Leminoと日向坂46

日向坂46のツアーの東京ドーム公演にて、Leminoプレミアム会員の場合、座席アップグレードが申し込める施策が発表されました。

12月に開催される日向坂46の東京ドーム公演にて、“Leminoスペシャルシート”の設置、チケット受付の実施が決定!
“Leminoスペシャルシート”は、日向坂46ファンクラブ、Leminoプレミアムの両方に入会されている方を対象とした、「アリーナ中央ブロック辺りの前方エリア列」にて確保される指定席です。
各チケット先行受付にて既に当選されている方は、アップグレードとしてお申込みが可能。

「Happy Magical Tour 2024」東京ドーム公演における“Leminoスペシャルシート”実施のお知らせ

個人的には、これ自体は施策として全然OKではあるんですが、それ以外にも日向坂46パックのリリースに関するものもあったので、Lemino関連に対して思ったことをまとめてみようと思います

自分のスタンス

先に、自分のスタンスを表明しておきますと、Leminoスペシャルシートに関しては肯定的です。対して、日向坂パックに関してはかろうじて許すけれども割と否定的です。

Leminoスペシャルシートを肯定する理由

これはあくまで体感なんですけれども、日向坂の座席はFC1次先行でも、割とそこまで前方、AブロックやBブロックってあんまり当たらないかな、という印象です。
そして、ファンクラブ会員に加入して日が経つにつれて、徐々に徐々に、前の方に当たるようになってきた感じがします。
具体的に言うと、3回目のひな誕祭もスタンド席、4回目のひな誕祭もスタンド席、5回目のひな誕祭にてやっとアリーナ上手後方に入れた感じでした。

その体験からすると、なんとなく、FC加入時期による補正のようなものがあるのかな、と思います。あくまで個人の体感に基づくものなので、邪推の域は出ないんですけれども。たまたまかもしれません。

まあ、長く応援すればするほど、前の方に行きやすい、っていうのは、自分の中では筋が通っていると感じるので、むしろ公平ではあるとは思います。
ただ、だからこそ、歴という積み重ねに対して、どうにも出来ない部分でおあずけをくらってしまう、という側面も同時に生まれるので、それであれば、倍率の高さに料金の上乗せにプレミアム会員のトリプル掛け算をしたとしても、良い席で見れるチャンスが生まれるのであれば、それは賭ける価値があるんじゃないかな、と思います。

シートのエリアをどれくらい確保するか次第ですけれども、それでもFC1次で両サイドのAブロックが取れたりとか、センターステージ前が取れたりとかも望みがあるなら、全然良いんじゃないかなと。

企業の目的は利潤を追求すること

そして、ここからは綺麗事を廃して、シビアなお金の話。

これは、高校の現代社会の先生に教わった中で、ずっと覚えている言葉です。
「企業の目的は利潤を追求すること」
要は、お金を儲ける事が目的、という意味ですね。

でも、自分は資本主義社会において、これは凄く正当な目的なので、全然批判する気はないです。
ただ、どう儲けていくか、や、儲けた先に何をするのか、という観点で、その企業に対して"好き"や"嫌い"といった感情を抱いていくものだと思います。

それを踏まえたうえで。
改めて、このスペシャルシート制に対してお金を払う価値があるのかどうか、というのが個人によって変わる事なのかな、と思います。
自分は東京ドームでアリーナ席に行きたい、という気持ちが強いので、追加料金を払ってでも、アリーナ席に行けるんだったら、積極的に申し込みたいと考えています。

Leminoプレミアム会員のみに関しては中立的

個人的には、プレミアムシート制自体は肯定的です。

ただ、そのアップグレードの申し込みのために、直接的には関係していないように見える"Leminoへの加入"というものが更にのしかかってくるのは、ちょっと微妙なところはあります。

ただ、一概に、FC会員なら誰でも申し込めるとしない事を否定するのもちょっと難しいとは思います。
日向坂とLeminoは相互協力関係みたいなものもありますからね。
(正確には日向坂じゃなくてSeed&FlowerというかSony Musicというか、ですが)
日向坂がもっともっとLeminoに対して恩恵をもたらせる立場に上がればこそ、日向坂の特番がもっと放送される事にも繋がると思うので、その辺りは今後に期待です。

日向坂46パックを否定する理由

これは本当に単純に、『日向坂で会いましょう』という番組が、日向坂46の認知度を上げて、まだおひさま化していない人たちの心を掴むための役割を担っているのに対して、1週間遅れじゃないと無料で観れない、という謎の縛りを追加したからです。これが許せない。

まあ、前述の通り、利潤を得るためである事は明確なので、そこは否定できないですし、プレミアム会員よりもコンパクトな価格の200円で利用出来る、という部分はあるので、まあ、まだマシかな、という感じはありますが。

Leminoがんばれ(純粋な応援の意味でも、叱咤の意味でも)

結局のところ、Leminoがまだまだ、他の動画配信サービスに対して『弱い』というのが不満の根幹なんじゃないかな、っていうところに帰結していると思っています。

例えば、U-NEXT並に動画も見れる、みたいな付加価値がもっとあったのであれば、『日向坂関連が見れる』という狭くても譲れないニーズと合算して、Leminoが純粋に選択肢として勝負出来てたんじゃないかなと。
なんらかのサブスク入る時に「日向坂好きならLemino一択だよ!」みたいな環境になっていたなら、今回のシートも、動画配信サービスの"おまけ"でプレミアムシートが申し込めて嬉しい、って受け取られ方をしたんじゃないかと思っています。

NetflixとかからLeminoに切り替えちゃおう、みたいな話をポジティブに出来ない辺りが、Leminoがまだまだパワーが足りない、というところの証拠なのかなと。

そもそも、ひなあいのための日向坂パック、ついでに、そこさくのための櫻坂パックも、無料会員は広告が挟まっての視聴になっていて、ここで広告収入が安定していたんだったら、わざわざパック化しなくても良いと思いますし。
広告収入がちゃんとあったのなら、見逃し配信が4週間有効になる200円パックを出したとしても、無料会員が1週間遅延させる必要もなかったんじゃないかと。

消費者として、気持ち良く、気分良く、お金を払いたいよね

自分はエンジニア業を生業にしているので、ものを作って売る仕事なので、やっぱり売る価値を高めるのが大事だし、だからこそ、技術に見合ったお金で買ってもらう、っていうのも大事だと思います。
なんでもかんでもタダやら安くやらで買える世の中になってしまうと、それは結局、自分も安く買い叩かれる、という事に繋がるので嫌なんです。

だから逆に、高いものでも、ちゃんとそれに見合った価値があると思えるなら、それは良いものとしてちゃんとお金を払いたい、とも思います。

それらを踏まえると、お金を払う時って、それに見合った満足が得られる、気持ちの良いお金の払い方、というのが大事なのかなと思います。

自分はLeminoスペシャルシートなら、良い席でライブが見れるという価値がちゃんとあるハズなので、チケット価格が通常の1.5倍になっちゃうけれども、それでも申し込む価値があるかなと。
高かったけれども、メンバーめちゃくちゃ良く見えた!ってなりたい。

しれっと、Leminoプレミアム会員をずっと継続していますけれども、プログラミングしながら、作業のBGVで1年分のひなあい見放題、というところに価値があるので、結局解約しないんじゃないかなと思います。
やっぱり、仕事中でも日向坂のワチャワチャを浴びれるって、凄い福利厚生。

結局、自分は今のところ満足して、気持ち良くお金を払えるな、って思えているので、このあたりは現状肯定的な立場かな。

ただ、"そもそも無い袖は振れない"という問題が、それとは完全に別の次元であって、ここに対しては本当に、日本の景気を早くもっともっと良くなってくれ、と願うばかりです。
気持ち良く払えるように、払うためのお金の余裕が、もっともっと増えてくれたらいいのにね。

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