今日の1曲 その49
さてまた1曲だ。今回はなかなか珍しい曲をご紹介しようと思う。まあ私にとって、という意味で決して一般的じゃない、とかではない
思わせぶりすぎる前振りは好みじゃないので、早速紹介したい………んだけど、さすがに記事開いてすぐわかっちゃうのも主義じゃない(つまり今までの今日の○○の前振りの文章はそれを大切に考えてた)。だから、まだもうちょっと続くんじゃ、とドラゴンボールの途中みたいに、入れてみる。まああそこまで「まだもうちょっと」は長くできないけれど
こうして適当なこと書いとくと、自然に文章って長くなるからいい。それでは今回の1曲をご紹介、今日の1曲はこちら!
BUMP OF CHICKEN
feat.HATSUNE MIKU
Ray
さあ初音ミクだ。私がVOCALOIDを知ったのはかなり後だと思う。当時はPCからも普通のネットからも離れていて、SNSやLINEなども全くやってなかったのだから、当然と言えば当然だ。で、初音ミクの印象といえば………
すごいことできるようになったなぁ……
だった。MIDIとかでPCでの音楽系への関わりは前々から分かっていたが、まさか人の声までできてしまうとは
しかもキャラクターとして歌わせられるってすごいことだ。本当に感動した。と同時にやはりマニアックだな〜とも。美少女から入るという、オタク的思考にいい目線を向けられなかった当時の私にとっては、むしろ避けるべき対象にもなってしまった
そんなわけで一部の楽曲を除いて………全く知らなかった時、この曲と出会った。もちろんBUMPはよく知ってる。ハマりきりはしなかったが、好きな歌も多々ある。そこに初音ミクの歌声も!!出会った場所は………さいたまスーパーアリーナだった
もちろんLIVEとか音楽フェスとかじゃない。そこはRIZINでだった。流れたのは
村田夏南子 vs キーラ・バタラ戦の
煽りV
でだ。これがまた素晴らしい動画になっていて、リオデジャネイロオリンピックを被らせて、の1本だった
元々村田夏南子はレスリング出身で、当時連勝中の吉田沙保里をあと一歩まで追い詰めた、唯一の日本人だ。ただその敗北からMMAに転身、世界一を目指し始めた。リオオリンピック直後に開催の大会で、他のレスリング仲間達が金メダルを取りまくる中(吉田沙保里は銀だったが)、村田は別の道を行く………そんな内容の煽りVだ
前置きが長くなったけれど、それこそこの歌はドンピシャだったのだ。初音ミクの多少電子的な歌声もまた、その映像に美しさを与えてくれた。メロディーから歌詞まで、レスリングから離れた村田を応援するような、そんな内容に聴こえた。動画自体はすぐ見られない(でもレコーダーに撮ってある)が、今も忘れられない
改めて楽曲だけを聴いても、他の曲とはまた一風違う風を感じるのだ。こんなにアナログとデジタルが融合してるのは、というか…………今はVOCALOID寄りに敢えてしてるYOASOBIなどもいるが、当時疎かった私からすれば衝撃的な1曲に思えた
BUMP OF CHICKENの歌詞が素晴らしいのは知っていた。が、ここまで思い入れができたのはこの曲が最初だったのだ。個人的には「天体観測」や「K」などより、この曲が好きだったりする。この後もう1曲唸る曲が出てきたが、それは今後の今日の1曲で紹介しよう
「Ray」はBUMP単独の演奏もありはするのだが、私はあえて初音ミクとのこちらを推す。この曲はRIZINを思い起こさせてくれ、また初音ミクの良さも教えてくれた、そんな私にとって大切な1曲だから………