【理科雑学1】水と時間と
今までやりたかったんだけど、なかなかチャンスがなかった新コーナー。今後義務教育を徹底的に分解しようとしてるので、こういうアウトプットも実験としていいなと考えてる。今回は理科(というか科学)から話してみたい。あくまで雑学なので、気軽に見てもらえたら嬉しい
さて、早速だが質問。水は何度で個体になって、何度で気体になるだろう?
ん?お前バカにしてんの?というお叱り声が聞こえてきそうだ。0℃で氷となり、100℃で水蒸気になる、当然の話だ
じゃあなんでそんなキリがいいんだろう?0で始まり(なのかな?)100で終わる…………てか当たり前なのだが、基本水はそれ以下にもそれ以上にもならない、というのはみなさんご存知………だよね?なんとなく不安になってきたが、それはともかく元の話に戻ろう
正解は………温度の基本は水だから、だ。水を基準に摂氏は設定されている、なのでわかりやすい(だから日本で一般的じゃない華氏は、我々には大変に分かりづらい)
ここまでが前振り………そんな水が0℃を下回ったり、逆に100℃を上回ることがあること、みなさんは知っているだろうか?これらの現象は
過冷却と過沸騰
と呼ばれる。あくまで諸条件が整った状態で冷却や加熱をしたら、ではあるのだが、そうした現象が起きる。過沸騰はわざと作ることはほとんどない(大変危険だし)が、過冷却は商品へ利用されていたりする
場所は限られているのだが、過冷却の三ツ矢サイダーが自販機で売られているのだ。また私の記憶が確かなら、コカ・コーラも一時期売っていたと思う。これ、面白いのは両方炭酸飲料であることだ
キンキンに冷えてるのはもちろんなのだが、蓋を開けると他では有り得ないことが起きる。ジュースの一部が一気に凍るのだ。これはキャップを開けると炭酸が外に出る、その刺激で過冷却の水分を正常の状態に戻すことになる。結果0℃を下回っている不自然を解消するため、水温が上昇し結果一部が氷となるからだ
水の最低温度は0℃…………この常識がどんな場合でも通じると思っていると、この現象は理解ができない。中が一気に氷に包まれる(だから冷えたまま飲める)のは、なかなか面白い光景だ
さて、タイトルもうひとつの話、時間について。これ、詳しくやると特殊相対性理論の話だから分かりにくいと思う。ので、難しいことは抜きにして、簡単に話したい
多くの人々が「時間は誰でも同じスピードで過ぎている」と思っているだろう。でもこれ、大きな間違いだ。実際は速いスピードで動いてるものは時間の進み具合が遅くなる。ってもちろん人間が今持ってるものでは大きな差が出たりはしない
それでも、だ。飛行機のパイロットなどはごくごく僅か、誤差の誤差の範囲内ではあるものの、我々よりすこーしだけ時間の流れが遅い。まあ認識できる範囲じゃないので、長生きしたいからパイロットやるぜ!というのはあんまりおすすめしないが(別の理由で長生きしにくいのだ)
もっと分かりやすいものだと、人工衛星になるだろう。特にGPS衛星だ。あれは飛行機より遥かに速い。なにせ秒速7.9キロで動いているのだから、ジェット機など比べ物にならない。そうすると時間の流れには地上と差が起きるわけだ。となると………そのまま観測し続けると誤差ができてしまう。そこで登場するのが「相対性理論」というわけだ
これ以上詳しくやっで混乱するだけなので、「そうなんだ〜」だけで構わない。要は身近でも時間は絶対基準ではなく、また相対性理論は我々の生活に思ったより活用されてる、ということだ
今回は水と時間を取り上げた。これは
当たり前と思っていたことが
実は全然当たり前じゃなかった
という、科学的事実を知っておいて欲しかったからだ。まさか水も時間も、当たり前だと思っていたことが通用しないことがある………つまりは
当たり前は全く当たり前じゃない
ということである。常識なんてあっという間に崩れてしまう。だからこそ、常に
常識を疑うこと
が大切になる。この世の中に絶対!と言えることは本当に少ない。世界の理でさえこれだ。人が作ったりした常識やらなんやらなんて、完璧であろうはずがない
今回は義務教育からは少し外れたけれど、それでも学校で教わったことの延長線上にはあるだろう。その知識があることを前提とした上で、その中で数字や記号として使っているものが絶対の存在じゃない。それがわかって貰えたらと思う。とはいえまず理科の知識があってこそ、なのは間違いない、ひとつの正解ではあるのだし
今後もこうした雑学系記事を多く出していきたい。もちろん素人の話なので、これも完璧からは程遠い。何か問題点などあれば是非コメントなどで私の無知を指摘して貰えたらなぁと…………
間違ってもいいから、楽しく勉強してみよう!!