
"fieldOfView"
"cameraPosition"
"cameraTargetPosition"
を書き換える

4-A-5.LIVからゲーム起動

LIVの画面から
CAPTUREを選択
AUTOを選択
プルダウンから起動するゲームを選択
SYNC & LAUNCHで起動

LIVからゲーム起動

4-A-6.LIV OUTPUT画面をOBSソースに設定

OBSのソースからゲームキャプチャを追加し
モード 特定のウィンドウをキャプチャ
ウィンドウ [capture.exe]: LIV Output
ウィンドウの一致優先順位 ウィンドウのタイトルに一致する必要があります
に設定

LIV Outputをソースに設定

4-A-7.完成画面

ソースでVRMFrontViewが上になるよう順番を設定したら完了

完成したOBS画面

4-B.LIV(アバター合成)とVRMFrontViewでOBS画面作成

4-B-1.VRMFrontViewの画面をOBSのソースに設定

OBSのソースからゲームキャプチャを追加し
モード 特定のウィンドウをキャプチャ
ウィンドウ [VRMFrontView.exe]: VRMFrontView
ウィンドウの一致優先順位 ウィンドウのタイトルに一致する必要があります
に設定

OBSシーン追加
ゲームキャプチャを選択
モード、ウィンドウ、一致優先順位の設定
VRMFrontView ソース設定完了

4-B-2.バーチャルモーションキャプチャー設定

コントロールパネルの詳細設定をクリック

詳細設定

VMTインストールの インストール をクリック
有効にチェック(右のNoを覚えておく。デフォルト50)
LIV向けexternalcamera.cfgの書き出し をクリックし保存。LIVで読み込むので保存場所は覚えておく

VMTインストール、設定

4-B-3.VRMFrontView設定

Camera タブを選択 Enable NDI for VMC Camera のチェックをいれる

Enable NDI for VMC Camera

4-B-4.LIV設定

LIVを起動
Mixed Reality Captureを選択、START MR をクリック

Mixed Reality Capture

CAMERA を選択、Add をクリックしカメラを追加する

カメラ追加

TypeLIV Camera for iOS(NDI) を選択
Device(VRMFrontView) となっているものを選択
ProfileName に名前を入力

追加カメラの設定

CALIBRATION を選択
Details にチェック
Import をクリック
From file をクリックし 4-B-2 で書き出した externalcamera.cfg を読み込む

カメラのキャリブレーション

読み込みに成功したら OK をクリック

読み込み成功

Detailsが下画像のようになっているかチェック
TrackerVMT_xx VMT_xxとなっているものを選択。xxは4-B-2でチェックした有効の右のNo
SAVE をクリックし保存

OUTPUT選択
Resolution をOBSのキャンバスサイズ、FPSMonitor を表示するモニターに合わせる

LIV Output 設定


4-B-5.LIVからゲーム起動

LIVの画面から
CAPTURE を選択
AUTO を選択
プルダウンから起動するゲームを選択
SYNC & LAUNCHで起動

LIVからゲーム起動

4-B-6.LIV OUTPUT画面をOBSソースに設定

OBSのソースからゲームキャプチャを追加し
モード 特定のウィンドウをキャプチャ
ウィンドウ [capture.exe]: LIV Output
ウィンドウの一致優先順位 ウィンドウのタイトルに一致する必要があります
に設定

LIV Output ソース設定

4-B-7.画面完成

ソースでVRMFrontViewが上になるよう順番を設定したら完了

画面完成

4-B-8.LIV Output画角変更

LIV Outputの画角を変える場合はバーチャルモーションキャプチャーのカメラを操作する

コントロールパネル の カメラ タブを選択。カメラの種類を選ぶ
今回はフリー

ばもきゃカメラ
  • カメラの画角調整
    右クリック+マウス移動
    カメラ位置は動かない

  • ズームイン、ズームアウト(FOVの調整)
    マウスホイール

  • カメラ位置移動
    マウスホイールクリック+マウス移動

5.2回目以降の起動順

上記4までは初回設定なので2回目以降は下記順番で起動すればよい
OBS等録画、配信用ソフトはいつ起動でも大丈夫

  1. SteamVR起動

  2. SteamVRでトラッカーの割り当て確認

  3. トラッカーのキャリブレーション

  4. バーチャルモーションキャプチャ起動

  5. バーチャルモーションキャプチャーでキャリブレーション

  6. VRMFrontView起動

  7. LIV起動

  8. LIVからVRゲームの起動

6.注意事項

VRMFrontView、バーチャルモーションキャプチャーともに設定を変更したら保存するのを忘れずに

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