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温泉街におけるDXの未来

サービス向上の為に顔認識ソフトを導入したら・・・・
温泉街の解決できない問題解決につながり、我々サービス業の残念な出来事が回避できるだろう。
・・・と思う。

コロナ感染症対策。非対面フロント。ルームキーの紛失・・・
その様な解決策の一つとして、顔認識システムを導入した。

困った事から、サービス向上

客室のカギがないとお客様を名前で呼べない。つまりカギで部屋番号からお客様の名前を知り「○○様」と呼ぶことが多い。
昔の様に朝から晩までフロントで一人の人間が対応していれば良いが、労働時間の問題などで人が入れ替わる。
毎回、色々なスタッフが「お名前は?」と聞くのも問題だ。御所坊の部屋を電子キーに取り換えキーレスにしたら、そんな問題が生じて来た。

顔認識システムをネットで検索して、ある会社に声を掛けた。
担当者がやって来て、犯罪防止の為に顔認識システムが使われているが、サービス向上に使う発想がなかった。是非一緒に開発からやらして欲しいという事になり、開発を進めた。

顔認識システムは本屋さんでは、会社間を越えてデーターをやり取りしている。万引き犯の情報を共有しているのだ。といっても犯行現場を押さえないといけない。ずっと後を見張るわけにはいかない。そこで万引き常習犯が入店すると顔認識システムが「万引き常習犯がやって来た!」と認識し、警告を発する。それで店長が「いつもお世話になっています。」とその常習犯に声を掛けるのだそうだ。そうすると常習犯は見られていると認識し万引きできないので、すぐに退散するそうだ。

この逆で、御所坊ならば花小宿や御所別墅等と情報共有して置けば、リピーターには「いつも御贔屓賜りありがとうございます。」と言えるし、色々サービス向上につなげられる。

チェックインの際、お客さんの顔と名前を登録しておけばフロントの所に来ると、〇〇さんだと分かる。一つの手品の種みたいなものだから、どう見せるかが大事だと思う。

また、この顔認識システムは車両ナンバーを読み取る機能が付いている。
お客様の車が敷地内に入った時点から、お客様を認識できるので玄関で「○○様、お待ちしておりました。」というようなことが出来る。

温泉街の解決できない問題。

温泉街の中を歩行者天国にしたいという所は多い。しかし地権者の1軒でも反対があると難しい。生活道路から車両を締め出せないのだ。
ドイツのバーデンバーデンの街中で見かけたのだが、道路の真ん中にポールが立っていて車両通行止めになっている。
しかし路線バスが近づくと、そのポールが自動的に下がりバスを通す。バスが行き過ぎると再びポールが上がる。
これをライジングボラードという。


これと車両認識システムを組み合わせて、許可車両だけを通す。朝夕の一定時間は下がりっぱなしで、納入業者などを通す。
必要ならば、ホテルからお客様の車両ナンバーを送信すると、その日の前後2日間は、その車両を通す事も可能だそうだ。

だったら有馬の湯本坂や、瑞宝寺公園などの交通規制もすぐに行うことが可能になる。

業界の犯罪防止とサービス向上

顔認識システムの導入が進み情報が共有できれば、無銭飲食やクレーマーなどの旅館間の情報共有が出来き、本屋さんの様に防止策をとる事が出来る。

また御所坊が加盟している「日本味の宿」などの旅館グループで、お得意様情報が共有できる。

こういうシステムを使っているという事が周知されると、ドライブレコーダーなどの普及に伴い、あおり運転などは減少と同じように、旅館に対する過剰な要求する客も少なくなり、働く人のストレスの軽減になり、雇用が安定すると考えられる。

最近、「サービス向上の為に、この電話の会話を録音させて頂きます。」という音声が流れるのと同じように、「サービス向上と犯罪防止の為に顔認識システムを使用しています。」とHPに記載しておけば良いという事だそうだ。

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