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今日の1戦 その11

いろんな勝負(基本はスポーツ)を扱うこのシリーズ。今まで取り上げずにいた、”あの”選手のことを書かないといけないだろう。なんといっても全世界に名前が轟いていて、伝説はまだまだ続くからだ


こんな時代がやってくるとは………特にこの競技での日本人の活躍はすさまじい。一般層にどれだけ浸透してるかは謎ではあるものの、今の勢いは半端じゃない。日本で勝てなきゃ世界一になれないなんて、一時の柔道やレスリングを思い出させる


もう1人タイムリーに活躍中の、皆さんお馴染みの別競技での選手もいるのだが、そちらはあえてオフシーズンになってから取り上げたい。テレビをつければいつでも見られるし………まあいいだろう


閑話休題
それでは伝説の選手、そのポイントとも思えるこの1戦をご紹介。今回の戦いはこちら!



WBO世界スーパーフライ級
タイトルマッチ
井上尚弥
vs
オマール・ナルバエス

ビッグインパクトの試合
それこそインチキなほど強い!


”モンスター”井上尚弥だ。今やPFPのトップ3を争い続ける、現役レジェンドボクサーである。もうその辺りの説明は不要………だと思うが、それじゃいい加減だし、(詳しくは)知らない方もいるだろう。なので軽く説明


今ボクシングは4団体存在している。日本では昔WBA、WBCの2団体のみ認められていたが、今はWBO、IBFも加えられている。この4団体を2階級制覇した史上2人目の選手である。しかもそれも含めて4階級で王者を獲得しており、また対戦相手も超一流ばかり…………まさにスーパーチャンプだ。防衛回数は具志堅用高が今も一番だが、世界戦の数では彼が上回っている


まあ強い!強すぎて対戦相手がなかなか見当たらない、というのがすごすぎる。少なくともボクシングでは世界王者でさえレベルが何段階も上だ。まあ今の時代、彼の戦績に並ぶ王者が他にもいる、というのが恐ろしい。階級に違いがあるので直接対決はないが、タイトル獲得その他で今も競い合っている


その井上尚弥がそのモンスターぶりを遺憾無く発揮し、あまりの出来事に仰天したのが、今回取り上げるタイトルマッチだ。対戦相手のオマール・ナルバエス、それまでダウン経験なし、防衛回数もフライ級では15回、スーパーフライ級では11回という、これまたスーパーチャンプだった。そして12回目の防衛戦が井上尚弥だ


下馬評では井上尚弥も………という予想も多かったように思う。私も勝つとは思っていたが、判定までいくのだろうなと………多くの方もそういう予想だったのではないだろうか?


だが…………始まってみれば1Rに2度、2Rで2度のダウンでTKO勝利。ナルバエスが2Rもたないという、あまりにもな圧勝劇だったわけだ。そりゃナルバエス陣営が何か仕込まれてるのかと抗議したくもなるだろう。もちろんボクシングでそんなことできるわけもなく、井上自身のパンチ力だと納得したわけだが


リアルタイムで見ていたが、あまりの出来事にポカーンとしてたのは覚えている。強いのは分かっていたが、まさかこれ程とはと…………すでに王者ではあったわけだが、この試合がターニングポイントだと思って今回とり上げた。まだまだこれから伝説を積み重ねていくのだろう。今後もまた楽しみしかない!


P.S.改めて見たが、あまりの強さにドン引きする。その後を考えれば納得はするのだが、それでも実際の映像を見ると恐ろしい………

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