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無事納品!!それから…

ホルケゥさんのお店に、依頼されていたミシンのパーツ達を納品してきました。「次回からは、領収書にお店の名前も入れておくれ( ˘ω˘ )」との注文が。概ね満足してもらえる仕上がりになり、代金は満額頂戴しました。高いか、安いかと言われれば、きっと単価202円は高すぎるのですが…人件費がいかに商品の値段を左右してしまうのかと言う良い勉強になりました。逆に言えば、この商品の値段を絞るには研磨にかかる時間を見直さないといけません。

ちなみに、しろいぬのミニチュアパーツは、透明のものを除くとほぼ全て石塑粘土(パジコさんのラドール•プレミックス)で複製しています。本当にありとあらゆる素材で試作しました。樹脂粘土、オーブン粘土、エポパテ、ポリパテ、二液性レジン、石膏、パラフィン、シリコン…結局、グラム単価と切削しやすさ、引け、食いつきの良さ、シリコンからの離型、硬化後の耐久性で石粉粘土に絞られました。2000番くらいで研磨すると、親父殿の禿頭の様に(失礼)ツルッッツルになるのです✨

さて大仕事を済ませ、自分のミニチュア作品に戻ります。

「お化粧するのー(* ॑꒳ ॑*)」

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やはりディスプレイ用にドレッサーも欲しい所です…。お化粧品のシリーズは、これでひと揃い完成しました。絵の具を粘土に練り込む事で、塗装の手間は三分の一ぐらいに短縮しました。ゴールドの入ったものは、アーティストマーカーで地道に塗るしかありませんが…

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残念ながら、しろいぬの今の技術では、まだまだ人様の手に取って頂けるものは出来ない事が、痛い程分かりました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)ホルさんと2人でこのサンプルを眺めながら首を傾げました。正円じゃない、研磨が不十分、特に、ルージュの形がいびつで手作り感が拭えない、等々…

ホルさんには「いつか、いつかと完璧を求めてたら永遠に世に出せない」「不完全な状態でもいいから、一度販売してみたらどうか?」とアドバイスをもらいましたが…私だったら、これを買うはした金がある位ならリカちゃんショップに駆け込みます…

結論から言うと、このお化粧品達を一旦お蔵入りにすることにしました。化粧品というのは、レトロであるからと言ってシンプルでいびつな訳でもなく、極小でも形の正確さが要求される、ミニチュアの中でも実にハードルが高いジャンルだったのです…(;´д`)数や種類も多く、ビギナーが最初から挑むにはちょっと高い壁でした。

が…ラベル作りもレジンの扱いも、塗装の改良も、ここまで失敗を繰り返したからこそ身に付いたのです。諦めてはいません。毎日、毎日、作って、直してなんぼ。ホルさんは、真空管ラヂオのミニチュアを世に出すまで、3年かかったそうです。受け取った方が喜んで、楽しんで下さる物を作るには…「開発は長く、製作は素早く」ぐらいの気持ちでかかった方が良いのかも知れません。

焦らず、自分の得意分野から手を付けていくとなると…やはり次なるミニチュアのテーマはコレです。

※ラフ画

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いくらラフとは言え、画力もうちょっと仕事しろ。あと悪筆。

同時進行中、「街の診療所」を掘り下げる日が来ました。それではまた次回…



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