2度目の面接と常磐線と（長文）
またまた仕事の話。今回はケーズデンキでの話だ。あれ？「クレームと青白い怒りと」はどうしたって？あれはこの後に続きを書きたいと思う。この話の方を先にするのがいいかなーとか考えたからで、あっちを書き続けるのが面倒だったからじゃ決してない！………ないよ………無いはず………多分
この記事はその頃の話
実際クレーム話については書きやすいのは書きやすい。だって着地点まで考えてるわけだし。でも今回の記事は（今となっては）ネタになる話だし、なかなかな不条理な話でもある
私がかつてケーズデンキにいた話は引用記事で書いた。そこでの話だ。グランドオープンに合わせた人材募集だったのだが、私が受けたのは第2次募集。そのため社員登用はそこではなし、いくら評価されても準社員としての採用だった。とはいえ当時勤めていたのはウルトラブラック企業、ホワイト急便の代理店だったからだ
なかなか楽しい店だった
私の中では明確な線引きがある。人を大事にしない会社にはいられない。どんな会社でもこれがヒドイ会社には長居しないことにしていて、この代理店はあらゆる意味でひどかった。それよりは家電販売は経験済みだし、楽しい仕事だと認識していたのだ
面接では本当に感触もよく、こちらとしても楽しそうだし、面接官も社員とできないのは残念だけど………という雰囲気。まあそれなり以上に自信もあったので、かなり冷静に話もできたと思う。結果はもちろん採用。本当に嬉しかった記憶がある。そしてあっという間にホワイト急便は辞職した
最初は戸惑うことばかり。ビックカメラとあまりに違う環境だったから仕方ない。しかも、だ、いろいろな出来事があった上で、私はその店では初めて設置されるPCサポートに配属となった。何すりゃいいのかも分からない中、いきなりだから尚更だ
なので自分でポジションの存在意義を考えることになった。そして出した答えが
PC売り場の業績アップのため
だった。サポートするのも修理受付するのも、電話対応もクレーム対応も、全ては他の販売員が販売に専念する為だと考えたのだ。で、今思えばかなりプラスアルファのことまでしていた。そりゃ負担減のためにいるわけだから、して当たり前だと考えたからだ。その為かはわからないが、どんどん売り場の成績は上がっていた（そうだ）
で、とある日、社員のお父様が亡くなった。私は絡みが少なかったものの、白洋舎の時にお母様と同僚だったのだ。世の中狭い………それもあり、葬儀に参加させていただいた。雨の降る日、開始前にタバコを吸っていたら店長がやってきた。みんなで挨拶………すると突然私に声がかかった
しろがね君は○○日は休みかな？
何故自分だけ？でもその時は何も考え（られ）ず、はい、休みですね、と答えた。その答えは、あ、そう………おしまい。え？？なんのこと？？全く意味がわからない
そして翌日（じゃなかったかもしれないが）、フロア長から社員登用の話をされた。店で唯一私だけだ。当時会社や仕事自体に不満はなかったのだが、如何せん準社員の給料は安すぎた。なので転職せざるを得ないかなぁと思っていた矢先なので嬉しい話だ。で、その面接の日が○○日だったわけだ。いやー店長、そこまで教えてくださいよ………なんだかわからないじゃないですか………
まあでも有難くその日の準備なんかはしていたのだが、前日夜のこと………その日は休みだったがいきなりフロア長から電話が…………
履歴書書いた？
まさに青天の霹靂だ
え？？最初（準社員に採用時）に出したしいるの？ひとっことも聞いてないけど………焦って説明したが、どうやら必要らしい………大慌てで買ってきて記入開始。私の場合職歴も資格も山ほど書かなきゃならないから、かなり苦痛だ。しかも当時はまだまだ筆圧が高い状態、書くってこと自体が苦手だったりする（これもまた記事にしたい）
そして完成………とはいかず、写真が残ってる。今みたいに簡単にいかないので、証明写真で撮るしかない。朝途中で撮って切って貼って、という慌ただしさ
そして上野からは常磐線で行くことになる。が、場所は本社のある水戸だ。やたら遠い…………その距離を私は各駅停車で乗っていった。行程約3時間………東海道線も含めると4時間は電車の中だ。いやーしんどい！めっちゃ辛い時間を過ごし、食事を摂る余裕もなく（というか当時の水戸駅南口にはめぼしいところがなかった）、そのまま本社へ
今みたいにスマホあればまだ良かったのだが………
早速面接………と思っていたら、いきなりやらされたのは適性検査。つまりはIQ測定みたいなもんだ。もちろん得意なのでそれ自体はいいのだが、え？店長（ちなみに取締役）から推薦なんだけど、こんなのやるの？何にも聞いてないぞ………と思った
そしてやっと面接開始………なのだが、一向に呼ばれない。一番遠くから来たのは私なはずなのだが、優先されるのは水戸本店とかのメンバーばかり。私が呼ばれるのはかなり後のことだった。そして部屋に入り挨拶もこなした後、人事の方と向かい合ったのだが…………開口一番
最初面接でお話しましたよね？
じゃあもういいですか！
時間ドロボー！！
……………いや、確かに最初の面接の時話したのはこの方でしたよ、そりゃ。でもね、ドタバタ履歴書書いて遠くから（各停で）きて、飯も食わずに長々待ってて、それ？ありがたいが、苦労はなんのため？と思わずにはいられない
そしてもちろんダメ押しは店長推薦だったこと。そう、始まる前に登用は決まってるわけだ。形式が必須というのはわかるけど、ものすごいハードな2日間だったのに、あっさり2度目の面接はおしまい。ありがたいのかありがたくないのか、個人としては納得しにくい時間は終わ…………りではもちろんない。ここから4時間かけて帰るのだから………
そして翌日…………副店長と朝一緒になってたので、当然面接の話になったのだが、常磐線の話をした時にビックリした顔で、
え？なんで特急使わなかったの？
確かに止まってたよ、上野駅に
でも当時特急使う発想がなかった
（今は容赦なく使ってる）
え？むしろ使ってよかったの？なーんにも聞いてないから、そりゃ各停で行くもんだと思いますよ。大混乱してると、水戸まで電車で行く時は特急使っていいそうな………
そういうの早く言ってよ〜
ホントにこういうことはあるんだよなぁ
ケーズデンキ、本当に家電量販店としては珍しく健全すぎるホワイト企業だ（もちろんハラスメントとかもありはするが）。（昔の）ビックカメラとは雲泥の差があった。が！こと大切なことの伝達は穴だらけ^^;いやーそりゃ勘弁して欲しい。最初の店長の言葉からして足りてないし、フロア長も説明不足すぎる。もちろんその2人が足りてなかっただけかもしれないが
そこからだ、私がやたらと報連相を重視するようになるのは。落ち度を極力減らすようにしたから、実際自分初の問題を起こすことはなかった。結果オーライだね！……なわけがない。だって、それがある前から（営業やってたのはもっと前だし）報連相はやたら多かったのだ。水戸行きがある相当前からきちんとしてたのだ
教訓
人に指示する時は事前に
きちんと必要なことは伝えよう
………なんか小学生や中学生に話してる気分になるな^^;