個人的語感のいい言葉 7選

皆さんは言葉遊び好きでしょうか?
ついつい口ずさみたくなってしまう言葉、韻やリズム…
今日は個人的に気に入っている「個人的語感のいい言葉 」をパターンに分けて紹介してみます.


575・77のリズム パターン

575・77とは、短歌・短歌のフォーマットで特に日本人には馴染み深いリズムですよね. 普段の生活の中でこのリズムに遭遇すると不思議と口ずさみたくなります…
例えば仕事でしばしば見る定型分にも575が潜んでいます

ご確認 いただけますと 幸いです

こちらはDTMの音源配布時によく見かけるもの

全DTMer貰っておきましょう!

もらっておくんですけど大体使わずに放置しますね( ᐛ )
次はフェイスブック創業者ザッカーバーグ氏の有名な言葉

Done is better than perfect.

Mark Zuckerberg

「完璧を目指すのではなくまず終わらせろ」という意味だそうな. すごく好きな言葉の一つですね.

シンコペーション パターン

シンコペーションとはリズムのアクセント位置をずらして勢いを与える手法です. 例えば
♪ ♩ ♪ (タ(弱)・ターン(強)・タ(弱))
がその代表例です.
このシンコペーションが用いられている例が平家物語の冒頭

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

『平家物語』

美しいリズムを感じますよね…
リズムで見てみると
祇園精舎の → ♪ ♩♩♪ ♪
諸行無常の → ♪ ♩♪ ♩ ♪
とシンコペーションになっていることがわかります. 

別の例を挙げると、

無借金経営

借金していない状態が「良い」ことかは分かりませんがただ一つ、リズムがいいということは言えます.

有声両唇破裂音 パターン

有声両唇破裂音とは、口を閉じてから一気に解放することでできる破裂音です. わかりやすいのが「バビブベボ」音ですね…
この音は勢い・インパクトのある響きが特徴です. 例えば、澤井啓夫によるギャグ漫画作品のタイトル

ボボボーボ・ボーボボ

一度聞いたら耳に残る語感なのではないでしょうか. 「ボ」だけに音を絞るところにクリエイティビティを感じずにはいられません
もう一例、世界史の出来事から.

ボストン茶会事件

これは、かつてイギリスの植民地であったアメリカが独立戦争を起こすきっかけになった事件で、1773年12月16日、ボストン港に停泊していたイギリスの船に対して、アメリカの植民地住民たちが反乱を起こし、船に積まれていた紅茶の木箱を海に投げ入れたという事件です.
「ボストン」という語の語頭の有声両唇破裂音にどこか植民地住民の威勢を感じますね.

加えて上記挙げた2例は、シンコペーションも入っており口ずさみたくなる要素満載です.

さいごに

最後に僕の好きな言葉を添えて終わりにします.

Done is better than perfect.


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