【3Dプリンタ】Plasticityでしろくまのモデリング①〜輪郭を作る〜
3Dプリンタと3Dモデリングの練習を兼ねて、自分のアイコン「しろくま」をPlasticityでモデリングします。この記事ではその作業過程をまとめています。
1. しろくま作成の準備
しろくまの「輪郭の曲線」を作るための準備をします。
正面と横からの画像を用意
しろくまの正面顔と横顔の画像を用意し、Plasticityの作業画面に読み込みました。これをガイドとして使用します。
2. 曲線を引く
Plasticityの曲線ツールを使って輪郭を引きました。
正面顔と横顔のサイズ調整
用意した画像が完全に対応していなかったため、手動で「それっぽい」サイズ感に調整しました。
なめらかに接続させるために
デフォルトのSpline Curveではなく、Control Point Curve(ベジエ曲線)を使用しました。※ツールはタブまたはクリック長押しから選択可能。
ベジエ曲線の終点と制御点が同じ高さになるよう調整しました。この際、Shiftキーを押しながらポイントを追加すると、補助線が引かれるので、位置を調整しやすいです。
3. ロフトの適用とガイドの追加
次に、引いた曲線をもとにロフトを適用し、3D形状を作成します。
最初にロフトを適用したところ、想定していた形状にならなかったため、以下のガイドを追加しました。
4. ミラーで反対側も作成
ミラーを適用することで、反対側も作成します。
ただし、形状がそれっぽいものの、特に曲線の繋ぎ目に滑らかさが足りず、違和感があります。
ストライプで見てみると、やはりなめらかに繋がっていないようです。
5. 曲線をなめらかに繋げる
ミラーでなめらかに繋がらない問題は、丸2日くらい悩んでいたのですが、こちらの動画を参考にさせていただき、解決することができました。(2:08~の内容)
動画内で初心者がやりがちなミスとして解説されていました。他にもサーフェスモデリングの基礎が丁寧に解説されていて、参考になりました。
今回の解決方法を以下にまとめます。
押し出しの活用
形状をなめらかに繋ぐため、曲線を押し出して、エッジを選択できるようにします。エッジ同士でロフトを適用し、G1で繋ぐことでなめらかな曲面を作ります
比較してみると、滑らかさが改善したことがわかります。
まとめ
今回は、輪郭部分を作るところまで進めました。なかなか上手くいかなかったので、サーフェスモデリングでは「曲線の品質に注意を払うこと」が大事だと実感しました。
次回は、残りの耳や顔のパーツなどをモデリングしていきます。