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relay のプロダクト開発の現在地とこれからについて

こんにちは。 株式会社ライトライトで「事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)」のプロダクトマネジメントという名の総合格闘技をやっている佐々木(@shirokuro331 )です。 家にいる猫の名前は「こはる」と「こなつ」です。

左 : こなつ、右 : こはる。よく戦ってます。PM(総合格闘家)なのかもしれません

本記事では relay のプロダクト開発の現在地とこれからについて書いていこうと思います。

relay とは

relay とは、「事業承継をオープンに。」をスローガンとして、後継者を募集する事業者さまの事業名や顔が見えるいわゆる「オープンネーム」型でサービスを提供する事業承継マッチングプラットフォームです。
逆に自社名などが特定される情報を公開しないで後継者や譲渡先を募集する方法は「ノンネーム」といいます。

従来、事業承継や M&A サービスではノンネーム型が主流ですが、それによって生じる様々な課題もあり、地域の小規模事業の承継・継続が難しいという市場課題があるため、relay ではあえてオープンネームでの事業承継の可能性を拡げるべく多くの挑戦を行っております(課題についての詳細はまた別記事で触れたいと思います)

relay のプロダクト開発の現在地

上記のような市場課題に向き合うために relay は現在「事業承継マッチングプラットフォーム」と銘打ってプロダクト開発を行っています。

信念を持ってオープンネーム型の事業承継サービスの可能性と開拓にトライしていますが、従来ではご法度とされあまり行われなかった手段なのでまずは実証実験から開始しています。
サービス開始初期にシステムを作り込むのではなく、機能を最小限に抑えて運用やマーケティングの検証を行うために後継者募集情報を記事として掲載して公開するサイトを WordPress で公開しました。

おかげさまで初期の検証段階でいくつかの後継者募集案件の公開とマッチング(基本合意・成約)の実績を作ることができテレビなどのメディアでも触れていただく機会も増えてきたため、より柔軟且つスケール性の高い運用体制や大量トラフィックにも耐えうる仕組みを実現するために WordPress から卒業して現在は Laravel でプロダクト開発を行っています。

↑ のスライドのようにサービス開始から 3 年経ち、おかげさまでトラクションとなる実績を積み重ねていくことが出来てきましたがまだまだ PMF 前のサービスとして機能は最小限です。

最小限の例としてですが、現在は後継者を募集したい事業者さまに向けたプロダクトとしての機能はありません。
これは、現在の社会的な後継者不在による廃業の要因が経営者さまの高齢化に伴うことが一定数多いこともあり、我々のサービスをご利用いただく売り手となる事業者さまがスマホやパソコンなどを通じたサービスと触れ合う機会の頻度と私たちのケイパビリティも踏まえて、機能開発による課題解決の優先度判断を行うなどをしています。

これから

2024 年はサービス開始から 4 年目の年となり、これまでのトラクションなどでも評価をいただく機会増え地域の公的機関さまとの連携も進みんでおり、来年はより relay の真価が問われる年となると考えています。
問われるというより、もっと relay を多くの人にご利用いただく機会を増やし、望まない廃業を 1 つでも減らせる世界の実現に向けて今まで以上にアクセルを踏むタイミングだと考えています。

現在「プラットフォーム」と銘打っていますが、前期のとおり一般ユーザーに向けてはプラットフォームとしての機能は乏しい状態なので、ユーザー自身でやりたいことができるような機能拡張を目指していこうと思っています。
また、この 3 年の地域の小規模事業者向け事業承継サービスの運用を経て学んだこととして、私たちが価値提供できる対象は事業を売りたい・買いたい人だけではなく、それを支援する専門家の方なども含めて多岐に渡ることがわかりましたので、relay を通じた価値提供の面と深さを大きくできるようプロダクト開発を行っていく方針です。

さいごに

そんな PMF 前ですがやるべきことが多々ある relay では私たちといっしょに地域の笑顔を増やす仲間を募集しています。これからまだ公開していない募集も出していきますので、ちょっとでも興味を持っていただいた方は私でも relay の関係者なら誰でも OK ですので X などで DM などでお気軽にお声がけください。ライトライトのビジョン「オープンな事業承継文化をつくる。」を一緒にやっていきましょう!