今日の1曲 その51
またまた今日の1曲を。いろいろ書きたいことはあるのだが、私のそのベースの考え方を先に書いておきたい。そしてそれはこの曲と言いたいことが同じだから、遠回りでもこちらを紹介しようと感じたのだ
こちらだいぶ前の曲でLIVEでも定番曲、元々好きではあったのだ。が、この曲が特別になったのは、歌詞を改めて振り返った時。「これだ！」と思った………自分の考え方を代弁してくれる歌詞だったのだ
それではそんな大事な1曲をご紹介。今日の歌はこちら！
B'z
イチブトゼンブ
月9ドラマ「ブザービート」の主題歌で、B'zの代表曲の1つだ。上のYouTube動画は、コロナ禍の時にB'zが発表したスタジオライブ（と言っていいか………）の一つだ。その他演奏されたのは「ALONE」や「兵走る」、「ultra soul」「Calling」とこちらの5曲。どれもこれもライブでも定番だし、テレビ等でも聴かれる機会が多い
ここからは曲そのものを見ていこう。「イチブトゼンブ」は2つのバージョンがあり、普通のアップテンポロックだけでなく、バラードバージョンもある。メロディーラインは同じなのだが、より落ち着いて聴けるのはバラードではある
どちらでも成り立つ、素晴らしいメロディーラインについては…………説明不要な気がする。まさにB'zメロディーの完成系、だからこその名曲だとも言えるだろう
さあそして何より大切な歌詞の話をしよう。まずは入りから見ていこう
「アナタは私の ほんのイチブしか知らない」
勝ち誇るように笑われても それほどイヤじゃないよ
もうこの入りから人のことが分かってるなぁと思う。恋人同士とかそれぞれで、結構言った＆言われたことがある人は多いんじゃないだろうか？少なくとも私は言われた経験がある
ってそんなの当たり前の話だ。自分のことも全部分かりゃしないんだから、いくら大好きな、愛してる人の事とはいえ一部知ってるだけになる。言われてる「彼（だろう）」の反応のほうが理性的だし、むしろ勝ち誇っても仕方ない
すべて掴んだ つもりになれば また傷つくだろう
全て掴む、そんなことはできないから、分かった「気がしてる」だけなのだ。そう信じることは、違った時に傷ついてしまうことに繋がる。前に名言で取り上げた「無知の知」はこうしたところで大切になる
君にしか わからないこと 僕だけが見えていること
どれも本当のこと
全て合わせて「その人」だ、ということだ。自分だけで決まらないのが人間なのだろう。いや、ことによればあらゆる物事がそうなんじゃないだろうか？人によって見方は全て違うのだから………どれが正解で間違いか、というのはものによってはなかったりするかとも思う
そして最後、
愛しぬけるポイントが ひとつありゃいいのに
それだけでいいのに
これだ！私が思っているのはこの気持ちだ。パートナーに求めるものもひとつ………とは言わないが、いいところも悪いところも含めて「愛しぬける」かどうかが大事だと思う。マイナス面を探せば、誰でもいくらだって出てくるのは当然だ。そうしたらみんな評価対象にならなくなる
別に異性だけの話じゃない。どんな人間（動物や趣味などもだろうが）でも、いいところを私は見たいと思う。悪いところがあるのは分かっている、あるに決まってるのだから。だがそれではあまりに夢も希望もない気がするのだ。だからご縁がありお互い面識がある人に対して………トラブルあってもいいところはいい、そう考えている
具体的には嫌いにならない、ということだ。好みじゃなくなるのはあるし、また何時までも気にするわけではない。だが人間を嫌いになることは少ない。当然例外はあるのだが、せっかくなら誰もが幸せなほうがいいだろう。相手の不幸を願っても自分が幸せになる訳でもなし………いちいち嫌う必要もないわけだ
まあ恋愛相手全てにそう思えるか、となると難しかったりもするが、基本的には今も大嫌いになったりはしていない。なにしろ「愛しぬけるポイント」がひとつ以上あるのだから………全てを求めても仕方ない。それは諦めじゃなく、寛容ということだと思う
みなさんはどう感じるだろうか？なにかのきっかけになったら嬉しい。まずはじっくり歌詞を見つつお聴きいただきたい