宗教と純情ACTION その4
やっとのことで最終章。需要があるのか全くわからない、むしろないかもしれない。ともかく続きに行こう
最初に…………宗教の残り話を
何度も何度も切り捨ててるのに、粘ってきまくる相手方。宗教を信じ自分を信じる事の強さと、同時に恐ろしさを実感した。やはり盲信は簡単に狂信に変わる。常に疑問を持つこと、その大切さを感じずにはいられない
そこで相手にこう伝えた。「もしかすると考えが変わる可能性もあるかもしれない」と。この手の言葉は錯覚を起こさせることがある。あくまで可能性だし、あるかも、なのだけれど、考えが変わる「だろう」と思い込んでしまうのだ。まさに自分からバイアスに囚われてくれる
これで期待を持ちつつ向こうが帰ってくれたのだ。無論可能性もあるかもも、本当はこれっぽっちもない。嘘っちゃ嘘だが、カルトに対して、というかセクト(危険集団のこと)全てに対しては嘘も方便だ。警察は民事不介入なので、何か刑事にならない限りは助けてもくれない
ともかく絡まれてしまったときには、人の多いところで対応すること。そして常に防犯対策をし続けることが大切だろう。今はさすがに警察も動きやすくなった(ハラスメントが暴力に当たる)から、下手な動きはカルト側セクト側に不利になりやすい。くれぐれもご自分を大事にしてもらいたい
………と前置き(?)が長くなったが、数日後に電話が彼女の友人からかかってきた。だが気弱な同年代の女の子など鎧袖一触、あっさりおしまい。それを最後に連絡はなくなった、宗教からは……………
彼女からも、だけど!
こうして初恋は散った…………と思っていた。そしてやってきた2月14日。世の中はバレンタインデーというのがあるらしい。少なくとも当時はそんな認識で、非モテな私には全くもって無縁のイベントだ。少なくとも私の周囲で当時もらってるヤツはいなかった気がする
ただその年はカルト退治ということもしているし………もしや!とか思っていた。その日は高校は柔道大会という、今思うとなかなか硬派すぎる大会があった日だった。全校で柔道の大会をするという、まあまんまなものなのだが………あれって締めたり極めたりしたらどうだったんだろう?気になるところではある
ってまた脱線したが、ヘボヘボな私にはもちろん縁もなくやることも無く、ただ学校に行っただけ。多分ちょーーっとだけ期待してたのだろう。そして………
何事も起こらなかった………
失意なのか納得なのかはわからないが、ともかくあまり変わらない日が過ぎ、何を食べたか覚えてない日が終わる………ハズだったのだが、そこへ突然電話が鳴った
そう、彼女からだった。そして
「明日放課後会って渡したいものがあるんだ」
…………キタ、キタキタキター!!!
我が世の春が来たァァ!
もう大フィーバー!龍虎乱舞………じゃなくて狂喜乱舞である。本当に天まで登る気持ちとはまさにこのことだ。もう笑いが止まらないし、でもドキドキも止まらない。いやーホントに好きだったんだよな…………
この先は細かくは書かない………もちろん告白「されて」付き合うことになった。それこそ宗教で頼られたのも、元々好きだったのもあり、やってくれるかな?という気持ちだったとかも教えてもらった。とても嬉しかったのは間違いない。まぁ高校生の、特に2人とも初々しさしかないような、そんな恋愛だったと思う
今考えればそれはやはりおままごとのようなもので、だからこそ長続きはしなかった。それでも大切な思い出だし、今でも気になるのは気になる。もちろん女性としてというか、好きだった人だからこそ、だ。何してるかも何も知らないし、それはそれでいいけれど、幸せであって欲しいなぁ……そう願い続けている…………
P.S.ここまで使わせてもらったからこそ、近いうちに今日の1曲で取り上げよう、純情ACTION。私の大好きな曲を選んだこと、なんか良かったと思ってたりする。彼女、B'zファンだったんだよなぁ………今どーなんだろ?(当時は私は違った)