地元のための酪農。視察note2🐮
前回に引き続き視察noteです。
今回はアジア初のロータリーロボット(AMR)導入の希望農場さんです!
この社長さんもやりたい事が明確で、そのための投資だったんだ。ととても納得いく内容でした。
それがタイトルにもある「地元のため」というワード。
では紹介していきます!
○地元のための酪農。
希望農場さんは今年6月に完成、アジア初のAMR導入牧場です。もう2,000人近い人数が視察に来たんだとか…すごい。
搾乳頭数240頭、ベッド数は416。自家で増やしているところだそうです。
社員は3名、実習生が1人という労働力です。
入ったら協賛してくれた会社の紹介が!
現に、この2つのシステム(Farmnoteさん、デラバルさん)を使って労働力の最小化を図っています。
中に入ろうと思ったら…
エアシャワー!衛生面にも余念がありません。
ロボットはこんな感じです。ロボット4台24ポイント、800頭/日処理です!
ちなみにロボット4機で1.8億。従来の約6台分のコスト。
1時間に90頭搾る能力があるが、希望農場は70頭ほどです。60%以下しか搾れなかった場合は再度入るようになっているとか。
今は1人がこの内側で待機、1人が追い込みだけで終了。あとはゲートで牛が帰る場所を振り分けるため労働力が少なくて済んでいます。
奥に見える透明な個室のは見学部屋↓
牛は搾乳終始リラックスし反芻しているとか。フンをする牛もほぼいない。
しかも搾乳は朝夕の2回です。社長が自分が夜中働きたくない!という理由から24時間搾乳をやめたようです(^ ^)
○社長の思い
「誰かが自分の後を継いでほしい」と社長、佐々木さん。
酪農も他業種のように売買し、後継は誰かに託せるようにしたいとのこと。
だから経営をアウトソーシングしています。
牛群管理は獣医に週二回見てもらって任せている。繁殖はデータ管理を徹底。自分は経営が仕事だと。
実は佐々木さんは4種とマルチな仕事をしています。
酪農・畑(小麦)・カフェ・酒作り
これ、どうしてこんなに多種多様に事業を拡大しているのかが気になって。
聞いてみると
「自分が作ったものが地域を活かす」と思っているから。
小麦も自分で作り、買い戻した後中標津に流通させています。
IT酪農・省力化・畑作(小麦)酒…全てが地域のため。一貫性を体現しているすごい方だと思いました。
場内のおしゃれなカフェの中です↓
希望農場さんの今後の活躍に期待しましょう!