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#5【楽曲考察】白キャン_アイデンティティ_やりたいことを誤魔化すのは悪いこと?
はじめに
色々なアイドル・バンド含め色々が楽曲を聞いていく中で、
『ここのこの歌詞が刺さるなぁ』
『落ちサビ前のドラムのリフが最高過ぎて何回も聞いちゃう』
『ここのカノン(時間差ダンス)がかっこよすぎてしびれちゃう』
『イントロのピアノの一音目が聞こえた瞬間にちょっと泣きそうになる』
みたいな、感想を抱くことが少なくないです。
そういうものを言語化として、みんなも感じているものなのかなぁ~
それとも自分だけ勝手に感じているだけなんかな?と思い、
まず今回は、『真っ白なキャンバスのアイデンティティ』について書いていきます。
アイデンティティのMVについて
2017年9月に結成された白キャンの初(?)MVがこのアイデンティティです。
メンバーもスタッフと初めてのことだらけで、荒削りというか手作り感があるMVだなぁと思いました。
ざっくりストーリとしては、メンバー4人がそれぞれ違うことをしている中で、光が差してスタジオにワープしてきて、力を合わせてダンスを練習していく中で、少しずつ変わっていくといったものです。
■ちなみに2017年って、、
2017年は乃木坂46がインフルエンサーを発売して、初のレコ大・東京ドームなど、アイドル業界的には乃木坂46がイケイケどんどんだった時期かなと思います。
アイデンティティ歌詞のここが好き
普段そこまで歌詞を嚙み砕いて、解釈するということをしないのですが、アイデンティティ初め白キャンの曲には、歌詞の深みというか味わいというかメンバーを通じたメッセージ性を強く感じます。
そういうこともあり、歌詞の好きなところを何か所か書いていきます。
(あと秋元康先生の作詞系も)
一番最初に耳についたのは、落ちサビの"ずっと誤魔化していた"
「僕がやりたいことはなに?」
ずっと誤魔化していた 否定されるのが怖かった
それなりに生きる道 そうするべきだと思っていた
”やりたいこと”
というワードは音楽だけでなく、日常生活や会社で働いてても、はたまた就活などなど、様々な場面で聞くことがあります。
そのような場面で”やりたいこと”とセットで使われる言葉は
『やりたいことを探す』『やりたいことを見つける』
『やりたいことに挑戦する』『やりたいことを諦めるな』
みたいな、比較的強い、はっきりとした言葉が多い印象があります。
一方で、アイデンティティでは、
”僕がやりたいことはなに?”と相手に投げかけて、さらに、
”ずっと誤魔化していた 否定されるのが怖かった”と続きます。
もしこんなことを、就活や会社で上司との面談で言ったら、
何を言っているんだこいつはとなってしまいます。
しかし、実際は”"ずっと誤魔化していた”"に共感する人が多いはずです。
やりたいことが決まっていることが正義・かっこいいという風潮があると思います。それはそれでいいと思うのですが、別にやりたいことなくて、ふらふら~としているのもありだと思います。
でも、ふらふらしたいっすね~とかいうと、「そんなんじゃだめだよ」「もっと考えた方がいいよ」など不要な押し付けする人がいるかもしれなくて、その人達に否定されるくらいなら、誤魔化していた方がいい。
という現代の色々がぎゅぎゅっと詰め込まれたフレーズだなと思いました。
そしてここの部分が、ピアノとボーカルのメロが、悲しみというかなんとか本音を絞り出している雰囲気を出してて、控えめに言って最高です。。
僕が○○はなに?で展開されるストーリー
時すでに結構な文量になったので、もう一つだけ。。。
この部分というか、”僕”が歩むストーリー展開について
「僕がやりたいことはなに?」(1サビ)
「僕がなりたいものはなに?」(2サビ)
「僕がやりたいことはなに?」(落ちサビ)
「僕が今生きる理由はなに?」(ラスサビ)
ーーー
そのクエスチョンの正答(こたえ)はない(共通)
僕は”やりたいこと”・”なりたいもの”・”今生きる理由”がなに?と問いかけています。
最初は、”やりたいこと”という今に対する疑問を持って、次にその先にある”なりたいもの”って何だろうと少し先に対する疑問を持ちました。
しかし、少し先を考えてみるも”決められた時間割をすごしたくない”とあるように、少し先を考えるとどうしてもありきたりなものしか思いつかなかったのかもしれません。なので、再び”やりたいこと”ってなに?に立ち返ります。
”それなりに生きる道 そうするべきだと思っていた ”
とあるように、それなりに決められたものに従うのも仕方ないという考えにたどり着きます。
しかし、それが正であるのであれば、そもそもの”今生きる理由”って何があるのか?
ーーー
というような、行間を読もうとすればするほど、色々膨らますことができる歌詞になっています。
まとめ
ストーリー性もあるし、それを歌っているメンバーのバックグラウンドに込められた思いや、1番2番と楽曲が進んでいく中で揺れ動く僕の心情や周囲からの心無い言葉などなど、、
長編小説を読んだような気持ちにもなれる楽曲かなと思っています。
ライブでも披露される機会が多いのですが、自分自身の聞く時の心情やメンバーの表情によって、様々な味わい方ができる楽曲です。
気になるな~という方へ推しコンテンツ
MVは初期の4人体制時ですが、現在は落ちサビは三浦菜々子ちゃんが歌っております。そちらもとても良いでの一度見て頂ければと思います。↓↓↓
2022年7月に久しぶりの初声出しOKライブの1曲目もアイデンティティだったようです。メンバーの心情とか表情がとてもいいライブなので、こちらもぜひに↓↓↓