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カービィのエアライドでRTA in Japan Summer 2024に参加しました

タイトルの通りです。
動画はこちら↓

今回は走者としては6回目、解説を含めると8回目の参加です。いつもお世話になっております。今回の裏話的なことをこの記事で紹介しようと思います。

RTAの変遷

このRTAは4年前のRTA in Japan Online 2020でも披露しましたが、当時からかなり大きく変わっていたので、今回も応募しました。当選するかは微妙なラインとは思っていましたが当選しました。

当時から大きく変わった点は2つあり、1つ目はアイテムオーバーフローです。これは、100%RTAのゆっくり解説動画で詳しく解説しています。どういう経緯で発見したのかも紹介しています。

ちなみに100%も応募していましたが、その長さゆえに当選はちょっと厳しそうな感じがします。

そして、2つ目にスタジアムの完全乱数調整です。

実は、CPUマシンのランダムセレクトから現在の乱数値を求められないか?という発想はかなり前からありました。多分2021年くらいに海外コミュニティにその発想だけ投げていた記憶があります。

2023年になると、エアライドの乱数生成式が解明されます。この時はエアライドのRTAをやっていなかったため、実際に僕がそれを活用するのは2024年、K-STAR2024に走者として出ることになってからです。K-STAR2024は毎年やってるカービィRTAオンリーのリレーイベントです。この時、世界記録はBluekandyさんが持つ43分0秒で、僕の記録は44分57秒でした。

運任せに世界記録を狙うのは好みじゃなかったので、乱数調整の研究を始めました。ある程度完成したら配信でも試してみましたが、不完全なところもあり、配信中にコードを見て修正するプログラミング配信になったこともありました。この時にプログラミング有識者の方にかなり助けられました。あの時はありがとうございました。

そして、K-STAR2024の直前に乱数調整ツールを完成させ、ルートがかなり変わってしまって、ただでさえ大変なRTAがさらに大変になってしまいました。でも、タイムを突き詰めると大変になるのは仕方ない気もします。

K-STAR2024では区間賞を取ることができました。その後も世界記録を目指して走り、5月3日に42分24秒というタイムを出して、世界記録を更新しました。僕がこのRTAで世界記録を他の人から奪ったのは3回ですが、そのうち2回は新技・新テクニックを導入して取っています。そのせいで破壊の人みたいになっています。この記録はゆっくり解説動画として上げています。かなり詳しく解説していますので、RiJを見た方もぜひ見てもらえると嬉しいです。

その後、RiJへの参加が決まり、練習を始めました。本番は一発通しなので、記録狙いではなく一発通しの練習を重点的に行いました。しかし、8月6日には偶然にも42分13秒というタイムで世界記録を更新します。これでRiJへの準備も万端かと思いきや、実は8月9日にBluekandyさんが41分30秒というタイムで世界記録を更新され、僕は世界2位となっていました。

解説について

4年前はTHEチキンさんも同じくこのRTAで応募されていたので(応募不備があったそうですが)、その関係で依頼していました。今回は1人目に別の方に依頼していたのですが、ご都合が付かなかったので、4年前と同じくTHEチキンさんに依頼をし、快諾をいただきました。本当にありがとうございます。

4年前からRTAの内容はかなり変わっているものの、THEチキンさんはアドリブでもかなり喋れる方なので信頼していました。自分の持っている知識をTHEチキンさんに共有する目的もあって、ゆっくり解説動画を作りました。

4年前もそうだったのですが、打ち合わせは本番前に軽く行ったくらいで、リハーサルは全然していませんでした。何が起こるか分からないRTAというのもありますが、THEチキンさんはその場のノリで何とかするタイプだと思っているので、まあ何とかなるだろうという感じでした。

本番のプレイ

アイテムオーバーフローが1回失敗するごとに7~8分ロスするというプレッシャーの中、見事に1発で決められて本当に良かったです。これさえ決まればタイム的には文句ないとは思っていました。

コピールーレットの目押しも非常に調子が良かったです。シティでのボムとスリープ、ゼロヨン1・3のホイール目押し、全て成功していました。ここまで調子良いのは珍しいです。

空きマスチェックのミスは後悔ポイントです。あの時の状況だと、最後の空きマスチェックは基本どこに使っても良いのですが、「ドライブで総計10分以上走る」「ドライブでエアライドマシンを10回乗り換える」の2つだけは使ってはいけない場所でした。最初に見えたのが10分走るだったので、あぁこれはダメだと思って別の近い場所を見たのですが、そこが運悪くマシンを10回乗り換えるであり、2回連続で避けなければいけないパターンを想定し切れておらずミスってしまいました。落ち着いて内容を見ていれば回避できたんですが…。

ちなみに、「1試合でドラグーンとハイドラが完成する」が場所固定なので、ここを埋めればそもそも内容を見ずに済むというのも後から気づきました。研究が足りませんね。

本番でも言っていましたが、リカバリーの運が良かったので、結果的には早くなっています。早くなっているけど、結果論に過ぎないので、RTA走者としては望ましくないと結果だったと考えています。とはいえ、ある意味本番らしいところを見せられたと思うので、良かったことにしておきます。

タイマーストップがあまりにも突然すぎたので、そこの連携がうまくいってなかったのはちょっと申し訳なさがありました。ですがまあ配信画面のタイマーは飾りみたいなものなので、そこは深く気にするところでもないかなと思います。

後は、プレイにちょっと集中しすぎてTHEチキンさんの解説を拾い切れていなかった部分もあったのは反省点です。そもそも、僕が聞き取るのも喋るのも下手すぎる根本的な問題があるのでとても難しいのですが…。

天ぷらそばは結局正確には数えていないのですが、まあ多い分には良いと思うので適当に9杯ということにしておきました。カウントが全然できていないのはご愛敬で。

評判

RiJが始まる前から、エアライドの話題がXでかなり投稿されていました。shiroさんという名前も結構上がっていました。いつも思うことですが、僕ってこんな有名人なの?って感じになりますね。動画は確かにかなり伸びていると思うので、動画投稿者としてのshiroさんは確かに有名なのでしょう。配信と動画で乖離があるので、こう感じるんでしょうねー。

ちなみに、本番の時のチャット欄、その時のXの#RTAinJapanタグ、YouTubeのコメント欄は見させていただきました。盛り上げていただきありがとうございます。あと、僕への@ツイートや引用で感想いただいた方は本当にありがとうございます。励みになります。

カービィの色の寄付額投票はありがたいことに23万円以上頂いておりました。ありがとうございます。今回はピンクだったのでいつもとほぼ変わらなかったのですが、予想以上に拮抗していて面白かったです。選ばれなかった色はデスマッチで処刑されるという残酷な運命が待っているのですが…。風花雪月とか言われてましたね。

毎回RiJに合わせて宣伝を挟んでくると噂の角川つばさ文庫さんは今回のエアライドでも宣伝されていました。

会場参加難しい問題

今回は会場参加したかったのですが、エアライドのRTAの特性上どうしても難しかったです。クリアチェッカーの画面をツールに読み込ませ、自動でチェックするツールを使っているからです。これは、キャプチャボードに依存してしまうので、会場でやるとなるとセットアップが極めて難しくなることが予想できます。乱数調整や4コン操作はまだ何とかなりそうですが、画像認識はうまい方法がないか今も考えています。

ちなみに、乱数調整のツールは、Stream Deck Mobileを使って操作しています。エアライドマシンの種類を入力する必要があるのですが、これがあるとスムーズに入力できます。

Stream Deck Mobileの画面

こんな感じです。このボタンを押す時はタッチペンを使っていました。1か月無料で使えたので、この1か月めっちゃ活用しました。

今後の予定

次やるRTAはまだ未定で、配信も今年はちょっと少なめかもしれません。ちょっとプライベートの方で頑張りたいことがあるので、RTAはほどほどに頑張ります。

JAWS PLAYERSと冬のRiJは応募すると思います。関西のオフイベは個人的に増えてほしいのでJAWSは多分受からなくても行くかなと思います。

最後に

自分の記事なので最後に思いっきり宣伝を挟みますが、この記事を見て、RiJも見た方はぜひ、僕の解説動画や配信も見に来ていただけると嬉しいです。コメントもいただけると本当に励みになります。

ちなみに今一番見てほしい動画はこれです。エアライドじゃなくてWiiですが、間違いなく僕が一番力を入れた動画です。

RTA in Japan Winter 2022でWiiを走ったのですが、あれからさらに改良を重ねて、細かいところまで詰めました。完全クリアなのでエクストラや格闘王もやります。走りも解説も全力を出したので、最後まで見てコメントもいただけると泣いて喜びます。よろしくお願いします。

最後に、関係者の皆さん、視聴者の皆さん、ありがとうございました。RTA in Japanというイベントがこれからもずっと続くことを祈っています。

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