見出し画像

食わず嫌いはやっぱりよくなかった

ハイロー未履修のやつがHiGH&LOW THE WORST観て沼に落ちるまでの備忘録です。

↓HiGH&LOW THE WORST公式サイト
https://high-low.jp/movies/theworst/

はじめに

文章なんて遥か昔、学生時代の提出用レポートを最後に書くことなんてなかった上に、ボキャブラリーが貧弱な私がどうしてもこの気持ちを残しておきたいとnoteまで登録して書いている文章なので見苦しさしか無いです。

ザワの感想というよりザワによって転がり落ちた私の体験記録なので映画の内容のネタバレはないはず…!(序盤のシーンについては掠める程度に触れてます)
ハイロー過去作5分の1ぐらいしか履修していない奴の感想です。内容について触れている部分はありませんが正確性はないうえ、過去作を見てればわかる点について理解していない部分もあるかもしれませんのですみません。


ファーストインパクト

ある日いつものようにtwitterを徘徊していたところ、TLにHiGH&LOW THE WORSTという映画に出ている、塩野さん演じる小田島有剣というキャラがやばいとのだと画像付きのツイートが流れてきた。

びっくりするぐらいに二次元キャラの実写かのようなビジュアルに思わず即座に、いいね、リツイートのコンボからの画像を保存まで決め込んだ。
絶対オタクが好きなビジュアルだもの好きにならざるを得ない。

普段、2.5次元沼の住人の私は、いつもの.5作品で新作のキャストのキャラクター扮装ビジュアルが公開された時のような感覚を覚えた。

私はハイロー知識が微塵もないので、思わずハイローは原作のある実写ものかと思いこみ、これは原作キャラの忠実な再現なのだろうという思考にまで至った。(この後ハイローには原作はないし、コラボのクローズに原作はあるけど今回のはオリジナルキャラということに気づく)
そして.5ジャンルと似た魅力を感じた私は、徐々にハイローくんのことが気になりだしていた。

そこで、ふと私の好きな.5作品に出ている陳ちゃん(陳内将さん)もそういえば出演するってツイッターで言ってたような…と思い出した。

私はいままで生まれてこのかたハイローという文化に触れることなく生きてきた。
暴力・流血・ヤンキーもの・痛いのが苦手な私にとってはちょっと避けていたとも言えるジャンルだった。

さらに芸能に疎い私は、LDHについてもかろうじて「え、EXILEの…」「ちょっとクラスで派手めな子たちが好きだったような…」というぐらいの知識しかない失礼な世間知らず具合。この情報しか持ち得ていなかった私は、ハイローは関わりのないジャンルだろうと決め込んでいた。
そのため、いくらSNSで知っている舞台俳優が出るという告知を見かけても脳が勝手に情報をシャットアウトするようになっていた。

しかし小田島有剣のビジュアルを見たことによって、見ることはないジャンルだろうと、スルーしていたはずの薄い記憶が蘇った。

そう言えば映画館で映画を見たときに予告が流れていたような…
噂の刀ミュにででいた佐藤流司くんも出るって聞いたような…

と、芋づる方式に脳みそのいつかは忘れて消えるゴミ箱フォルダに分類されていた情報が必要な情報として脳みそデスクトップに移動しHiGH&LOWフォルダを形成した。重要情報となったのだ。

そこからの私の行動は異様だった。
小田島有剣のビジュアルを見たのが10月8日の夜中、その後すぐに就寝したがやはりザワの事が気になり翌日職場の昼休憩にハイローのサイトへ行き、キャラクター相関図をざっと確認。陳ちゃんのビジュアルも確認。キャラが多いのでこの時点でキャラ名と相関図を覚えるのはやめた

「へ〜志尊君も出ててグレーの高校のトップなんか〜、こないだのドラマ(HEAVEN? ~ご苦楽レストラン~)のときの役とだいぶ真逆の雰囲気だな〜」などと思っていたが、この段階ではまだ観る決心はつかなかった。

↓公式サイトキャラクター相関図


しかし午後になっても、夕方になっても小田島有剣・陳ちゃんの出演が気になりすぎて意識がそちらへしか行かなかった。帰宅後夕食を食べながら、今夜気になって眠れそうもないから今からレイトショー(上映開始1時間はきっていた)を観に行こうと決心し、全く過去シーリーズを履修しないままひとり近所の映画館に向かった。

今思えばこの何をしていてもザワのことを考えてしまう症状は鑑賞後にさらに強くなったが、鑑賞前にビジュアルを見ただけで症状を発症していことはとても恐ろしく感じる。
小田島有剣…恐ろしい男…


ど平日レイトショー

無事上映前に劇場に到着できチケットを買おうと券売機へ向かうと、ハイローと並んでドラマで毎週感情を揺さぶられ続けた"おっさんずラブ"の文字。正直めちゃくちゃに悩んだ、隣の女性もおっさんずラブの方を買っていた。(画面見えちゃってすみません…)
しかし、私には小田島有剣と陳ちゃんの活躍をみるというミッションがあると自分に言い聞かせザワのチケットを購入した。

ドリンクを購入後、入場時間になりスクリーンへ向かう。
正直ハイローを観るのはどんな客層なのかと気になっていた。
座席を選ぶ際に埋まっている席を確認したが、平日の中日でましてやレディースデイでもない日なので田舎の劇場の埋まり具合は3割と言えるほどで人はたくさん入っていなさそうだった。
クローズとのコラボだから男性もいるだろうけどtwitterであれだけTLが盛り上がってるし、イケメンとLDHさん出てるんだから男性3:女性7ぐらいかと高を括っていた。

しかし、その予想は大きく外れた
劇場へ入るとまずカップルが2組ほど目に入った。
そして1人できている男性、3人組や2人組…圧倒的男性率!!!
その後も入ってくる人、入ってくる人みな男性。
女性のみのお客さんは私以外いなかったのだ…(のちにこの日が異様に男性の多い回だったことに気づく)
ここでハイローを知らない私はだいぶやばくてグロいボコりあいのシーンがあるのかもと怯え始めていた。(私はグロ耐性がない)


セカンドインパクト

しばらく予告を見ていると左隣に2つ座席を開けて男性2人組(ハイローに出演していても違和感のない雰囲気のお方達)が入ってきた。

席に着き2人はスマホをずっと触りながら、予告映画に関して面白そうだとかつまらないなどを大きめの声で感想を述べていた。
上映中によく喋る人やスマホを煌々と光らせながら鑑賞する人に当たったことのある私は、この人たちもずっと喋ったりスマホ触ったりする人だったら嫌だなと思いつつ予告を見ていた。

劇場の灯りが暗くなると2人組はなぜか私側に1つ座席をずれて座り直した。(この行動の意味は最後までわからなかったが、多分端のほうだったから出来るだけ真ん中寄りで見たかったのかなと)
距離が近づいたことによってさらに声がよく聞こえるようになり、私の集中できる映画時間は保障されない…と、苛立ちと悲しみの混じった感情のまま私の初めてのHiGH&LOWは始まった。

しかし映画が始まるとお兄さん達は意外にも静かに映画に集中していた。

ファーストカットの鳳仙の坊主の屈強な学生達が電車から降りてくるシーンからすでにお兄さん達は息を飲んでいたから、かなりファンの方ぽいし喋らず観るタイプの方なのかもしれないと、安心していた矢先、鬼邪高全日の面々が引きのアングルで映った瞬間、私に近い方のお兄さんが口を開いた。

「村山は…?(寂しそうな小声)」

村山??????????誰だ????????????
そう、私はハイローを履修していないため村山を知らない。(相関図も流し見だったため名前は小田島有剣と陳ちゃんの演じる三中トリオの中園以外全く覚えていない)
だが、隣のこのお兄さんにとって、どうやら村山と言う人はこの始まって5分も経っていないシーンに出てこないとこんなにも不安になって思わず悲しい声を出してしまうほどに大切な人なのだと瞬時に理解した。

きっとハイローにおいての人気キャラなのだろう、と私は村山という人をここで初めて認識した。

この後お兄さんはエンドロール終了まで言葉を発することはなく、私は約124分間映画にのめり込んだのであった。

感想はすごいとしか言いようがなかった。余韻でしばらく席から立ち上がれなかった
アドレナリンでまくっててハイになっていたような気もする。
全くキャラクターも今までのシリーズも知らない私でもものすごく楽しめたし、今まで映画を見ていてこんなに見せ場しかない映画は初めてだった。
こんなにもアクションのある映画を観たのも初めてたった。(映画の詳しい感想は割愛します)

小田島有剣に魅了され中園の活躍を拝みに行ったのに、お兄さんから序盤に意識させられるまでノーマークだった村山、またその村山に挑むの姿にやられて帰ってきました。
twitterでみなさん言われているなんで誰も村山さんこと教えてくれなかったの状態です。
私は轟の事前情報もなかったので村山と合わせてノーガードで殴られました
あんな強い男好きにならないはずがない。

お兄さん事前に村山の存在教えてくれてありがとう。
おかげで沼に転がり落ちました


沼へはウォータースライダーで入水

鑑賞後帰宅したものの、とんでもない映画を観たせいで興奮が冷めず、まだアドレナリン出まくりで布団に入ってもしばらく寝付けなかったため、ネットで片っ端から鬼邪高メンバーの画像を検索しては保存を繰り返した。
それほどまでにこの映画は勢いがすごかった。

観ても観なくても結局眠れない運命だった。

そして私の勢いも止まらず、鑑賞後レイトショーの時間でもあったので買えなかったパンプレットを手に入れに翌日映画館へ行き、無事に鬼邪高表紙のパンフレットを手に入れたのだった。
また、ハイロー関係のインタビューの載っている雑誌を片っ端から書店・amazonを駆使して買い集めさらには山田裕貴氏の写真集まで手に入れた。

そしてさらに残っているミッション、HiGH&LOWの過去作の鑑賞に取り掛かった。

しかし、すでに私はザワ切れ寸前で鑑賞後2日目には早く2回目に行きたい気持ちでいっぱいだったためひとまず鬼邪高の絡むドラマの回と映画のシーン・ザワ0のみを視聴することにした。(Huluさんハイロー全作揃えてくれてありがとう。)
Huluさんに登録したにもかかわらず、ザワ0に関しては視聴後すぐに円盤を買うと言う暴挙にも出た。

この履修には2日かかったが5日目には2回目のザワに行ける目処がたち、過去作の鬼邪高シーンの予習を済ませ、再びレイトショーに向かうためにネットでチケットを購入した。
今日ザワ観に行くぞと決めた日には1日ウキウキで気づいたら会社でもニヤニヤしてて完全に怪しいやつだった。

ところでザワ0は中園の出番たくさんあって嬉しい!!!
映画では2カットぐらいしか映ってなかったから…
全日ステークスに盛り上がってるの可愛いよ!!!
轟の仕上がり知ってるのもいいね!!!
そうそう映画でもこういう中園を期待してたの!!!っていうのがドラマで見れてよかったです。

2回目鑑賞は予習したおかげで半端なく感情移入できたし、全てのシーンがまた新しい視点で見れて新鮮な気持ちで観れた。
あと、1回目は理解も足らず勢いにおされて涙は出なかったのに、2回目は要所要所で思わず涙が込み上げました。

そしてまた夜は寝付けなかった


君の名は。

ちなみにこの日、鑑賞後にどうしてもザワのグッズを何かしら手に入れたいと思いたち(映画館にグッズはなかった)ローソンの一番くじの存在を知り、くじを置いているコンビニを探して彷徨った。
レイトショー後ということもありコンビニをハシゴしている途中で日付が変わった。(置いてある店舗はサイトに載ってるんですね、途中で気づきました。)

やっとの事でくじのあるコンビニにたどり着き、運試しのつもりで2枚くじを引いた。(あわよくば村山と轟のステックキーホルダーが欲しかった)
1枚目は歯ブラシセット、2枚目はステックキーホルダー
ステックキーホルダーはブラインドのため中身がわからない。急いで店を出て開封。
色は青色だった、これは鬼邪高定時のカラー
つまり村山の可能性がある。恐る恐る箱から引き抜く…

名前は………

中        園!!!!!
陳ちゃんじゃん!!!!!

中園!!!!!あなたこんな感じのグッズでてて下の名前ないんかい!!!中と園の間のスペース広すぎやんか!!!!!一瞬スペース広すぎて名前って理解できんくて裏も確認しちゃったじゃんか!!!!!もうちょっと名前真ん中に寄せれんかったんかい!!!!!

という一度に様々な(主に名前のバランスに関する)感情が押し寄せてきたが、私をハイローの世界に導いてくれたと行っても過言ではない中園のステックキーホルダーで嬉しかったです。
(この後もう一回くじを引きましたがスティクキーホルダーは古屋でした!定時ばっかりありがとう!)

画像1


さいごに

というようにものすごい勢いで私はHiGH&LOWの世界に飛び込んだのだった。
この後5回以上は劇場に通い友人達に布教し、一緒に映画を観てもらい沼に引きずり込むなどすることになるのだが、この記録を書いている今、ザワの映画館での上映が徐々に終わろうとしている。(すでに終わっているところも多い)

ザワには感謝しかない。ムシャクシャすることがあってもザワを見ればスッキリしてなんだか自分が強くなったように思えたし、感想を持つなら作品を見てからと常々心がけていたつもりだったはずなのに、食わず嫌いをしていた自分に気づいて見直そうとも思った。好きな俳優さんも増えた。好奇心が増して出演俳優さんの別作品を観てさらに世界が広がった。
私の人生にプラスになることばかり与えてくれた

私は正直、円盤発売までザワ切れを耐えられるのだろうかと不安を抱えているが、どうにか乗り越えて自宅のテレビで何度でも巻き戻して、一時停止をしながらザワを見れる日が来ることを糧に日々を生きようと思う。

なので公式さん早めに円盤の発売日教えてください。
何卒よろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?