デメリットしかない出社… 何のため?
先週末の地震で都心は交通機関が大混乱だったようです。筆者は運よく在宅の日で難を逃れましたが、緊急事態宣言明けと重なり「強制出社」「満員電車」がTwitterでトレンド入りしていました。
筆者も週明け月曜は出社日でしたが、本当に何のため?と思わざるを得ませんでした。
JRもオフィスも「暑すぎ」「狭すぎ」「うるさすぎ」で耐えがたいです。往復の電車内で延々とがなり立てる案内放送、車内も社内も暑すぎる空調、オフィスで他の人が「ズガーッ!」と鼻をすする音…
車内はノイズキャンセリングイヤホン、社内は耳栓や卓上扇風機を使い続けないととても耐えられる環境ではありませんでした。HSPも一因ですし、一人暮らしなので近所の子供の泣き声や選挙カー以外は自宅が静かで快適そのものなのも一因です。
しかも現職は体質の古さゆえ、社員も価値観も多様性が乏しいったらないです。社外からの情報はせいぜい日経新聞と業界団体ぐらい。職場でのひらめきや新たな発見が本当に皆無です。昨日の記事のように、自分の生活含めて社外では違うもの同士がネットで繋がることで「化学反応」的な変化やイノベーションが溢れているのに、現職だけはまるで浦島太郎のよう。
昨年末の復職面談で最初に会社側から転職の予告をされた時、思わず「今時転勤なんてまだ必要なんですか!?」と大声を上げてしまいました。ちょうどコロナの中でカルビーやパソナが在宅勤務を標準化するニュースを聞いていたからです。会社側の説明は(予想通り)「ものづくりの現場主義」の一言。「なんだここは…」が本音でした。
その後また緊急事態宣言があり、空調もBGMも服装も自由な在宅勤務のあまりの快適さ、生産性の爆上りに自分でも驚きました。メーカーとは言え法律関係の仕事なので設備も不要、ネットとPCさえあれば世界中どこでも問題なしです。通勤のはずの時間に公園を散歩したり、もっと起床が早い日は朝ジムも。筋トレの後にカフェでのんびりしていると本当に幸せ気分です。
3月半ばに緊急事態宣言が一旦終了し出社が一部再開になる前の週末、現在は毎朝その日にやる業務と一言を上司にメールしますが、文末に「通勤の疲労もなくオフィスより静かで気温も低い自宅での勤務が非常にストレスフリーで快適というのも本音(原文ママ)」と書いて送信。上司からは「出社しての業務が基本」と予想通りの返信(溜息…)。
生産ラインは必死で「カイゼン」するのに、働く環境の「カイゼン」は全くしないのが謎すぎです。そもそも仕事なんてアウトプット(付加価値)であって、場所や時間や服装ではないと思ってますし、暑がりなためでスーツとネクタイが1年の半分以上(5月~10月下旬ぐらい)苦すぎ、ずーっと囚人服と家畜の手綱にしか思えずにいます。
「それはそういうものだ」と言いたいのでしょう。でもそう言った瞬間「思考停止」では、と思わざるを得ません。我慢だらけ、不満だらけの不健康マインドでイノベーションが出るとは思えないです。自分も我慢を排除しまくってから社内SNSやメールでビジネス案とかDX化の案をバンバン出すようになっています。そのうち一部は組合の会報にも掲載されました(言葉だけが上滑りの「建前と本音」は相変わらずですが…)。
ここ最近は私用での年休をわざと出社日にバッティングさせています(幸い振替出社までは要求されませんので)。ただ現職はコロナ収束後に前面出社に戻すでしょう。そうなる前に早く転職を決めたいです(今日もさっきまで面接でした。早く決めたいなぁ…)。