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今日の1本 映画編 その10

前回は洋画「コンスタンティン」だった。主演のキアヌ・リーブスは今度やる「ソニックvsシャドウ」でソニックのライバル、シャドウの声を演じるそうだ。なかなかいろいろやっているのは嬉しい話。当然アニメ作だが、今回取り上げる映画もアニメ作品だ


この作品、他の映画にもかなり影響を与えていて、オマージュとして使われてたりも多い。当然実写映画でも、だ。こちらの監督、ファンも大変に多く(アンチも多いが)、今回の映画は個人的に最高傑作だと思う。もう1作世界を変えた作品もあるのだが、私はこちらがやっぱり好みだ



さてそんな今日の映画を早速ご紹介!今回の1本はこちら!




機動警察パトレイバー THE MOVIE

この構図は上手い


押井守監督の傑作パニックムービーだ。一見ロボットアニメ(まあ事実そうなんだが)なのだが、このシリーズ、レイバー(作品のロボットのこと)はオマケに過ぎない……というかフックであって主題は人間ドラマだ


それでは………ネタバレなしのあらすじを

1999年の東京では、人型作業ロボット"レイバー"が工事現場や警察で導入され活躍していた。また、湾岸ではそのレイバーを多数稼働させて東京湾改造計画"バビロン・プロジェクト"が遂行されていた。その頃、レイバーの暴走事故が相次ぎ、警視庁特車二課は計画的犯罪であることを知るが、その実行日はすでに迫ってきていた

Google検索より


かなりざっくりしたあらすじだが、あまり細かく書くとネタバレになる。こちら1989年の作品で、その10年後の近未来を書いている。当然世界はこの通りにはならなかったわけだが、当時では一般的ではなかったものを先進的に取り上げている。特にオペレーションシステム、OSはWindows95で当たり前になったが、当時はほとんどの人が意識してなかった

物語のキーたるOS
「HOS」の起動画面
それっぽいのがまたなんともいえない


それが物語のキーになる、というのがまたこの作品の良さだ。今回の事件にどう迫るのか、それぞれの立場、それぞれのやり方で立ち向かう、それがこの映画の見どころだ。メインの謎解きパート、クライマックスのアクションパートとどこをとっても面白く、また大変よくできている

クライマックスはドンバチ!
ここはひたすら爽快感がある
何とやりあってるかは………見てのお楽しみ!


ちなみにオマージュとして使っている映画は、あの「踊る大捜査線」のスピンオフ作品「交渉人 真下正義」だ。カラスの群れその他、大変多くのシーンを使っている。私も初めて見た時にあまりのパトレイバー感を感じた


もう1つの押井守作品、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」は「MATRIX」の元になっているし、やはり世界に影響を与える作品ではあるのだ。どちらの押井作品も素晴らしいが、なかなか日本では観る人を選ぶ、というか観てみようとなりにくい


この機会に是非とも観てもらえたらと思う。是非とも!

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