#26 お世話→対話になってきた、3歳男児との生活
こんばんは。
はじめて夜にNOTEを書きます。
今日は子育ての記録。
・・・
うちの息子は繊細な方だと思う。
3歳。男子。
自分の意志がかなりはっきりあって、
嫌なものはいや。
好きなものは好き。
着るものも食べるものも自分で選んだものしかだめ。
やらされるのが嫌。
嫌がり方も尋常じゃない。
発狂して1時間どころでは収まらない。
(3歳児検診さえ、小児科にお断りされ、違う小児科に行っても、病院にいた3時間ひっきりなしに泣きわめき、周りのお母さんからの同情?の視線を集めたのは我が家です。)
なんとなくの直感で、ここが勝負どころな気がしています。
いま、育児だったり彼との対話を怠ったら、彼との関係性が構築できない気がする。
そんな日記です。
※以下、
『』は息子氏の発言
「」は私か夫の発言
<>は小児科の先生ひろしの発言です。
熱発3日目!病院に行く前
病院が大嫌いな息子。
でも騙して連れて行くと、もっと悪いことになると学んだので、
今日はきちんと病院に行くよ~と伝えてみた。
「今日、ひろし(病院の名前)に行くよ~」
『え?!いやだ! 』
「でもアンパンマンゼリー(おくすり飲めたねでくるんだ薬を我が家ではそう呼ぶ)がなくなっちゃったから、貰いにいかなきゃ」
『まま、買ってきて!』
「スーパーにはないの。ひろしに貰いにいくしかないんよ。。アンパンマンゼリーないと息子氏も困るでしょう?」
『・・・・いやだー』
「ひろし痛いことせんよ。アンパンマンゼリーだけちょうだいってひろしに言えばいいでしょ」
『あーんも、ぽんぽんも嫌なの』
「あー、そしたらアンパンマンゼリーだけほしいって自分でいいな?泣いたら、痛いのかな?と思ってぽんぽんもお口あーんもされちゃうよ」
『・・・・いやだーーーーーー!』
~ここまでの対話1時間~
疲れて私の膝で眠る。(珍しい。知恵熱・・?そもそも具合悪いしな)
ベッドに連れていき、そのままお昼寝。
ひろしに予約をとる。
病院での待ち時間
病院につくと、大泣き。
一旦YOUTUBEを見させ、落ち着く。発熱外来のため別室待機。ここから待ち時間1時間。
「先生来てもないたらいかんよー?」
「アンパンマンゼリー自分でほしい、っていいなよ?」
『うーやだー』
~YOUTUBE様の恐竜に集中~
診察での一コマ
ようやくひろし登場
<はーい、じゃあ、診察しますよ~お腹見せてね>
『・・・っ』
必死に泣くのを我慢する息子氏。
トレーナーをかんで、泣くのを我慢している。
<じゃあつぎはお口見せてね >
間髪入れずに、舌圧子(ぜつあつし)をお口に入れられてしまう。
(このとき、私は、息子氏を見ないようにして、看護師さんや先生に言われるままに、体を押さえつけていた)
息子氏は目を見開いて先生を睨みつけ、診察が終わった後は、そこら中にあるものを私に投げつけて猛抗議。
半強制的に抱えて病院を後にした。
帰宅しても不機嫌な息子と最終対決
夫に迎えに来てもらったが機嫌治らず、物を投げ続ける息子。
「日本語で言わないとわからないよ?」
夫氏「そんな物投げたらサンタさん来ないよ?」
『ぎゃー!!!!!ぎゃー!!!!!!!』
・・・
・・
・
(以下省略)
お風呂の中に私と一緒にはいる。湯船で少し落ち着く。
「ものなげていいんだっけ?」
『だめー! ごめんなさい!』おちゃらけ笑顔
「物投げて、なんでだめなの?』
『ごめんなさぁい~』おちゃらけ笑顔
「なんでか考えて?」
『わななない(わからない)』
息子氏のお口がとんがり始める
「物投げたらみんな悲しいよ?みんないなくなっちゃうよ?』
また破壊活動を始める。
ここで夫にバトンタッチしようとしたが、、
『パパいや!ままがいい』と必死の攻防
もう一度私と一緒に湯船へ
『・・・』
「・・・」
なんとなく、私が引っかかっていたポイントについて話しかけてみる。
「今日、息子氏、泣かないで頑張ったよねー。ぽんぽん、泣かなかったもんね。すごいね。お口あーんも説明する前に、やられちゃったから嫌だったのかな?」
『・・・ 』
「まま、先生に待って、って言わなくてごめんね、息子氏がアンパンマンゼリーほしいんだよ、って言えるの待てなくてごめんね」
『・・・・・・・』
『む、む、うわーん』
「ママがわかってなくて悲しかったの?」
息子氏こくこく
ようやく、堰を切らしたように大泣き。
怒りの泣きではなく、安心した涙。
ようやく抱っこし、仲直りができました。
そんな戦いを終えて今思うこと
病院の待ち時間も合わせたら、6時間近く。
夫から途中、「ここまで機嫌悪くなったら何したって同じだ。無理やり着替えさせて、吸入(喘息の薬)やろう」と言いました。
私も半分そうしようと思った。
でも、息子氏はなにか話したいんだろうな、ってわかった。
些細だし、そんなポイントが気になって泣いたとしても、
もはや怒りに任せて、怒ったポイントなんてどーでも良くなってるかと思った。そんな記憶力も良くないだろうって。
ただ、実際は違った。
彼はきちんと私の言葉を覚えていて、自分で行動した。
けど、私の言葉と行動の不一致に対してずっと怒っていた。
つくづく、彼に対しても、その他、周りの人に対して、その場しのぎの嘘をついて適当なことを行ってはいけないな、と猛省したと同時に、最後まで和解するまで向き合えてよかったなー、としんみり。
赤ちゃん時代から一緒にいるけど、3歳になって、彼なりに話していることをしっかり理解して、彼なりに行動できている。そんな我が息子を誇りに思う。
正直、時間はかかるし、そんな些細なこと、どうでもいいっしょ、勘弁してよ、って気持ちも無きにしもあらずだけど。
でも、きちんと考えて、自分の気持ちに蓋をせず、ひとに伝えられる人になってほしいから。まずは親に対して、自分の気持ちを吐き出す練習を息子にはさせてあげたい。それが一番、人生の舵取りには大事だと思うから。
それが今のところできている自分を褒めたいし、これからも、丁寧に息子に向き合いたい!
そんな今日の気持ち。
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