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ワカサギ釣りに行ってきた

北国のアクティビティ、そう。ワカサギ釣り。

バスに揺られて

朝早く(といっても、学校が始まる時間帯)にワカサギ釣りの民が集う。マイクロバスに乗車して、一同氷漬けの湖へ移動。ファミリー、友達同士、カップルなど、色んなお客さんがいた。みなワカサギを求めている。

どんだけ釣れるんだろう。釣ったら天ぷらとして食べれるらしい。お腹いっぱいになっちゃったらどうしようかな、なーんてことを考えていると…

え?

「お手洗い休憩でーす!」

おトイレ休憩の場所が独特すぎやしないか。
レストランの一階と二階にトイレがあるので、そこで用を足してきてね、とのこと。

玉ねぎも売ってるぞ
店構え
木彫りの動物たち
すごい内装
海賊の拳銃もある

こんな不思議な空間で尿を…?!(した)

店主の趣味でかき集められた物なんだろうか。お店を埋め尽くす勢いでアンテークが並んでいると、なんのお店だかわからなくなっちゃうな。一応、飲食店らしいけど、やりたいことを全部やっている様子が伺えてなんというか、すごく好感がもてた。趣味ってここまでやって良いんだぜ。

ぞろぞろ…

おトイレを済ませた後、さらに移動。やっとこさで目的地にやってきました。遠くの方にぽつぽつとテントが見えますわね。

スタッフによる講習

写真では伝わりにくいけど、急に吹雪いてきた!!!
出発前は快晴を絵に描いたような天気だったんですが?! 服に雪が容赦なく当たり、バリバリと豪雨かよって音が鳴り響くのをよそに、ワカサギ釣り講習がはじまる。

スタッフの人は母国語が日本語ではなく片言だった。陽気なテンポでかつ真剣にワカサギ釣りに大切なことをたくさん喋ってくれた。

「ここ穴。落ちないよう、気をつけてー」

「オチたらあぶない、ここワニでる」

「昨日ふたり、死にました」

ここがワニの出る穴

狩るか、狩られるかの勝負がはじまった。
我々はいったい、いつから藤岡弘探検隊に…?

ひとつのテントに6人まで

程なくしてテントに移動。椅子と穴は既にセッティングされており、好きな場所に座ってひたすらワカサギ釣りを釣る仕様になっていた。

外はあいも変わらず吹雪いており、テントに当たる雪の音はジャングルのスコールの様に荒れ狂っている。ワニに食われるか、寒さでやられるかの2択である。

初のワカサギ

「つれた!!!!!」
当テント内には釣り好きの少年がいた。最初のヒットは少年が見事に飾ってくれた。彼は終始、釣りに必要な情報、深度、糸の引き方、今までに釣れた魚の事を話してくれ、テント内は大いに盛り上がった。釣りが趣味とは渋い子である。私は先生と敬い、色んなことを教えてもらった。

「先生。今後、釣ってみたいお魚は何ですか」
「……ヒラメ」

かっけえ…!!!
どうぶつの森でくらいでしか真剣の魚と向き合ったことがない私は、己を恥じた。魚に対してもっと真摯であるべきだ。

できたてほかほか

みんなが釣ったワカサギが回収され、しばらくすると美味しそうな姿になって帰ってきた。実際揚げたては美味い!!一皿で3人前である。皆、お腹を空かせていたので体感3秒くらいで食べ終わった。もっと食べたい。

何分、ワカサギ穴と向き合って居ただろうか。私は最後の最後にやっっっっと一匹釣り上げることができた。他のテントでは全然釣れてないところもあったそうなので、一匹釣れただけでも万々歳かなと思った。
その一方で、少年は五匹くらい釣ってた。

なんだろう、人徳ゥ…の違いとか、なんかそういう人間のオーラが魚にもわかっちゃうのかな。今年はよりいっそう頑張ろうと思う。

たっぷりの雪

人数の影響かテントの中は意外にも暖かく極寒にしばられる心配はなかった。けども長時間同じ姿勢でワカサギとワニの影に怯えた影響で、終盤に差し掛かったころには流石に身体が強張ってしまった。
寒さ回避のためにも、ブランケットや、お湯を入れた水筒、ホッカイロなんかを準備してもっていくとより快適に過ごせるかもしれない。

写真では良い天気に見えるが全然、吹雪いてる。

こういう体験でしか絶対に味わえなかったことを体感できたなあと、喜びを噛み締めつつ帰路へ。ワカサギ数匹では当然、腹は満たされなかったのでスープカレーのお店に行った。

納豆、温玉のせ

温かい室内で食べるカレー最高!!!!! 
もうこれしか食べたくない。お腹すきすぎて納豆と温玉も追加してしまった。このお店はブロッコリーがとにかく美味しいので、ブロッコリーを追加して食ってもよいです。

おわりに

我々は運良くワニとは出会わなかったけど、次に行く時はひょっとするかもしれない。どうか気をつけて、ワニに美味しく食べられずに、あなたが美味しくワカサギを食べてほしい。ついでにカレーも。


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