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2024/10/08-2024/10/14

 その日の印象に残った曲と共に、短い日記を書いています。曲の考察記事ではありません。

10/8 Suchmos「GAGA」

 ランチにパンケーキを食べに行った。ひとりでパンケーキ屋に入るのは緊張したけれど、意外とひとりで来ている人が何人もいて、ほっとした。もりもりの生クリームを食べたくて行ったけれど、近くのひとが注文しているのを見て怖気づいた。パンケーキは、1プレートに5枚も乗っていた。それだけで充分おなかいっぱいになったから、生クリームを頼まなくて良かった。
 夜は、SuchmosのYouTubeのプレミア放送を見た。2019年のハマスタ公演だった。夜の雨が、強い照明を彩る。長いギターソロも、艶っぽかった。勢いが増しているバンドの持っている魔法が、映像から十分伝わってきた。音の渦を作ってるバンドは、楽しそうだった。
 新しい音を聴きたい、またライブを観たい、という気持ちもある。でも、そんなことよりずっと、鳴らしたい音を鳴らしたいときに鳴らしてほしいと思う。来年が、彼らにとってそのタイミングだったら良いなと思う。

10/9 India.Arie「Video」

 実は、王道のJ-POPが苦手だ。豊かな感情と湿度の高い歌声は、私の心のふれてほしくない場所を刺激する。詞世界で描かれる正しく優しく愛のある世界は、私の目前に広がっていなかった。四六時中感情を揺さぶられて泣いていられないから、あんまり聞けない。そういう意味で、私はJ-POPが苦手だ。
 だから、ロックや異国の音楽に惹かれたのだと思う。ロックはJ-POPほど私の心に気持ちを直球を投げ込まないし、日本語と同じ速度で理解できる言葉は私に無い。人の気持ちを受け止めたいけれど、相手のスピードについていけない私には、言葉のわからない方が助かるときがある。
 India. Arieの「Video」を急に聴きたくなった。歌詞を見たら、私は私、誰かの評価に左右されないというような内容だった。めっちゃ良いな。少なくとも20年前には、こういうことを誰かが考えていたのだなと思った。

10/10 C.O.S.A. × KID FRESINO「LOVE」

  家の近くの見知らぬ道を歩く。我が家の周りは小道が多く、しかも複雑に絡み合っている。地図を見ずに歩くと、想像もしなかった方角に向かっていることもある。そういう時は、途方に暮れながら帰る。何年住んでも、頭の中で地図を描けない。そこが面白い。

10/11 m-flo「prism」

 コンテンツを食いつないで、なんとか生きている。あと数ヶ月で生活が変わるから、なんとかやり過ごすことができる。
 今日はNo No Girlsの2話、XGの新曲。タフでしなやかなガールズに、元気をもらう。BE:FIRSTのGuilty、星野源のおんがくこうろん、Charili xcxの新譜、JennieのMantraは明日以降にしよう。

10/12 The Corrs「Summer Sunshine」

 SNSを見てると、ひとの楽しそうな様子が無限に流れてくる!音楽イベント、国内旅行、海外旅行、キャンプ、映画鑑賞。三連休の初日おそろしい。日常の様が一切なくて、みんながみんな楽しそう。みんな楽しそうで良かったなって眺めていたけれど、じゃあ私は?と問いかけると、心が凍りついて涙がでてきた。
 今日も、近所を歩く。ちょっと贅肉が落ちたかもしれない。気になっていたメロンヨーグルトと、安くなっていたカットのスイカを買って帰る。

10/13 Taylor Swift「Cruel Summer」

 予定が無いので、引き続きSNSを眺める。せめてなにか変わったことをしようと、冷凍しておいた上等な肉で肉豆腐を作る。いつもと違う道を散歩する。だいたい10キロくらい。初めて通る道で、視界の開けた場所を見つけられたのは良かった。
 肉豆腐はうまい。上等な肉は、最高。それでも、自分の機嫌をとれない。家族から楽しそうなラインが届いて、羨ましくて涙が出てきた。調子が悪いな。

10/14 モノンクル「魔法がとけたなら」

 モノンクルのライブを見に、コットンクラブへ行った。お気に入りの服を着て、新しい靴を履いた。
 大満足のライブを観終えて、家族と合流する。閑散とした休日のビジネス街の居酒屋に入る。3日分しゃべり足りていなかった分を、家族と話して少しずつ満たしていく。

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