真夏の全国ツアー2022 広島公演【DAY2】
乃木坂46真夏の全国ツアー2022がスタート。広島公演の2日目に行きました。大阪、広島、愛知公演それぞれ2日程ずつ6公演申し込みましたが、唯一チケットを取れたのが広島の2日目でした。(モバイル会員一次分)
■当選確率の話
勝率6分の1。今年は今のところ全会場フルキャパシティらしいので、座席数が限られていた去年よりはかなりマシだったと思います。確率なのでこればかりはわかりません。モバイル会員の登録時期によって、何らかの調整があるのか、新規は当たりやすいのかとか、例えばバスラに当選したらその年の全ツは当選しにくいのかとか、踏み倒しが発生しにくいクレジットカード決済の方がいいのか、2人以上で申し込むと確率が上がるのか、など色々と素人考えを巡らせましたが、わかりません。
モバイル会員二次は、あんまり当たった記憶がありません。一次より残席は大幅に減っているので当然といえば当然です。楽天先行も同じ。
一般発売の先着順は、時の運だと思っています。Wi-Fiよりも固定回線の方が安定するので(サーバー側に届く「購入者情報」という一種の「固まり」が、不安定に途切れてしまうとサーバー側で弾かれてしまう。はい、次の人!という状態)、固定回線で時報を流しながらチャレンジしますが、ごくたまに行ける場合がある、程度。アパートのメタル線が脆弱なら、アウト。でも行けるケースもあります。あとは最後まで諦めないこと、という精神論になるので、モバイル会員一次先行で当てるのがやっぱり一番良い気がしています。精神衛生上。
僕の全国ツアー初参戦は2018年なので、決して古株ではないです。ただ、2018年の全国ツアーは、そもそも申し込まなかった福岡公演以外、東京3DAYS(6thバスラを兼ねていた年)、大阪2DAYS、愛知2DAYS、宮城2DAYSの9公演全て結果的にチケットが取れました。この年はツアーが最大規模となり、東京は神宮球場+秩父宮ラグビー場、大阪はスタジアム(ヤンマー)、愛知はドーム、宮城はスタジアム開催だったのでキャパシティが大きい。ゆえに当選しやすかった、というのもあるかと思います。東京の3日目は、見切れ席を一般先着順でぎりぎり買えました。結果的に(これは会場のスタッフさんに聞いたのですが)、秩父宮が一番好評だったとか。客席とステージが近いのでメンバーがすぐそばまで来てくれるから。確かに、ドームやスタジアムのスタンド席で豆粒のようなメンバーを見るよりは近い方がいいに決まっている。見切れ席でも十分に一体感を味わえて、結局、東京の3日目が一番良かったように思います。Blu-rayには収録されていなかったと思いますが、東京の3日目で「ジコチューで行こう!」が初披露された際、選抜が神宮で歌うか秩父宮で歌うかをメンバーがくじ引きで決めたのです。ステージ裏でのくじ引きの様子も実況中継されて、飛鳥が「秩父宮!」とくじを引いた瞬間に隣の席の全然知らない人たちと大喜びしたのを覚えています。あのときの地鳴りのような歓声は、3DAYS通して一番だったような。それもあって秩父宮が一番良い記憶です。
・・・で、これ以降、ほとんど当たらなくなります。かと思えば、連続で当たったりする。そしてまた当たらなくなる、の繰り返しでここまで来ています。
■追加公演はあるのか
あるならば、国立競技場か・・・。
■広島DAY2の話
セットリストは載せていません。大阪公演と広島1日目のセットリストはまとめサイトに上がっていたようですが、僕は全く見ないでいきました。楽しみが半減するので。少なくともメンバーはそのつもりでパフォーマンスしてくれます。
全曲披露か、それに近い曲数を日替わりで次々に披露するバースデーライブと違い、真夏の全国ツアーは各公演のセットリストがおおよそ似通ったものになります。DAY1とDAY2で企画枠や中盤の曲に違いはあれど、構成としてはほぼ同じになります。デフォルトの構成が先にわかってしまうと、映画の結末を先に知らされてから映画館に行くようなものです。
これから福岡公演に行く!北海道公演に行く!という方は、どうか楽しみにしていてください。それぐらい考えられたセットリストになっています。新旧の曲が織り交ぜられて、夏の乃木坂らしい構成です。めちゃくちゃ楽しかったので。
大阪公演初日の日刊スポーツさんの配信記事に出ていたように、最新の30thシングル表題曲「好きというのはロックだぜ!」とアンダー曲「Unders Love」(和田まあやセンター)、5期生曲「バンドエイド剥がすような別れ方」(菅原咲月センター)は全日程共通で披露される(はず)です。
「好きというのはロックだぜ!」のイントロと間奏、アウトロでは推しタオルをぶん回す演出が入ります。(7月20日 乃木坂46公式twitter 賀喜遥香の動画)
欅における「危なっかしい計画」的な感じです。楽しい。水の演出入れながら、神宮球場でやったら楽しいだろうな。
そして、アリーナ最前列でした・・・!もう多分、二度とないです。とはいえ、位置的には限りなく下手の端っこなので、メンバーがセンターに立つと真横すぎて見えづらい難点はあります。ただ、1曲目や2曲目でメンバー全員がステージに横並びで板付くシーンではほぼ数メートル先です。煽り曲ではメンバーが入れ替わり立ち替わり来てくれます。トロッコも。
さくと美月、絢音ちゃんはほぼ至近距離でした!尋常じゃないぐらい可愛いです。
錯乱します。おかしくなる。井上和は、本当にあのまんまです。花道を駆け抜けてセンターステージに移動すると、アリーナの前列付近からは距離的に遠くなるのですが、それでも桁外れが一人いる、とわかるレベル。あと、かっきーの煽りが信じられないぐらい可愛い。声が異次元レベルでした。
そしてネタバレにならない範囲で・・・。ライブはやはり、3期生と4期生が中心になります(そこに5期生が少しずつ絡んでいく)。1期生と2期生は合わせても5人(真夏、飛鳥ちゃん、日奈、まあや、絢音)しかいないので仕方がないですが、少し寂しいです。れなちは今回のツアーに参加しないことがアナウンスされているので、2期生は1人しかいません。日奈とまあやは今回の全ツがラストになるので、目に焼き付けるつもりで臨みました。そして、「君の名は希望」がどれほど大切な楽曲か、改めて思い知らされます。生駒里奈が何を残してくれたのか、それをどう受け継いでいくのか、そこには覚悟が必要なんだと。
■会場雑感
ツアートラックは2台ありました。
会場に着いたら最初にツアートラックを探します。開演直前や終演後は人だかりができて近づけないので、早朝や開演数時間前のタイミングを狙います。
■浴衣の生写真とペンラはあっという間に売り切れる
生写真とグッズ関係ですが、全ツの場合、浴衣の生写真が出ます。ツアーシャツや私服バージョンも出ますが、浴衣が最初に売り切れます。経験上、始発で行って並ばないと手に入りません。(会場に到着する時間にもよります。あくまで平均値として)
いつだったか、名古屋公演で(旧・ナゴヤドーム)始発から数本遅れて会場に着きましたが、ぐずついた天気だったにも関わらず、すでに長蛇の列で売り場まであと数十メートルのところで「本日分完売」のアナウンスが流れました。
とはいえ、始発で行けば数時間待たされるものの、手に入ります。2周目は不可能です。400%売り切れています。
僕はトレードは絶対にしないので(とてもとても嫌な思いを何度かしたから)、1回目で購入できる浴衣25枚(1種類につき5枚×5セットが上限)が唯一の戦利品になります。できることなら全部揃えてみたいですが、苦労して手に入れた25枚をみているだけでも十分に楽しいので、大事にアルバムにしまってあります。
グッズはツアー限定盤のペンライトが比較的すぐになくなるようです。今回のツアーから、ノーマルデザインのペンライトが新機能付きで一新されたので、そちらも早期に売り切れた模様。
グッズも生写真も、それにまつわる記憶を言い出すとキリがないですが、それと同じように、一度手を出すとキリがないと最近感じています。極論、ペンライトと推しタオルがあれば他はなくても大丈夫。ということに気づきました。
でも、これに「ただし、例外が・・・」がいっぱい付いてくる・・・。
・ただし、バスラはTシャツも買う(1年に1回しかないので)
・ただし、メンバーの卒コンが絡むと色々買う
・ただし、ランダム缶バッジというとんでもない曲者がいる
推しが複数いるとか、あと500円分買えばスクラッチくじがあと1枚もらえるとか、いろんな事情が絡んできます。ランダム缶バッジ買えばクリアできる・・・とか。
でも何よりも一番大きいのは、長蛇の列に並んだ末に、ようやく自分の番が近づいてきて売り場の白いテントが目の前に来た時、頭上に掲げられた商品リストの写真をみた瞬間。血が騒いでしまう。変なスイッチが入ってしまう。高揚感。スタッフに「以上でよろしいですか?」と聞かれた時に、「あ、あとタペストリーください。飛鳥ちゃんの。・・・と、さくちゃんのも。美月も欲しい・・・」とかなります。そこから先は、もう雪崩みたいなものです。あるいは満員電車でおしくらまんじゅう状態で、自分が吊り革を離せばこの人流に飲まれてしまうという状況で堪えきれずに手を離す感覚。
けれど、戦利品抱えて売り場を後にするときの高揚感と優越感がたまらない。この時点で財布の中身が恐ろしいことになっているのに、その事実はただの1ミリも頭をかすめない。大好きなメンバーのグッズが今、自分の手の中にあるという事実が誇らしい。ただそれだけ。未だ延々とつづく長蛇の列から羨望の眼差しを投げかけられているようでウキウキしてしまう。
やれライブだ、イベントだ、特売セールだ、初売りだ、で鬼の形相で必死で大枚をはたいている人をテレビのニュースで見ながら指差して笑っていたはずなのに、こういう心理なんだなと妙に納得してしまう。なんだ、僕も人のこと笑えないではないか。
好きなんだから仕方がないよ、と自分に言い聞かせながら、そろそろやめなきゃとも思う。深入りは禁物だ、と。
今回は、グッズは最低限にしてオフィシャルWEBSHOPの事前販売をできるだけ利用しました。上限となる金額を決めておいて、普段使いしそうにないものは極力排除しました。
会場で錯乱する必要もないし、「あと500円で」の苦しみも(あんまり)ありません。そもそもスクラッチくじは基本的に当たらないようにできている。
WEBはWEBで特典がついてきたり、会場限定のペンライトは売っていなかったりしますが。会場における対面販売での異様な高揚感はないので、ある意味、冷静でいられる。裏を返せば、グッズが欲しい!というのもあるけれど、あの高揚感(長時間並んで苦労して戦利品を手に入れる)こそが最大の目的だったんだ、要は体験と思い出が欲しかったんだと今更気付かされます。2年前から会場対面販売よりもオンライン通販が主流になって、並ばなくていい利便性はあるものの、何か足りない、なぜか全然楽しくない、その理由が今更わかったのです。
なので生写真にのみ集中しました。どうにかして手に入れた虎の子の25枚。飛鳥とさくが出たのでなんの文句もありません。
飛鳥がいつにも増して美しく見える。
■浴衣パネル(43名分)
ここから5期生
■乃木坂46の現在地点〜公転周期が重なる日
乃木坂46の「現在地点」はどこなのか?
広島の1公演にしか参加できていませんが、それでも新旧の乃木坂がステージ上でせめぎ合う熱量を感じました。
10年の時を経て大人になった1期生、2期生の円熟味と、大黒柱に成長した3期生の絶対的な安定感(今更ながらエース揃いだと気付かされる)、4期生の充実感、それらを飲み込む勢いの5期生。
ライブの冒頭とラスト、全メンバーがステージ上に横並びに板付く際、凄みが漂います。
同時に、薄氷の上にずっと立っているような危うさも。
真夏がことあるごとに、「後輩には個性を発揮してほしい」と言っていた理由はこれなんじゃないかと。
真夏、飛鳥、日奈、まあや、絢音・・・
名前には、いろんな意味が込められているけれど、それぞれ全く違う環境に生まれて、それぞれの生き方があって、価値観がある。
太陽系の惑星ぞれぞれに「公転周期」があるように、彼女たちも一人ひとり自分の「公転周期」が存在している。
その公転周期が稀に一直線上に並ぶ瞬間がある。
奇跡の瞬間を目撃しているんじゃないかと、いつも思う。
とても素敵なライブでした。大切な「一瞬」でした。
わたしたちが、アイドル。
乃木坂46です。