ガリ勉の予後は悪い。 賢く勉強しよう。
勉強は苦しみに耐える修行ではない。自分が勉強に苦手意識があった人ほど、勉強は苦行だと思っていることが多い。
余談だが、受験で子供を潰す親はこの思考の持ち主が多い。
実際は、勉強は単なる苦行ではないと思う。
勉強の究極の目的は、理論を獲得することだと考える。
例えば、数学は問題を解けることが目的ではない。分野ごとの思考法や武器を、自分のものにすることが目的だ。そして、問題を解けることは、単なる帰結にすぎない。
また、世界史は年号や人名を暗記することが目的ではない。歴史を動かす原動力を考え、歴史の見方を学ぶことが目的だ。暗記は帰結でしかない。
帰結の部分だけを見て、解いた問題数や暗記した年号の数にこだわるのは、賢い勉強とは言えない。
もちろん、理論を考えず、とにかく問題を解いたり暗記しても、偏差値は上がる。
だが、この方法で学力を上げた人の予後は悪いように感じる。
簡単に言えば、彼らは課題に対して、労働の投入量を増やすという解決策しか持っていないのだ。
疲弊して燃え尽きるか、そうでなくても「都合のいい労働力」にとどまる。
過度な一般化をすれば、このタイプの「ガリ勉」が通用するシステムが、日本の生産性の低さの一因だろう。
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