【遊戯王】見届けよ!光輝の降臨!『冥海の昇竜』【デッキ紹介】
どうも白目焼きです。1番好きな季節は秋です。
去る10月5日、あぷりこってぃさんの主催する「読書の秋オフ会」に参加してきました!
故に今この記事を書いています。
非常に遅くなりご迷惑をお掛けしました…
学生時代の課題も大体こんな感じだった白目焼きがお送りします。
1.デッキの概要
先々月、デッキビルドパック『クロスオーバー・ブレイカーズ』が発売されました。
新カード大好きマンとしてこの機会は見逃せない!ということでデッキにできそうなカードを探してたどり着いたのが今回のデッキです。
主役はこいつ。《創星竜華-光巴》
ペンデュラムモンスターらしくテキストはわちゃわちゃ長いので要約するとこう。
EX儀式という独特な挙動!
同時に発生するセルフブレイクも余すことなく活用します。
さらに、この効果で配置できる門こと竜華永続魔法にも注目したいカードがあります。それがこの《登竜華海瀧門》
相手ターン限定で使えるバウンス効果。妨害として使うのも勿論強力ですが、セルフバウンスにも使えるところがミソ。
要は、①光巴を儀式召喚する。②セルフブレイクでデッキを回す。③セルフバウンスでアドバンテージを回収する。
という動きが狙えるわけです。今回のデッキではこの性質を十二分に活用できるような構築を目指しました。
2.デッキレシピ
3.メインギミック
まず考えたのは、主役である光巴を降臨するための準備をどうするか、というところでした。
降臨のためのリリース素材には《海瀧竜華-淵巴》をチョイス。
海瀧門に対応しており、②の自己蘇生も他2種の龍華と比べて扱いやすいです。
この淵巴の蘇生条件『モンスターが手札・デッキから2体以上墓地へ送られたターン』は常に頭の片隅に置いてギミックを考えました。
詳細は後ほど出てくる時に。
淵巴の蘇生ができたらあとは何かしらの破壊発生で光巴を儀式召喚できます。
そのまま淵巴で戦闘破壊を狙ってもいいのですが、今回はセルフブレイクの要素があるデッキということもあり、他のセルフブレイク手段でトリガーを引けば良いんじゃないかと考えました。
そこで採用することにしたのがメタルフォーゼ。
数多くあるセルフブレイク手段の中からメタルフォーゼを選んだ理由は大まかに3つ。
まずその1、ペンデュラムテーマであること。
光巴に触る手段として簡単なのがエレクトラムを組むことなので、ペンデュラムテーマから選定しました。
メタルフォーゼはめちゃエレクトラムを組みやすいテーマ、というわけではないですが、エレクトラムのメタルフォーゼ名称が活きる場面は多々あります。
その2、《錬装融合》と《メタルフォーゼ・コンビネーション》の存在。
メタルフォーゼのセルフブレイクで光巴降臨のトリガーを引いた際、セットしたこれらの魔法罠を光巴の追加効果で破壊してあげれば更なるアドバンテージを稼げるだろうという目論見でした。
最後その3、融合テーマであること。
消費は激しいですが、手札のモンスターを混ぜて融合モンスターを出すことで、竜華淵巴の蘇生条件『モンスターが手札デッキから合計2体墓地へ』を満たす足しになります。
更に、儀式テーマのデッキで融合モンスターが出るということはクロシープが強いということ。
ドローでデッキを回しながらモンスターの蘇生もできちゃうクロシープは最強激アツ間違いなしってワケ。
これでデッキの骨子がセルフブレイクになったので、そこからデッキの案を膨らませていくことにしました。
ここでの考え方としてあったのが、メタルフォーゼのセルフブレイク→光巴のセルフブレイクといったようにブレイクが連鎖していくコンセプト上、被破壊側はブレイクされても盤面の枚数を減らさないようなモンスターが良いということ。
そこでまず目をつけたのが《バオバブーン》と《キラー・ポテト》の植物族連中。
バオバブーンは盤面枚数を維持してくれるどころか増やしてくれ、ポテトはリクルートからデッキを回せます。
そしてこれらを使い分けできるロンファを含め、ペンデュラム召喚やクロシープの蘇生に対応しているのも強みです。
もうひとつ、被破壊側のカード群としてティアラメンツを採用しました。
彼女らも被破壊時に盤面の総数を減らさないテーマであると同時に、メタルフォーゼと合わせて使うことでデッキ回復が行えるテーマでもあります。
また、メタルフォーゼの所で説明した手札を含んでの融合を行う場合、本来は素材の緩さからこの2体を入れたいのですが、如何せん役割が薄いここに枠を取るのが辛い…。
しかしティアラメンツが入っているこのデッキでは、本命の出力手段を戻して融合に、サブの出力手段を手札融合に設定しているのでその懸念はほぼ払拭されています。
しかもクロシープの起動もできます。
ティアラメンツを採用したもうひとつの大きな理由が、竜華淵巴の特殊召喚条件を満たしやすいんじゃないか、という考えからです。
メイルゥは出た時効果で3枚のトップ肥やしが可能、P召喚やキラーポテトやクロシープからの出力で起動できます。
シェイレーンの手札効果なら手札から1体確定、トップ肥やし3枚の中に1体でもモンスターがいれば条件達成です。
これらをサーチできる《壱世壊=ペルレイノ》をロンファからのネコーンでサーチできたり、《終末の騎士》をポテトやクロシープから出せばティアラメンツ落としから即座に戻して融合が可能だったり、他のギミックとの噛み合いも良好です。
ここまでセルフブレイクを強く意識してデッキを構築してきたので、セルフバウンスの方の主軸は簡単にリビングデッドの呼び声にすることにしました。
理由。状況によってはバウンスを妨害に割くパターンもあり、絶対にセルフバウンスに回せるとは限らないことから、そこまでセルフバウンスは強く意識できなかったから。
リビデならばバウンスが無くても使える上、バウンス時に蘇生したモンスターが破壊されることでセルフブレイクの要素とも噛みあうから。
他のバウンスしたいカードを上手くデッキに組み込めなかったから。
です。
ここまでの説明で登場したカードの中でセルフバウンスの当て先に優秀なのは、Pゾーンのメタルフォーゼ、壱世壊ペルレイノ、光巴本人(返しで0スケールになりつつサーチ効果も使える)など、臨機応変に使い分けます。
4.テーマ毎の説明
各テーマのカードの採用理由と枚数について。
割と斜め読みでもokな部分だと思います。
1)竜華
今回の主役テーマ。
《創星竜華-光巴》
2枚。
主役とサーチ要員を兼ねるのでいつ手札にきても割と嬉しいのと、光巴のリリース素材として既に場にいる光巴を使う光巴ループが可能なので複数枚積みたいカードです。
今回は同じくサーチ札の竜華界闢を採用しているのでこの枚数。
《海瀧竜華-淵巴》
1枚。
複数手札に来ても鬱陶しいかなと思ったのでピンにしましたが、現状除外ケアの手段が入ってないこのデッキなら2積みも視野かもです。
《登竜華海瀧門》
1枚。
場に同名1枚しか存在できない縛りがあり、コストでデッキに戻るため。ティアラとかで墓地に行ったら泣きます。
《登竜華恐巄門》
1枚。
光巴で置く2種類目の門としての採用。海瀧門をセルフバウンスとして使う場合、唯一の妨害になるので使いどころは慎重に。
・《竜華界闢》
1枚。
3枚目の光巴、また光巴が同名サーチ不可なので間に挟む用として採用。
・《竜華三界流転》
1枚。
淵巴の出力と門の再利用要員。
特にこのデッキと戦っている相手の思考として、「淵巴さえ先に除去してしまえば光巴の降臨は阻止できる」という発想になるので、それの裏をかけるこのカードの存在はかなり重要だと思っています。
2)メタルフォーゼ
まずここまで未登場だった《ペンデュラム・ウィッチ》から。
いずれかのペンデュラムモンスター+ウィッチ(またはアドベント)から、ウィッチとメタルフォーゼのスケール1-8状況を簡単に用意できます。
初動として優秀なことからアドベントと合わせてマックスの6枚を採用。
《メタルフォーゼ・シルバード》
《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》
《メタルフォーゼ・メルキャスター》
2-2-1枚。枚数は気分でもある。
ウィッチの対スケールになれるスケール1のメタルフォーゼペンデュラムたち。バラけているのは、シンクロエクシーズやVividTail意識しています。
《錬装融合》
《混錬装融合》
1枚ずつ。
融合魔法。錬装融合の方は光巴の破壊の当て先としても使います。
《メタルフォーゼ・ミスリエル》
1枚。
使いやすい除去手段兼デッキ回復。特に混錬装融合の使い回しが主な目的です。
《メタルフォーゼ・アダマンテ》
《メタルフォーゼ・カーディナル》
1枚と2枚。
正規融合を行う場合に備えて軽い素材で出せるアダマンテと、ティアラメンツでデッキ戻しのループが作れるカーディナル2枚の採用。
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
1枚。制限カード。
説明するまでもなく。
3)ティアラメンツ
《ティアラメンツ・メイルゥ》
1枚。制限カード。
キラーポテト対応のステータスで、出た時の墓地肥やしが優秀です。理論上は。
《ティアラメンツ・シェイレーン》
1枚。こちらも制限カード。
手札効果の起動ができれば大体淵巴の条件は満たせます。こちらも3枚肥やしつき。
《壱世壊=ペルレイノ》
1枚。スーパーパワー制限カード。
③の破壊効果がこのデッキにとっては貴重な除去手段。終末の騎士をリビデなどで蘇生して相手ターンに起動を狙ったりもします。あと一応セルフブレイクも可能。
②のUP幅もデカく、メタルフォーゼカーディナルが3500になります。つよい。
ただ強力なカード故に除去されやすいので、セルフバウンスで使い回しを狙っていきたいです。
ついでに不採用カードについても触れます。
ハゥフニスは効果の条件が受動的であり、「淵巴の特殊召喚条件を満たす」というこのデッキのティアラメンツの役割にあまりそぐわなかったため不採用にしました。
また、ペルレイノのサーチ範囲内でセルフブレイク効果を持つ《ヴィサス=スタフロスト》も不採用にしています。
ペルレイノをサーチできるのがデッキが回った後であり、欲しいタイミングで手札に加えられることが少なかったからです。
4)植物族
《バオバブーン》
3枚。
手札の質を高めてくれます。リビデなどの素引き限定カードをこいつから引き込みに行きたい。
《キラー・ポテト》
1枚。
戦闘破壊未対応なのでこいつだけ来ても使えないので。
リクルート先としては《ティアラメンツ・メイルゥ》《終末の騎士》《彼岸の悪鬼 ファーファレル》《黒き森のウィッチ》を想定。
《ローンファイア・ブロッサム》
1枚。
ロンファ単体から動けないデッキなのでピンから始めましたが増やしても良いかもと最近思い始めました。
《ネコーン》
1枚。
ロンファからリクルートしてペルレイノをサーチします。
《蕾禍ノ曝藤》
1枚。
②効果でバブーン2枚をデッキに戻して再セットします。
フィールドの枚数が純増するのでセルフブレイクの当て先が増えて助かりマン。
持ってくる手段はランダムドロップに期待するか、マジカルシルクハットでセットします。
EXデッキ
《アロマセラフィ-ジャスミン》
1枚。
主にバオバブーン×2で出します。デッキ内のロンファを取り出しておきつつ、他の植物やそこから使える他のギミックにアクセス。
5)その他の採用カード
かいつまんで説明します。
【魅惑の女王】
フィールド魔法から動けるテーマとして採用。
魅惑の宮殿が手札を捨てる効果を複数回使えることで淵巴の条件を満たしやすくなるだろうというところと、混沌魅惑の装備効果がセルフブレイクやセルフバウンスと噛み合うというところから採用しました。
《サンダー・ドラゴン》
3枚。
地味ながら良い仕事をするカード。
まずサンダードラゴンAを捨ててBとCをサーチ。バオバブーンでドローしてBを戻すことで実質手札+1。更にCを捨てて戻したBを再びサーチすることで淵巴の蘇生条件を満たすことができます。
シンプルに1回ずつ使っても淵巴の条件は満たせますし、他にもP召喚で頭数としたり、手札融合の素材にしたりなど、応用が効くのが偉いです。
《アンクリボー》
《幽鬼うさぎ》
1枚ずつ。
手札誘発s。アンクリボーは相手の攻撃時に淵巴を出すことで光巴をチラつかせて相手の攻撃を抑制する役割。幽鬼うさぎは手札から奇襲的に破壊を発生させることで光巴を緊急儀式できます。
バブーンなどで引けたらラッキーの組。
《彼岸の悪鬼 ファーファレル》
1枚。
終末の騎士やクロシープやリビデを妨害に変換できるモンスター。特にクロシープやリビデで蘇生すると勝手に破壊されてくれるので、光巴のトリガーを引くことができます。
《一撃必殺!居合いドロー》
2枚。
送って強いカードと戻して強いカードが混在するデッキなのでいつ撃っても大体優秀。また、淵巴のトリガーをこれで引くこともできるのが偉強いです。
居合いドローでの決着は望んでないので2積み。
EXデッキ
《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》
1枚。
本当にどうしようもない盤面を突破してくれる裏エースモンスター。
超簡単に出てこれる淵巴やカーディナルで耐性を付与できます。
特にクロシープ+終末+カーディナルは頻出盤面。
しかもイケメン。
《奇跡の魔導剣士》
EXの光巴を回収してサーチ効果をもっかい使ったり、混錬装融合やランダムドロップで墓地にいったPを救出したりします。
通常モンスターのメタルフォーゼは素材にできないので注意。(自戒も込み)
以上!他に採用されてるカードで気になる枠があれば白目焼きのTwitterまでお願いします。
5.さいごに
記事の完成が遅くなり、本当に本当にすみませんでした!!
以後気をつけます……。
そして長々とした記事に最後までお付き合い下さりありがとうございました!感謝。
デッキ名は『冥海の昇竜』。
淵巴とティアラメンツのイメージから『冥海』、光巴のイメージから『昇竜』と名付けました。
あとは最近私がストリートファイター6にハマっているのでその中に登場する技・昇竜拳も意識しています。
読書オフに持ち込ませていただいた時もよく回ってくれました。
友人の運営するチャンネル、
「DUEL NODE」
の配信でも使ったり紹介をさせて貰ったりしました。よければご覧ください。チャンネル登録してください。
デュエル配信
デッキ紹介配信
ここからは余談になります。
このデッキは私にとってある種新しい挑戦のつもりで組んだデッキでした。
序盤で書いた通り、私は新しいカードやテーマが好きで、それらの動きは毎回一通り勉強するようにしています。それ自体は良いことだと思っています。
ただ、勉強したテーマの動きをカジュアルに落とし込む際にテーマの形を崩しきるのが苦手で
「それずっと○○の動きしてるだけやん」
みたいなデッキになってしまうという悩みがありました。
(誰かに言われたとかではなく、自己評価として)
最近、そういうデッキの悩みを友人に相談する機会があり、多くの助言や知見を得ました。
例えば、
「デッキのカードは1デュエルで全て使い切るつもりで、採用枚数はデュエル中に使う枚数にする」
「デュエルの流れを意識して、序盤〜終盤に使うカードに役割を持たせる」
などなど…。
その全てを完璧にこなせるわけではないですが、少なくとも今自分ができる範囲でこれらの課題に挑戦してみようと思い、このデッキを作りました。
今までの組み方と違う形で苦労した点、まだ解消できていない点なども多くありますが、挑戦の結果として満足できる程度には形にできたかなと思っています。
これまでの私を知っていた方も、新しく私を知ってくれた方も、進化し続けるこれからの私にぜひご期待ください。
ここまでお付き合いありがとうございました!
白目焼きでした。