『なりたい大人じゃなくていいんですよ。 なりたい自分であればいいんですよ。 ただ、どういう大人になるか それは It's your choice』【冨永愛さんの言葉より】
ここ数日は、
地元・近県の大学の入学式が、学生たちを会場に集めて行われる様子がテレビに映し出され、"やっとここまで戻れたか"という思いになる。
今年、成人式を迎えた二十歳の甥っ子は、まさに世界が一変した中で
大学生活が始まった。
それは描いていた大学生活とはかけ離れたもので、
しょうがないけれど、可愛そうだな…と思ったりしたものです。
入学式の様子とともに伝えられるのが、18歳成人。
140年ぶりに変更される成人の定義、ということで、
今生きているわたしたちは、誰も経験したことがない新しい定義になる。
政府広報オンラインより引用
変更された事は、この小さな表にまとまってしまうけれど、
高校3年生は、未成年と成人が混在、という複雑な環境になる。
ある高校の先生方のミーティングの様子をテレビで見たが、
在校中に互いに成人になれば、結婚も可能になる。
恋愛には関心の高い年齢なのは、
自分たちの学生時代を思い返せば思い当たるもの。親の反対は火に油。
成人してる、とはいえ親はどう心配し、学校側もどう見守ればいいのか。。。
18歳成人の経験がない大人たちは、きっと戸惑う。
ものごとは、言葉だけではなかなか伝わらない。
今の世界に起きていることを見ても、悲しいけど、そう思う。
そんな時、NHKの18歳成人を取り上げた番組を見た。
その中で聴いた冨永愛さんの言葉が
戸惑う若者たちの心に、響くのではないだろうか。
(以下、その番組の冨永愛さんの言葉を引用)
不信感でした
あの頃の私から見た大人は
まぁ会社だったり 世の中だったり
そういったルールの中で生きているだけ
私はその反骨心があったから
海外に行っても
日本の外に出ても
戦えるエネルギーがあったんですよ
やりたいことを見つけて
がむしゃらに それを頑張っているうちに
大人になった
って言う感じですね 私の場合は
(ナレーション:実は富永さんの息子は、まもなく成人になります。その成長を支えるため、心がけてきたことがあります。)
子供自身が決めたことに できるだけ「ノー」と言わない
「やってみな」って言うようにしています
自分で失敗しないとわかんないじゃないですか
「これだと失敗するから」ってもちろん私も言っちゃう時はあるんですけど
でもそれは自分が経験してるから わかることであって
子供はそれを経験しないと
自分のものにできないじゃないですか その失敗を
できるだけ自分で失敗するように
自分で決めたことを 自分で失敗して学ぶように…
やってもらってます
その今の若い子たちが
漠然と不安を抱えてたりしても 何も考えてなかったとしても
それはそれでいいんですよ
その年代なんだもん
ただ年齢は毎年確実に一つ一つ増えていって
勝手に『大人』と言う分類になるから
その中で なるだけいい経験をして なるだけいい失敗をして
自分がなりたい自分になっていってもらいたいなと思います。
なりたい大人じゃなくていいんですよ。
なりたい自分であればいいんですよ。
ただ、どういう大人になるか
それは 【 It's your choice 】
今、突然に成人になった、特に18歳の若者たち。
彼らもやがて自分の子供たちを育てる立場になる。
その時にやっと『18歳成人』を迎えるためには、何が必要だったのか
を伝えることができるのではないかな、と思う。
でも、
親の言うことは、いつの時代も、なかなか子供には伝わらない。(苦笑)
これはいつまでも変わらぬ事で、
若者は、これからも、もがきながら大人になっていかねばならないのでしょう。
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