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教科書で出会った物語(くじらぐも)
メディアパルさんの企画に参加します。
どうしも教科書に載っている物語に対しては、「教材」という概念が走って楽しむことができなかった私です。読んでいても、「ここのこの人の感情が問題になるのなか?」とか「この漢字難しそうだから覚えておこうかな?」など。
ということで国語の成績はとてもひどかったことを覚えています。
素直じゃないんですね。
メディアパルさんの企画、ギリギリになりましたが参加を考えた時、一番最初に思ったお話を取り上げることにしました。
それは、「くじらぐも」です。
冒頭、お話しした通り、教科書にある物語は、教科書で読んだ時には何も頭に入ってきませんでした。では、なぜこの企画に参加できたのか。
それは、この前、あの雲を見たことで思い出したことがあったのです。
「みんなで一緒に飛び乗ろう!いち、に、さーん」
そんな一節であったかわかりませんが、そう勝手に、頭の中で、私は叫んでいました。
「あれ? なんだっけ? これ? 確か、、くじらぐも、、だったかな?」
その当時のその瞬間、自分の心に響いた言葉は、何十年経っていても思い出すもんなんだな、と思いました。そう思い返した時、手で持つことが困難なほどの大きな教科書、くじらのくもにみんなで乗っている絵が描かれたページ、いち、に、さーんの文字と、私の記憶が少しだけ蘇りました。
そう、
心に残っている一節、とそういったことで言えば、いくつかあります。
「けふのうちに遠くへ行ってしまう私の妹よ」
(永訣の朝 宮沢賢治)
「いきているということ それはピカソ それはヨハンシュトラウス」
(生きる 谷川俊太郎)
「まだあげ染めし前髪の、りんごのもとに見えしとき、前にさしたる花ぐしの、はなある君と思いけり」
(初恋 島崎藤村)
「それではみなさん」
(銀河鉄道の夜 宮沢賢治)
など。
全文覚えていなくても、なぜか心に響く一節が、私の中のそのルールに則ればいくつかあるのでしょうね。
そして、何かの拍子にアプトプットされてくる。
私にとって教科書の物語や詩は、自分にとって都合の良い教えになっているようです。
また、何か思い出すかな?
メディアパルさん、このような感じでもよろしいですか?
くじらぐもからチックタックまで、
本当に懐かしいお話がたくさんありますね!
おじさんのかさ。
雨が降って、その時使う傘が新しいといつもいつも思い出します。
教科書という上ではなかなかお話の内容が入ってこなかったものの、図書館に行けばいろんなお話を読んでいたものです。
どうぞよろしくお願いします。
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