完全保存版「アル中洗濯機の治し方」(その2)
さて、前回に引き続き今回からは真面目に(?)洗濯機の修理を説明していきたいと思います。
このやんちゃな洗濯機も年貢の納め時です。おとなしく直ってもらいましょう。
まず簡単に手順を説明すると、うちの洗濯機は表板、天板、裏蓋が外れるので、片っ端から取っ払って丸裸にします。
というわけで、まずは表に付いているものを外していきます。
扉はボックスレンチで簡単に外れました。
取ったビス類は普通トレイとかで仕分けしておくのだろうけど、管理能力の低いShirokaneは、すぐにどれがどのビスか分からなくなるので、取った穴に仮付けしておきます。これで間違えないよね。
次にドアパッキンをしっかり固定している輪っかを取ります。色んな素材があるみたいだけど、うちのはプラスチックでした。壊さないようにマイナスドライバーでそっと取ります。
これでパッキンは簡単にベリベリっと取れるので、中に放り込んでおきます。
次に、洗濯機は安全上使用中に開かないようになっているので、ドアストッパーのところにも配線が延びてきています。
なので、ストッパーも表板から外しておきましょう。ちなみに星形のビスなので、それ用のビットに換えます。
(あ~、+やら六角形やら星やら、面倒くさい!)
これで、表板は取れます。簡単でしょ?
ただ、表板を外すビスの上に操作パネルと天板が乗っかっているので、こちらを外していきます。
天板は背面のビス2本だけで留まってました。
操作パネルは、まず洗剤ケースを外して、
洗剤槽に繋がっている給水パイプを取ります。洗濯機は蛇口から入ってきた水が、洗剤槽を通って中に入る仕組みになっています。
2本あるのは、洗剤の方と柔軟剤の方に弁で切り分けて水を注ぐためです。金属のクリップみたいなもので簡単に留まっていたけど…こんなんで大丈夫なんかな?
元通りにする時はパイプの左右を取り違えないようにしましょう。柔軟剤と洗剤の順番が逆になって洗濯物がおかしな仕上がりになります。
次に、操作パネルに延びている配線を取りますが、まず結束バンドで本体に留まっている部分を取っておきます。
それから、本体にビス留めしてあるところを取れば、写真のようにぶら~ん。
後は配線を引っこ抜くだけ。
そうしたら、やっと表板が取れます。正面に2本、洗濯機の底に3本で留まってました。
そうすると、じゃ~ん!ご本尊が現れました。
こやつがやりたい放題暴れまくる輩です。さっさと取っ払って移植手術です。
まず前面に付いている重しを取ります。洗濯機によって付いている場所も個数も違うみたいですが、うちのは前面に1個だけでした。
またまた星形のビスですが、都合よくこのサイズが無いので六角で回します。
外し始めたらドアパッキンが邪魔なので、こっちを先に取ります。
内側はバネの輪っかで留まっていました。
パッキンが取れたら重しのビスを全て抜き、バールで重しのコンクリートを割らないように少しづつこじていきます。
そ~っとそっと、女性でも口説くように気長にずらしていきます。
そうすると、あるところでポコッと取れました。
これで前半戦終了。ふう…。コーヒータイム!
(Shirokane)
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