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や! どや? と自慢できるのが宿屋の主やねん。

関西弁の駄洒落なのですが、あちこちから買って来たもので作り上げるのではなく、創り上げていくものが宿屋だと思うのです。館をつくり、館に入れるものをつくり、館で使うものをつくり、そして地域までつくるべきだと思うのです。

朝食の定番、湯豆腐の器をつくる。

初期の湯豆腐の器、ずいぶん傷んできた。でも中はステンレスで出来ているから全く問題はないし、よく見るとこの容器は凝った造りになっている。新たにオーダーしたら高いだろうなあ。そこで傷んだ外側を新たにつくる事にした。

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まずイメージを描いて、椅子作家の迎山直樹君に頼んだ。豪華列車の家具作家でもある。リンクを開いてもらうと彼が出演したNHKのテレビ番組にリンクしています。

洗ってみた。

外箱が出来上がるまでに中のステンレスの器を磨くことにした。薬局で徳用のクエン酸と重曹を買って来た。
濡れていると綺麗に見えるのだが乾いてくると水垢が浮き出てくる。そしてまた磨く・・・という事で繰り返し磨きあがた。その数23個

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オーダーしたのは10月の始め「年末までにはつくって欲しいと約束をしていた。」

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「ロゴを入れますか?」と迎山君から連絡が来た。そうか昔の器は焼き印をつくって僕が押した事を思い出した。今はレーザーで細かい文字も入れられる。

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ロゴが入れたらしまるなあ!
右隅に入れるか!?
インバウンドも意識して漢字とアルファベットで入れる事にした。

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約束通り年末に納品された! おおきに!

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ものづくりは続く!

納品されて、その場で下の絵を描いて次のオーダーを出した。

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「正月までには無理ですよ!」「ええよ!」

こんな感じで彼に色々つくってもらっています。

お客様方から「これどこで売っています?」って聞かれることは多いけど、色々つくっています。この器を使って提供する黒豆の豆腐も、それなりに作り上げたものです。







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