二つで…ひとつ
今…
高級なものほどの
割り箸が
1人では割れない
割れないと
二つにならないと
お箸の役割を果たしてくれない
二つでひとつの役割を果たすもの
見渡すと
振り返ると
たくさんある
でも
普段は気づいていない
それはきっと
当たり前だから…
当然のように
靴を履く
片方だったら
歩けないなんて
誰も気づかない
二つで…ひとつ
それは
自分の体も同じ…?
両手が同時に使えなくなって
私の体の一部の
右手左手は
二つでひとつの役割をしていたことに
はたときづく
しかし
人は
そもそも
片手だけでできることも多い
片手でもできること…
できてるので
思い出さないくらい
日常
そして
人は順応し
工夫するので
片手だけで
できることも増えていく
ピアノも片手で弾ける
包丁も使える
顔や体を洗える
パソコンを打てる
着替えもできる
でも
どうしても
二つでひとつ…のことがある
髪の
三つ編みができない…
片手では
三つ編みどころか
髪をまとめることさえが
できない
どうしても
できない
それが
何より悲しいって
言うことは
贅沢なのかな…