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詩・ショートショート

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趣味の詩、ショートショートです
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#小さな物語

[詩]ハッピー

[詩]ハッピー

なんとなく
家に誰かいる気がした

パタパタと足音が聞こえるような
そうでもないような

なんとなく
家に君がいる気がした

いそいそと家族の初夢に出てきたり
そうでもなかったり

昨日は君の月命日だね
供えたどら焼きは美味しかったかい?

君が駆け抜けた15年を終え
そっちではどうなんだい
そろそろ生まれ変わり先が決まったのかい?
その報せと共に
最後の犬生を楽しみに来たのかい

僕はね
君の最

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[詩]不眠

[詩]不眠

あなたの夜はどんな夜ですか

温もりに包まれたやわらかな夜ですか

期待に満ち溢れた
いつもよりも日の出が待ち遠しい夜ですか

寂しさに支配された冷たい夜ですか

不安で消えてしまいそうな
永遠に太陽が昇ってこなければいい夜ですか

煌びやかな夜を彩るために
仕事と向き合う退屈な夜ですか

あなたの朝はどんな朝ですか

目を瞑ればいつのまにか朝を迎える
それを当たり前にしてきましたか

眠ることが

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[ショート]緑のおはぎ

[ショート]緑のおはぎ

「こんにちは」

トンボ眼鏡に古い自転車
荷台に巻かれた漆の箱

お爺ちゃんは
緑色のおはぎを届けてくれる

世間話もそこそこに
母はその箱を持って家に入る

私はこのおはぎが大好きだった

緑色のきな粉に粒の粗い餅
中にはたくさんのあんこが入っている

このおはぎは何故緑色なのか
スーパーに並ぶ物と何故違うのか
その時の私にはわからなかった

「こんにちは」

焦茶色の縁側
白いふわふわと優しい

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