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今日の一冊 その15

今長文を書いていたりするのだが、ちょっと身体がしんどい状況でなかなか終われない。なので少し落ち着くために先に1冊をご紹介したい


って今日の1冊もそんなにライトじゃないのがなかなか悩ましい。まあそれでも爽快感は少なくともあるだろう、そんな漫画である。世の中時代が変わって、新しい職や業務が現れることがある。中には最先端のIT系の仕事やAI関連などもあるが、以前では考えられなかったものも出てきている


今回の本で扱う業務もそうした職業の一つだ。それでは今日の1冊をご紹介、こちら!




外本ケンセイ
さよならブラック企業 第1巻
第1話 「退職」は逃げですか?

第9話 「働く」意味ってなんですか?

主人公の熊本弁がすごくいい
女性の方言ってなんだか素敵に感じる



「退職代行」のお話。特に4月にワイドショーなどを大いに賑わせる「新しい仕事」だ。最近はやたらと多くなった気がする。以前は私自身どうなのか?と思っていたのだが、今ならよくわかる気がする


綺麗な絵の中にある、ブラック企業の内容とそこで働く人々………なかなか難しい関係性だ。そりゃまあ今(というか昔からもたくさんあったけれど)ろくでもない会社は数多い。そこから退職を代行する仕事が出てくるのは、決しておかしなことでは無い


さてネタバレなしのあらすじを

辞めたい…けれど辞められない…パワハラ・過重労働・不当賃金・極悪ノルマ…無法地帯のブラック企業から逃れることはできるのか!?闘う女弁護士・不知火と見習い・水城リコが綴る”仕事”の真意を問う労働譚!「辞める」仕事は逃げじゃない!

漫画の中でも今回取り上げられたところは、主人公リコがブラック企業コールドリーマーをクビになり、そのキッカケとなった女弁護士不知火基子の見習いとして、退職代行業に身を置く話。こういう引っ張る目標がいてくれるというのは、やはり幸せなことだと思う


リコのように言うべき時に言える人間ばかりじゃない。実際苦しくても苦しいと言えない人の方が多いだろう。もちろんなんでもかんでも辞めればいいとは思わない。だがしかし、自分を犠牲にしてまで働かなきゃいけない仕事はない。この辺りの線引きは難しいが………それでも退職代行使ってでも逃げなきゃ危険なこともある


私自身ブラック企業に務めていたことがある。とはいえ私には直接的な被害はなかった。せいぜいが労働時間が12時間越えが当たり前だったくらい(ってその基準がおかしいのだが)だ。営業だったから成績を上げていれば、社内で余裕をもって遊んでることさえできたから。そして私自身部下を詰めることは一度もなかったので、そういう意味ではブラック化はさせなかった


まあ成績上げられないと、どうしても居づらくはなっていたわけだが…………引き止めもそこまでではないし、ぶった斬るようなこともなかったから、少なくとも営業所は真っ当だったと思う。私自身は体調不良で退職したものの、そこも揉めることはあまりなかったし……………


だが今は時代も変わったし、時が経ってますます厳しい環境にもあるだろう。不正規雇用も増えているわけで、そりゃ無理してでも正社員で頑張るのもわかる…………どちらにせよ、この漫画が刺さる方はいるだろう。是非とも読んでみてほしい!

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