上野の森から一句
秋のこの連休を「シルバーウィーク」というようになったのは、いつ頃でしたでしょうか?
私は、昨日の日曜日、上野動物園でしろくまに会ってから隣の美術館で展示会をやっているnote友さんの絵を見に行く予定を考えていました。
ところが、関東にまだ上陸もしていない台風のせいで朝からすごい雨と嵐。
午後からさらにひどくなるとのことで予定を延期することにしました。
そして今朝。
目が覚めてスマートフォンを取り出した時
「しろくまさん、今日絵画展いく?🐻❄️」
とメッセージ。
間髪いれず、「お!いく」と返信。
カーテンを開けると降りそそぐ日差し。
優しい森の妖精さんからのお誘いに「よし!」と、しろくまは人間を装う魔法をかけ、まるでデートの約束のようにウキウキと出かけました。
「ヘッドフォンを首にかけているよ」と伝えて、美術館のロビーで待っていると。
妖精さんがやってきました。
なんとも上品で、触ると「パリン」と音がして割れてしまいそうな素敵な妖精さん。
話をすることが苦手な私ですが、羽をパタパタさせて飛んでいってしまわないように、「あっちだよ」と言ってほんわかとした妖精さんと展示室へ向かいました。
芸術作品というものの、線のひき方は私にはわかりません。
子供が描く絵は芸術品で、プロの方が描くのも芸術品。そして、お友達のひろ生さんが描く絵ももちろん、素晴らしい芸術品。
考えても答えは見つからず、それを素晴らしいと感じた私が芸術と決めて良いのだと、そう思うことにしました。
そう、今日はひろ生さんの展示会です。
(今日も下駄だったね!)
芸術から一句。
その素晴らしい絵を前に、私が一句詠んでも良いのだろうか。
ひろ生さんはこの作品をお母さんのお腹の中と一瞬お話しされていたことが印象的で、「母の温もり」という言葉を使いました。
そしてあえて「母の温もりよ」と字を余らせました。
これは、ちょっとした私の中の、ひろ生さんの芸術作品に対してうまく表現することができない、歯痒さのような、奥歯に物が挟まったようなもの。
下手くそな短歌にしたかったのです。(いつも下手だけど)
妖精さんは別れ際、しろくまさんにおやつをくれました。
妖精さん今日は本当にありがとう。
とても良い日でした。
美術館を出て、駅までの間だけの信じられないほどの土砂降り。
ちょっと面白かったね( *´艸`)(って思ったの私だけ??)
「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに、」
なんて、空からのお誘いだったのかしら?
またね。
妖精さん、そして、
ひろ生さん。
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芸術から一句は23日まで
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