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DIE WITH ZEROルール2「一刻も早く経験に金を使う」

人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」である。年を取ればとるほど、行動に移せる経験の種類は減っていく。
若いうちに、その時にしかできない経験をし、それを繰り返し思い出すことで人は雪だるま式に幸せになれる。
だからこそ、私たちは「この人生でどんな経験をしたいのか」を真剣に考え、それを実現させるために計画を立てるべきだ。

DIE WITH ZERO ルール2より抜粋

この章では、20代のお金がない時期に、筆者の同居人が1人でヨーロッパ旅行へ出かけた経験の例が書かれている。
筆者は、この貧乏旅行に帯同しなかったことを今でも後悔するくらい、友人にとっては素敵な出会いと経験の連続だったという。
お金ができた今、同じ経験をしようと思っても、当時のような若さゆえのサバイバル旅行はできない。(物理的には体験できるが、20代で経験した方が刺激や楽しさの感度が高い)
若いうちだからこそ、ユースホステルに滞在中の20代前半の旅人達と和気藹々とでき、30キロもあるバックパックを背負って街を歩く経験が、より味わい深いものになっている…ということを綴っている。

たしかに、私も常日頃から人生で幸せを掴むための最もシンプルなコツは「タイミングを逃さないことでは?」とよく思っている。
せっかくこの本が、思い出の追体験でより幸せになれることを説いているので、私も、20代にしてよかったと思う3つの経験を振り返ろうと思う。


1. 大好きな同期と行ったイギリス旅行✈️(2017年、当時26歳)

私の親友がワーホリで2年間イギリスにいるうちに「絶対会いにいくね!」と伝えていた。
一方、私の同期の好きな人も同じタイミングでイギリスに留学していることが判明。
同期と一緒に、「お互いの会いたい人に会いに行くための旅行」を計画した!

この旅行がめちゃくちゃ楽しかったのなんのって!
全く読めない英語のメニューをみて、美味しそうな料理を感で当てたり(笑)
夜にお城周りをひたすら喋りながら歩いて、毎回同じランニングマンとすれ違っては「この光景、算数でよくやった「速さ」の文章問題に出てきそうちゃう?」ってしょうもない話をしたり。

ホテルではバスタオルも変えてもらえず、ビビるくらい小さい浴室でお互いシャワーを済ませて数日過ごしたけど、そんな状況でも何でも爆笑に変わるのは、ほんまに若さゆえだったかもしれない。
どちらの友人とも今でも交友関係が続いてるのは、嬉しいことだなぁ。

2.大学院で10ヶ月間キャリアについて学ぶ。(2018年、当時27歳)

営業をして5年。部署異動などもなく、なんとなく現状にマンネリを感じていた私。
そんな時に母校から「女性のためのキャリアコース」の案内がきた。大学院に通うよりハードルは低いが、その分仕事終わりに週3〜4ペースで18:30〜21:30まで授業を受けて単位を取得するというなかなかハードなもの。
参加するかをギリギリまで悩み、結局応募締切日当日に、履歴書を大学院まで持ち込んだ記憶がある。
私はこのコースの5期生だったが、なんと27名いる中で最年少。名だたる企業で働かれている沢山の先輩方に刺激をもらい、確実に私はこれからの人生を前向きな気持ちで歩めるようになった。

ここで学んだ大きなことはいくつもあるが、特に印象に残っているのがプランドハップンスタンスという理論。

プランド・ハップンスタンス(Planned Happenstance)は、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が1999年に提唱したキャリア理論で、「計画された偶然」や「計画的偶発性理論」と訳されている。キャリアの約8割が予測できない偶然の出来事に左右されるとし、これを積極的に活用することでキャリアアップにつなげる考え方
この理論では、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心の5つの行動指針が重要とされている。偶然をただ待つのではなく、自ら新しい挑戦を通じて偶然を引き寄せることが求められる。

https://jinjibu.jp/keyword/detl/974/?utm_source=perplexity
より引用

臨機応変•なるようになる•起きてしまった出来事を味方につける!
そんな一見楽観的だけれども柔軟な思考回路を、キャリア形成の場面だけではなく普段から癖づけることで、不本意なことやハプニングなことが起きても肯定的に捉えられる考え方が備わるなと。

この考え方、とくに転勤族の夫を持つ妻に知って欲しい…。
次にどこの土地へ行くかわからない状態でキャリア形成をするのって本当に難しいが、その状況をあえて楽しんでいこうって思えるスタンスを手に入れることでだいぶ気持ちが楽になる!

このコースを10ヶ月受け続けたことで、「学びは栄養になる」ということをリアルに体感したな。

そして、魅力的な先輩方をみて、キャリアも子育ても両立している女性は、ユーモアと強さも兼ね備えているという発見があった!

育児復帰した直近1年半の私はとにかく余裕がなくて、とてもギャグなんて言えなかったわ(^^;  改めて先輩方尊敬するわ。

3.フランス+トルコへのハネムーン(2019年8-9月 当時28歳)


おじいちゃんから頂いたお祝い金をフルに使って、人生で初めてってくらい長い休暇を頂いてハネムーンへ!

フランス🇫🇷で前撮り

詳しい話はまた結婚記念日の時に書きたいので割愛するが、この翌年にコロナが2年続き、海外旅行は断絶。本当この時期に行けて良かったと思っている!(その分、結婚式はビビるくらいコロナの影響を受けたけど^^;)

このハネムーンは、20代の未熟さゆえの大喧嘩•ハラハラ•大爆笑を詰め込んだような旅行で、とにかく刺激的やった(笑)
その中でも、教科書でしか見たことのなかった世界の絶景をこの目で見ることができて、私の人生で最上位に入る良い旅行だったと言える!
もちろん、旅ならではの沢山の素敵な出会いも会った!


長くなってしまったが、ふりかえると私も20代で良い経験にお金と時間を使えてたな。
そう思える10年を大切な仲間と夫と過ごせてよかったと、ルール2を振り返って思えている。

そんな心地よい気分の中、布団につこうと思う。

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