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#1ネット恋愛の取扱説明書

ネット恋愛

なんて言葉を知っているだろうか。

一番有名どころだとマッチングアプリを思い浮かべる人が多いと思われる。
あとはInstagramやTikTok(てっくとっくってすごいよね)Twitterなんかも多いかな。

そんな中でも私たちは、
オンラインゲーム、通称MMORPGと呼ばれるゲームで出会った。

このお話、とっても長くなるので
それでもみてえんだよおおおって人だけ見てね。






私、ちゃんと忠告したからね?
それじゃあいっくで~~~!


私たちが出会ったのは、どこかで見かけた、どこにもない場所。ファンタジーな世界をかわいいキャラクターと共に冒険するMMORPG『アッシュテイル(通称:アシュテ)』というまあよくわからんキャッチコピーのゲーム。

MMOをプレイしたことがある人はなんとなくわかると思うし、
まあどんなゲームか詳しく知りたい人がググるのが早いと思うので
Google大先生に質問してください。

簡単にいうと、ギルドに入ってギルメンとわいわい楽しくゲームをしたり、日々のデイリーコンテンツを仲間とこなしたり、牧場(ファーム)をやったり、かわいいアバターに課金したり、結婚したりするそういうゲーム。

なんだかわくわくするでしょう?
そう、わくわくするなって思ったからプレイをし始めた。

この頃私はハタチで上京したてのぴっちぴちJD。
そろそろ彼氏も欲しいしバイト先も探さなくっちゃ!
お友達とアフターヌーンなんかいっちゃったりしたいな~なんてことを考えるお年頃。

でも基本属性はオタク。そうガチめのやばいオタクなのだ。
ゲーム歴は3歳ごろから
ポケモンやウイイレ、三國無双にデュエマ(いきなりカードゲーム)
おんなのこが好きな着せ替えゲーム。ともだちコレクションも推し作って遊んだ。
ソシャゲといわれるイケメンを育成したりなんかしちゃうガチャ爆死ゲームなんかも通ってきた。
アニメや漫画なんかもだいすきで。
ジャンル問わず広く深く読み、聴き、観て。
少年漫画も少女漫画も女性漫画も青年漫画も、BL・GL・NLなんだってだいすき。
そう、雑食系オタクだった。

痛バにヘアメにリアコに同担拒否。
地雷臭満載の近づいちゃいけない系のオタクも一通り経験してきた。

それなりにひととおり経験してきた私は新しいジャンルのものを探していた。
そんな時1年にお前何回みんの?って突っ込まれたくらい観ていた「ソードアートオンライン」いわゆるSAOをもう一度観ていた時、こんなゲーム私もやりたいなあって思ったわけ。
フルダイブのゲームが現代この世界にあるわけじゃないし、せめて世界観くらい似ているやつはないんやろかって思った私はネットサーフィンしまくり「SAO 似ているゲーム」で検索しまくった。

なんか可愛くねえなあこのゲームとか、なにいってんのこれ、みたいなのも溢れかえる中。
愛らしいたぬきなのかきつねなのか、犬なのか熊なのかよくわからないキャラクターの絵が目に飛び込んできた。
ほーんこいつぁかわええな、なんて思ってアプリストアへ飛ぶと、

な、なななんと!

双剣があるわけですよ!!
これはキリトになれちゃうんじゃないカァーーーーーー!?!?!???

なんて興奮した私、アバターもかわいいし即インストール。

そして始めたのが、アッシュテイルと呼ばれるゲームだった。
絶対同志いるよな????
厨二病こじらせてるとか思ったらおこっちゃうかんな???!

ここで私のアシュテ歴がはじまるのだが、
一旦始めてから約1年分ほど時を飛ばす。

なんてったって私が今の彼と出会ったのは出戻った後だからである。
始めたてのういういしい気持ちはまた今度ということで。

一度アシュテを人間関係のいざこざで引退した私。
アンストしてから約半年後、また違うサーバーでプレイをし始めた。

最初はキリトになりたくて双剣を選び極めた私は違う職業をプレイしたくなり、
新しいサーバーで始めた時はニャンターとよばれる猫を使役して一緒に戦うもふもふ職業を選んだ。
この猫がまあかわいい。萌え。らぶすぎた。
気になったらプレイしてみてね(宣伝すな)

私はサーバーがサービス開始した1.2週間後にプレイし始めたためみんなより少し遅れた状態だった。
そんな弱い私を入れてくれるギルドはあるんだろうか。
また人間関係でいざこざがあったらいやだな。

いや~~~でもアシュテたのすぃ~~~~!!

なんて考えながら、面白い名前のギルドにいくつか申請した。
こういうのは勘なのである。
考えてもわからないし、調べたりなんておもしろくない。
なので私はだいたい一括申請か、名前が気に入ったところに申請しがちなのである。

少し経って、ひとつのギルドが私のことを受け入れてくれた。
それが後に婚約者となる彼がギルドマスターを務めるギルドだったのである。



つづく

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