ありんこのおにぎりが美味しいんだな
最近の食の記憶といえば、「おにぎりのありんこ」である。このお店のチーズおかかおにぎりが本当に美味しかった。海苔にも塩がふってあるようでうれしい味がするし、ふっくら握られているのでなんとも柔らかい! 型にぎゅうぎゅうに詰め込まれたおもちゃみたいな握り飯で得られるものがカロリーだけだとすると、ありんこのおにぎりはそれに追加で喜びと栄養があった。とんだバフおにぎりである。
おにぎりの専門店で馴染みといえば「おむすび権米衛」であり、昔はもっと握り飯がデカくてさらにマヨ唐揚げみたいな鶏肉の揚げたやつが入っていて、私はこれをいたく気にいってよく食べていた。しばらくするとおにぎりの大きさが小さくなってしまい、悲しい気持ちになるのでついには食べることがなくなってしまった。というか、公式サイトを調べたところ、例の鶏肉の揚げたやつがメニューからなくなっている!
より悲しくなった。あったんです、本当に…鳥の…具のやつ…。だけども、今も昔もおにぎり専門店ってなんだか嬉しいすよね。へっへ。
引っ越してからというものを炊飯器を使ってせっせとお米を炊くことをしている。今までは炊かなかったのかと言われると、炊いてはいたけど、それはメスティンだったり、鍋だったり、用意までが面倒な器具をあえて使って食べていた。
これは私が考えた「手間が掛かればめしを食べすぎるということは無くなるだろう」という冷静で的確な思考のもと生み出された手段だったが、最終的には面倒くさくなりすぎて何も作らなくなり、レンチンご飯やお惣菜を買うまでになっていた。おもくそな堕落をして恥ずかしくないのか。
引っ越ししてからは野菜を煮て食べることにハマっている。たまに蒸す。カブを買って葉のふりかけも作った。葉のふりかけマジで美味しい。また絶対作ろうと思った。
これまでは積極的に玄米を食べていた。糖がねえ、怖くてねえ。と、健康を気にしての食選びだったが、最寄りのスーパーに欲しい玄米がなかったものだからと銀シャリ様を買ってしまったが最後、うまいと感じて食べ重ねていた玄米に対する気持ちが、いいや白米の方がうまいね と払拭されてしまった。
美味しいものを食べてしまうと以前までの味覚に戻すのが難しいんだけど、こればっかりはもうおしめえだ。だって白米は美味しいんだもんね。でもしばらくしたら、また玄米買います。