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お昼の定番 【エッセイ】

「東京で働いているなら、ランチは美味しいお店に行き放題ね」

 渋谷で働いてます、という話をするとそう言われることがよくあります。
 実際のところはそうでもないんですよ?

 ランチに出ることもありますけれど、基本的にはデスクランチ。
 お昼休みのご飯を食べ終わった後は本を読んだり小説を書いていたい身としては、人が忙しなく入れ替わるお店に行くよりも、ゆったりオフィスのデスクか休憩スペースにいた方が休めるんです。

 さらに、ご飯を食べることよりもその後に何かをする方に時間を割きたいので、お弁当なんて立派なものを作ることも稀。
 ちゃんとした方がいいとは思うんですけれどね…。
 食べて、お弁当箱を洗って…時間がかかるのがだんだんと苦になってきました。

 そこで行き着いた私のお昼の定番は「おにぎり」です。

 早く食べられて、洗い物がなくて、工夫さえすれば味の飽きも来ない。最近はおにぎり専門店も増えてきているので、選択肢の幅も広い。
 これ以上ないお昼ごはんだと、ここ最近はずっとおにぎりばかりを食べています。

 基本は市販の素で作った混ぜごはんと塩昆布むすびの2つなのですが、たまにコンビニで冒険をしたくなります。

 先日は「のり弁おにぎり」にハマってました。
 名前の通り「のり弁」に入っている白身魚の揚げ物とちくわの磯辺揚げと…とにかく具材が満載。
 そのシリーズでは他にもこれでもか!というぐらい具材が入っているものがあったので、リピートしてました。

 最近はスパムが入ったおにぎりなんかもよくありますね。
 あれも凄く食べ応えがあって、少食の私は一つで十分お腹いっぱいになります。

 そんな話を会社の仲間にしたところ、コンビニ3社の「昆布」おにぎりは個性が豊かでぜひ食べ比べてほしい、という情報をもらいました。
 実際食べ比べてみると、あるコンビニの昆布は佃煮のような甘さがあり、あるコンビニの昆布は塩気の方が強かったり…定番おにぎりの食べ比べも個性があって面白いんですよ。

 コンビニで冒険するのも楽しいですが、ちょっとやる気を出したい日は専門店へ。

 おにぎり専門店って、塩むすびだけで凄く美味しいですよね。
 変わり種に手を出してみようかなと思いつつ、専門店の時は必ず一つは塩むすびか玄米のおにぎり。
 専門で作られているからこそ、シンプルなお米の味を楽しめるおにぎりを選びます。
 凄くお米に詳しいわけでも何でもないんですが、一日一食はお米を食べたい派としては、そのシンプルさにハマってしまいます。

 今は夏季休暇で、お昼も美味しいものを食べることが多いので、普段の生活に戻ったら何のおにぎりを食べようかな、なんてことを思いながら語ってみました。

 まあ、なんだかんだ1番好きなのはお赤飯なんですけどね!笑

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