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台湾旅行記
2024年11月 台湾へ旅行に行った。
年内に海外旅行をしたいと思い立って、半ば無理やりねじ込んだ予定だった。
行先を台湾にしたのは、近いこと、比較的安いこと(思ったよりは安くなかった)、八角を使ったごはんが好きなこと、台湾の街並みに興味があったことが理由だった。
最初に、台湾は灰色の街だなと思った。
コンクリートがむき出しになっているような建物が多く立ち並んでいて、くすんだ印象を受けた。
桃園空港から台北市内へ向かうにつれて、徐々に街の密度が高くなり、灰色の建物に鮮やかな色の看板が増えていく。
来てよかったなと思った。
街の中では、看板などのあらゆる文字の意味が中途半端に頭によぎること、しかし発音はまったく分からないことが頭の中でぐるぐる回ってややこしくておもしろい。
電車に乗る度に耳なじみのないアナウンスを聞いた。駅名だけは滞在中に少しわかるようになった。
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到着したばかりの空港でがまんできずに食べた大鶏排がおいしかった。
魯肉飯屋で向かいに座った現地の方がメニューを解説してくれた。
コンビニで売っている殻付きのどす黒い煮卵が気になって食べたものの、あまり味を感じなかった。
朝から並んで食べた蛋餅や豆乳スープは朝食としては随分重かったけど、気にならないくらいおいしかった。
豆花は初めて食べてすごく気に入ったので、日本でもおいしいお店を探して食べに行きたいと思う。
旅行を終えてから、テキストを買って中国語(台湾華語)の発音練習を始めた。看板の文字はいまだに読めない。