音楽を作るのに音楽についての知識は必要か
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白羽です。今回は短い記事になりました。
今回の議題はTwitter上でよくある話です。よろしくお願いします。
早速本題へ。
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議題
DTMerとTwitter上で繋がるとTLで時折議論されていたりする話があります。
「音楽の知識は作曲をするのに必要か?」
50000000000000年前からずっとDTMerの物議を醸し続けている話です。迂闊に触れようものなら☆即☆炎☆上☆を免れないでしょう。そこで今回はこの議題について迂闊に触れてゆこうと思います。
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とは言ったものの、この問題は安易に片づけられる問題ではありません。まずはこの議題を少しだけ切り分けましょう。
(注 この記事は電子系、いわゆるEDMと呼ばれる音楽の作曲者を対象としています。)
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本論
まずは知識って何や、という所から入りましょう。
一口に音楽の知識といっても、現代電子音楽についてはシンセサイザーを使ったサウンドメイキング、デジタルソフトウェアによる編集が多いので、
・ソフトシンセの扱い方や音の出る原理など(ADSRの扱い方やフィルターの種類、FMとPCMの違い、その他)
・ミキシングやマスタリングに関する技術知識
それから音楽が音楽である以上切っても切れない関係である、古典~近代音楽において用いられた理論というものが存在します。
それで、前者の電子音楽を作るがために必要な知識ですが、
これらはほぼ必須というレベルで必要です。当然ですが。
ADSRもフィルターも解らないと音を作ること自体が出来ません。となれば、プリセットをそのまま使うしかありません。
なので個人的にはDAWのことだったりシンセ、エフェクトのことを勉強するのは時間の使い方としてとても良いと思います。やればやるほど神になれます。多分。
では後者の音楽理論はどうかというと、その半分くらいが電子音楽を作るならほぼ無用の長物です。楽譜の書き方は当然のこと、強弱にpppppp~fffffの記号が付いててもDAWではそんな表記は十中八九しません。
それどころか厄介な知識になってしまうものがあります。特にカデンツだとか和音だとかいうものは脳が腐ります。
現代音楽ではそこら中に存在する連続五度ハモりも古典音楽では禁則扱い、同じフレーズを4回以上繰り返すのも禁則、そんな馬鹿な話があってたまるか。
本当に才能のある人なら音楽理論を勉強したうえで使えるものだけ取り出せるでしょう。残念ながら俺はそれにはなれませんでした。残念ですね。
そしてこれから音楽理論を勉強しようという人へ。貴方がもし神であり最強の存在であり、必要な情報だけを切り取って自分の足しに出来るならそれで良いと思います。そうでなければ個人的意見としては、楽典を勉強する、音楽理論を勉強することはオススメできません。
(でも、よく考えたらそれって俺に才能がないんじゃね?っていうのが正直な気持ちです。
他のDTMerから音楽の理論を勉強した方がいいって言われてる人は迷わず勉強しましょう。知識を御せるだけの才能があるのを見越して言ってきてるんだと思うので)
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で、要は?
つまるところ、勉強して無駄になってしまうのは勉強した内容を主体的に御せないパターンなだけです。自分はそうならない、という自信があるなら積極的に勉強しましょう。
責任は負いかねますが。
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